国立大学法人東北大学 研究推進・支援機構 知の創出センター(東北大学研究担当理事・副学長/東北大学研究推進・支援機構 知の創出センター長杉本亜砂子)とアクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社(代表取締役社長兼CEOクリストフ・アヴネル)は、2026 年 5 月 29 日、産学連携によるイノベーション創出を通じた社会的課題の解決を目的として、組織的連携協定を締結しました。
<協定締結式の様子:写真左から、東北大学 研究推進・支援機構 知の創出センター長 杉本 亜砂子、
アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社常務執行役員兼チーフプロダクトオフィサー 河島 鉄郎>
【詳細な説明】
1.協定の概要
(1)協定の目的
本協定は、2021年以降両者が培ってきた協働の実績を基盤として、保険を軸としたリスクマネジ
メント、データサイエンスの領域において知の創出と社会に価値をもたらす人材育成を通じて、
地域社会および国際社会の持続可能な発展に貢献することを目的としています。産学の連携を通
して研究成果を社会に還元し、産業振興と社会全体の発展、イノベーション創出を目指します。
研究開発・人材育成など相互協力が可能な全ての分野において、互恵の精神に基づき、持続的・
組織的な連携協力を推進していきます。
(2)協定の有効期間
2026 年 4 月 1 日から 2029 年 3 月 31 日までの3年間とし、以後は別段の申し出がない場合、さ
らに 1 年間ごとに更新します。
2.連携協力活動の基本方針
(1)教育・研究力の強化
保険・リスクデータサイエンス分野における学際的研究および教育活動を推進し、大学の研究力・
教育力の高度化を図る。
(2)社会における保険の役割の探究と発信
社会的リスクの多様化・高度化を踏まえ、保険の果たす役割について学術的・実務的観点から研究
を行い、その成果を社会へ発信する。
(3)グローバルかつ実践的な人材育成
次世代の研究者、専門職人材、実務人材の育成を目的とし、国際性と実践力を備えた人材の育成を
推進する。
(4)地域の課題解決と地域経済の活性化
東北地方を中心とする地域社会の課題に対し、産学官連携による実践的な解決策を模索し、地域経
済・社会の発展に寄与する。
(5)社会貢献活動の推進
文化・学術・スポーツ等を含む幅広い社会貢献活動を通じて、大学と企業の社会的責任を果たす。
3.連携協力事業の具体的な活動
(1)東北大学における教育活動
・ 数理科学共創社会センターを通じ、数学系の学生を対象とした保険数理・データサイエンスに
関する教育活動を実施
・ 経済学部・経済学研究科において、保険経営・保険制度等に関する講義・集中講義・特別講義
を実施
・ 保険業界・業務理解を目的としたセミナー、業界研究プログラムの実施
(2)共同研究活動
・ リスクマネジメント、社会的リスク、社会貢献投資等に関する共同研究の推進
・ アクサ・ヒューマン・プログレス財団に関する広報および研究支援の促進
(3)地域課題解決・社会連携事業
・ 東北大学 研究推進・支援機構 知の創出センター「未来社会デザイン塾」への支援による地域
課題解決型人材育成
・ 東北地域に根差した実践的研究・社会実装の推進
(4)社会貢献・アウトリーチ事業
・ 協定の趣旨に沿った公開講演会・特別講演会の開催
・ 保険の社会的意義やリスクへの備えに関する市民向け発信
4.連携協力事業の東北大学内の協力機関
本協定に基づく活動は、東北大学研究推進・支援機構 知の創出センターとアクサ・ホールディング
ス・ジャパン株式会社の協議に基づき遂行されます。
東北大学における活動は、以下の東北大学内協力機関が連携し、学内会議等を通じて進捗確認・方針
共有を行いながら、計画的かつ継続的に推進します。
東北大学内協力機関:
・ 数理科学共創社会センター(MathCCS)
・ 経済学部・経済学研究科
・ 東北メディカルメガバンク機構(ToMMo)
・ 東北大学・海洋研究開発機構 変動海洋エコシステム高等研究所(WPI-AIMEC)
5.協定に至る背景
東北大学においては、理学研究科における保険フォーラムが、2014年、2016年、2021年に行われ
るなど、保険に関する教育研究は脈々と行われてきました。
2021年には、東北大学 研究推進・支援機構 知の創出センター(TFC)とアクサ生命保険株式会社と
の間で協働プログラム(デジタル社会における保険イノベーション)に関する覚書が締結され、アク
サ生命保険株式会社の寄附による、3年間(2021年10月より2024年9月まで)にわたる東北大学 研
究推進・支援機構 知の創出センターとアクサ生命のTFC×AXA協働プログラムが実施されました。
2021年にキックオフシンポジウム「デジタル社会における保険イノベーション」を開催し、2024年
度まで、集中講義「リスクデータサイエンスと保険」、保険キャリアセミナーおよびアクサ スチュ
ーデントワークショップ、経済学部 特定専門科目 特別講義「生命保険経営概論」、保険数理セミナ
ーを開催してきました。
公開講座の開催実績:
2022年「個別化ヘルスケアを作るビッグデータ ~コホート・バイオバンクの利活用」
2023年「東北沿岸地域の海洋生態系の変化と漁業・水産業の未来づくり —東日本大震災の経験から
の学びを地域の未来づくりにどのように活かすか—」
2025年以降もこの実績を引き継いで、TFCが仲介する形で、OLIS生命保険寄附講義 集中講義「リス
クデータサイエンスと保険」、アクサ生命の支援による経済学部 特定専門科目 特別講義「生命保険
経営概論」、同「業界研究セミナー」を実施しています。
東北大学 研究推進・支援機構 知の創出センターについて
東北大学は知の創出センターを日本初の本格的訪問滞在型研究センターとして2013 年に立ち上げ、「知のフォーラム」のテーマプログラムやジュニアリサーチプログラム等の事業を推進しています。 2020年11月より、知の創出センター内の部門として未来社会デザインハブを設置しました。 さらに、未来社会デザインハブの活動をさらに発展・深化させるべく、その後継部門として、2023年4月に未来共生デザインラボを設置しました。
未来共生デザインラボでは、サイバー×フィジカル空間を活用した「人間との共生」「自然との共生」「技術との共生」という三つの課題領域に沿った多様なプログラムを企画することで、 企業とも連携しつつ、人間・自然・技術が調和する未来の共生社会像を描き出し、現代社会において解決すべき具体的課題を発見することを目指して活動します。
アクサ・ホールディングス・ジャパンについて
アクサ・ホールディングス・ジャパンはアクサのメンバーカンパニーとして、2019年に設立された保険持株会社です。傘下にアクサ生命、アクサ損害保険の2社を擁しています。
アクサグループについて
アクサは世界52の国と地域で156,000人の従業員を擁し、9,200万人のお客さまにサービスを提供する、保険および資産運用分野の世界的なリーディングカンパニーです。国際会計基準に基づく2025年の売上は1,155億ユーロ、アンダーライング・アーニングスは84億ユーロにのぼります。アクサはユーロネクスト・パリのコンパートメントAに上場しており、アクサの米国預託株式はOTC QXプラットフォームで取引され、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)やFTSE4GOODなどの国際的な主要SRIインデックスの構成銘柄として採用されています。また、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)による「持続可能な保険原則」および「責任投資原則」に署名しています。*
*アクサグループの数値は2025年1月~12月の業績です。