京セラドキュメントソリューションズ株式会社(社長:長井 孝、以下:当社)は、8月29日(土)に神奈川県県民センターで開催される「言語聴覚の日 in かながわ2026」に出展し、字幕表示システム「Cotopat
Ⓡ(コトパット)」の最新機能「リアルタイム図解機能」を参考展示します。
Cotopat ScreenとCotopat Mobile
本展示会は、一般社団法人神奈川県言語聴覚士会が主催し、失語症当事者やその家族、言語聴覚士、医療・福祉関係者などが参加するイベントです。当社は、スクリーンタイプの「Cotopat
ⓇScreen」と、持ち運びができるモバイルタイプの「Cotopat
ⓇMobile」に搭載予定のリアルタイム図解機能を本展示会で紹介し、医療・福祉分野における新たなコミュニケーション支援の可能性を提案します。
リアルタイム図解機能は、会話内容をリアルタイムで要約・図解化し、視覚的にわかりやすく伝える機能です。失語症者の支援現場で活用されている「要点筆記」の考え方を取り入れ、神奈川県言語聴覚士会や失語症当事者との継続的な対話を通じて開発を進めてきました。これまで現場での評価やフィードバックを重ねながら改良を続けており、失語症のある方だけでなく、高齢者や外国人、聴覚障がい者など、多様な利用者への活用が期待されています。
左:従来の画面、右:要点筆記の考え方を取り入れた図解表示のイメージ (上:字幕なしの画面、下:字幕ありの画面)
■特長
1. 会話内容をリアルタイムで図解化し、理解を支援
会話内容をリアルタイムで解析し、要点を整理しながら視覚的に表示します。失語症支援の現場で活用されている「要点筆記」の考え方を取り入れ、一度に多くの情報を理解することが難しい方でも、会話の流れや重要なポイントを把握しやすくします。 長い説明や複雑な会話を、そのまま文字化するだけでなく、日時や場所、手続きなどの重要情報を整理して表示します。医療機関での説明や行政窓口での相談など、正確な理解が求められる場面で円滑なコミュニケーションを支援します。
2. 多様な利用者に対応
失語症のある方への支援を目的として開発を進めてきましたが、高齢者、外国人、聴覚障がい者、発達障害のある方など、情報を視覚的に理解することを必要とする幅広い利用者への活用が期待できます。
3. 現場との共創により開発された機能
神奈川県言語聴覚士会および失語症当事者との継続的な意見交換を通じて開発・改善を実施。実際の支援現場の声を反映しながら機能の改良を重ねており、利用者目線での使いやすさを追求しました。
■神奈川県言語聴覚士会 信夫 晶子さんの声
話した言葉をそのままリアルタイムで文章化する——これはAIが得意とする技術ですが、情報量が多すぎるとかえって理解の負担になるという課題がありました。相手に本当に届く支援に必要なのは「リアルタイムな要点筆記」です。しかし、文脈を正しく判断・評価して要約することは、AIにとっても決して容易ではありません。この難題に向き合い、現場とともに創り上げたCotopat
Ⓡは、失語症のある方はもちろん、高齢の方や外国人、聴覚障がいのある方など、情報を視覚的に理解したいすべての人にとって優しい技術です。AIを利用したコミュニケーション支援の“最新地点”を、どうぞ皆さまの目で確かめてください。
■開発者 山本 康司さんの声
私たちは、単に会話を文字化するだけではなく、相手が理解しやすい形で情報を伝えることを目指して開発を進めてきました。リアルタイム図解機能は、神奈川県言語聴覚士会の皆さまや失語症当事者の方々との対話を重ね、現場で活用されている要点筆記の考え方や実際のフィードバックを取り入れながら開発してきた機能です。今後も、誰もが安心してコミュニケーションできる社会の実現に向けて、開発を続けてまいります。
■展示会概要