田園調布学園中等部・高等部の「土曜プログラム」 -- 平成26・27年度文部科学省土曜授業推進事業

大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。

田園調布学園中等部・高等部(東京都世田谷区)は、2015年から新しい「土曜プログラム」をスタートする。これは、2002年からリベラルアーツとして開講している「土曜プログラム」をさらに進化・深化させたもの。学年ごとに学ぶ「コアプログラム」8回、一人ひとりが興味・関心に応じて選択する「マイプログラム」8回の年間16回で実施。卒業生や保護者、大学の教員、企業の経営者などが講師を務める。2014(平成26)年度には、文部科学省の土曜授業推進事業に私立学校で唯一認定された。


 「土曜プログラム」は、講師はそれぞれの分野の専門家の方々で、大学の先生、企業経営者の方、ネイティブスピーカー、地域の方、卒業生、保護者など多岐にわたり、グローバル社会を生き抜くための「21世紀型スキル」を身につけることを目的としている。

■コアプログラム
 同校の3期分けに応じ、各学年のテーマを設定。そのテーマに沿ったさまざまな体験を通して思考を深め、それらを発表・表現することでプレゼンテーション力を鍛える。年度末には中等部1年生は高等部1年生の、中等部2年生は中等部3年生の発表を見学するため、他学年も巻き込んだ発表形式を工夫する。6年間でステップアップするプログラム。
<第1期 新しい世界を体験し、知的好奇心を膨らませる>
○中等部1年生 テーマ:幅広い知識/知的好奇心
 5つのテーマをクラス単位で体験。知的好奇心をふくらませ、興味関心を広げる。
・ネット社会におけるコミュニケーションを考える~情報化社会を生きるために~ ・「自分を知る」ワークショップ~自己の深化~・多摩川のフィールドワーク~地域を知る、歩く~・障碍をもつ人とともに生きる~音のない世界を知ろう~・ユニセフハウスの見学~開発途上国の子どもたちの現状を知る ~
<第2期 グローバルな視点から、キャリアデザインを描く>
○中等部2年生
 山形県酒田市での体験学習をきっかけに、日本の食文化を知る。
 私たちの健康をつくり、これからの地球環境を考える上でも大切な「食」についての考えを深める。
・稲作体験・苗植え → 収穫 → 脱穀 → 精米 → 調理食と健康についての講座
○中等部3年生
 さまざまな「しごと」を知ることで、自分と社会の関わり方について考え、将来の自分を描く力を身につける。
・キャリア教育・一日校外学習・職場訪問で得た学びや考えを共有して深める・社会人と対話し、職業について考える・企業による出前授業・講演
○高等部1年生
 視野を世界に広げ、グローバル社会を生き抜くために必要なスキルを身につける。AまたはBを選択。
A世界を舞台にしたキャリアデザイン
【イノベーション・コンテスト】・グローバル社会で必要とされる企画力、グループワークを身につける・世界で活躍した方を招き、ワークショップ形式で実施
B語学を切り口として世界を知る
【中国・韓国・フランス語・ドイツ語・イタリア語・英語】6言語の中から1つを選び、言語の習得にとどまらず、ネイティブスピーカーの講師からその国や地域の文化、歴史などを学ぶ
<第3期 教科横断型の学びから、表現力を磨く>
○高等部2年生
 小論文作成を通して、論理的思考力と文章表現力を鍛える。さまざまな種類の課題に対して、多様な視点・論点から考察し、学びを深める。
・思考力・論理力・表現力を身につける 書くために必要となる知識を深め、自分の意見を整理し、的確に主張する力を身につける
○高等部3年生
 6年間の集大成として、「知を拓く」と称し、大学受験にとどまらず、生涯にわたり学ぶ力につなげる。
・各教科の特色ある講座から自由選択【例】英語 Think, discuss and clearly express ideas./数学 受験の先にもつながる教養数学/理科 実験を中心に、さまざまな角度から現象を捉える

■マイプログラム
 171講座から自由に選択し、興味・関心を深め、視野を広げることを目的としている。昨年度までの8分野を5分野に再編し、学年ごとに推奨講座を設け、コアプログラムと連携して、より体験・知識を深められるようにした。他学年との協働により刺激を受ける。
 また、2015年度から、すべての講座に到達目標を設定。「これができるようになる I can do it!」が分かるようにした。
【講座と到達目標例】
○1分野 世界を生きる~語学・伝統文化・メディア~
・国連の窓から世界を見る
 女性の視点で現在の世界の課題、平和、人権問題を考え、自分の意見を発信することが出来る。
○2分野 社会とつながる~総合文化・フィールドワーク~
・はじめての経営学
 身近な会社の「なぜ?」を考えることで会社の経営や仕組み、論理を学び、経営という視点から物事を考える。テーマ例 :「iPhoneはなぜ売れたのか」
・生き方入門~終末期医療とリビングウィル~
 人がよりよく生きるとはどういうことかを学ぶ。
 日本・世界の終末期医療の現状とあり方を学んだり比較したりすることで、終末期医療や尊厳死について自分の考え方を述べることができる。
○3分野 健康なからだをつくる~スポーツ・健康~
・卓球~テーブル・テニス 愛ちゃんに続け~
 卓球の基本的なルールを覚え、ダブルスの試合を行うことができる。
 学年に関係なくゲームができるようなコミュニケーション能力を身につける。
○4分野 身の回りの不思議にせまる~科学・技術・環境~
・やってみよう天気予報~天気で国際交流~
 外国人の気象研究者と交流し、世界の気象に目をひらく。日本語・英語を使って、気象を話題として、さまざまな人と交流できる。
○5分野 知を拓く~学びの講座・受験講座~
・ネイティブ講師による英語特別講座
 英語で考え、社会で通じる会話レベルと、自分の考えを明確に英語で表現する力を身につける。授業はすべて英語で行われる。

●田園調布学園中等部・高等部HP
 http://www.chofu.ed.jp/

▼本件に関する問い合わせ先
 田園調布学園中等部・高等部
 東京都世田谷区東玉川2-21-8
 TEL: 03-3727-6121
 FAX: 03-3727-2984

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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組織名
大学プレスセンター
ホームページ
http://www.u-presscenter.jp/
代表者
田所 浩志
資本金
1,000 万円
上場
非上場
所在地
〒102-0084 東京都千代田区二番町11-7住友不動産二番町ビル1階
連絡先
03-3515-3591

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