~REYO(横浜市再利用材プロジェクト)を活用して旧校舎を1/150サイズの模型で再現
株式会社博展(本社:東京都中央区、代表取締役社長:原田 淳、以下、博展)のサステナビリティ専門組織「CIRCULAR DESIGN ROOM」は、横浜市立万騎が原小学校の6年生との共創で、校舎建て替えの際に廃棄となる旧校舎体育館の床材を用いて、旧校舎の模型を作る授業を実施しました。
児童たちは約6ヶ月にわたるワークショップを通じて、自らの学び舎の歴史や資源循環への理解を深め、2026年3月2日(月)、約2,000個の床材パーツを積み上げた1/150スケールの旧校舎模型を完成させました。
■本取り組みの背景
横浜市では、学校体育館の改修工事により、床としての寿命を迎えた無垢のフローリング材が、毎年約60㎥発生しています。
これらの床材は現在、産業廃棄物の木くずとして回収され、その後、木質チップ化され燃料等へとリサイクルされています。
同市では、脱炭素社会の推進に向けて「REYO 横浜市再利用材プロジェクト」を立ち上げ、木材のより長期的な活用を模索してきました。
博展のCIRCULAR DESIGN ROOMは、資源循環を軸に、環境負荷低減と体験価値を両立するクリエイティビティに取り組んでいます。
そこで、横浜市からの声掛けで床材を回収する際に、校舎の全面改装を進めている万騎が原小学校の先生から、閉鎖する体育館の床材を新たな価値として再生できないか相談を受け、本プロジェクトをスタートさせました。
■プロジェクトの概要
現在、改装工事が行われている万騎が原小学校では、現在の小学6年生・5年生は、新校舎の完成を待つことなく卒業になります。そこで、旧校舎の思い出を形として残すべく、小学6年生の1クラスを対象に、総合学習の授業の一環として本プロジェクトがスタートされました。
授業では、床材の利活用を検討するにあたり、CIRCULAR DESIGN ROOMのメンバーが講師となり、“サーキュラーエコノミー”の概念や、床材をアップサイクルすることの意義について学ぶ機会を設けました。
また、縮尺や模型の考え方について、ワークショップ形式でディスカッションを行い、ものづくりの面白さや、捨てられるはずだったものを再生することの大切さを共有しました。
模型の制作にあたっては、博展の制作スタジオ「T-BASE」にて、旧体育館の床材を1.5cm角のキューブ状に加工。およその校舎の構造を図面をもとにキューブで積み上げたのちに、旧校舎の特徴となる部分を加えた模型にするためのフィールドワークを行うなど、「慣れ親しんだ校舎」を改めて見つめることで、「万騎が原小学校らしさ」や価値を再発見するきっかけにもなりました。
完成した模型は、1/150の縮尺で1m×1mのサイズで、約2,000個の床材で出来たキューブが使用されました。
<完成した模型写真>
1/30のサイズで再現された教室には、一人ひとり自分の机と椅子を作って置いた