JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、3月11日、本部において、海外石炭開発動向等に関する調査事業の成果についての先行報告会を開催しました。
JOGMECでは平成24年度に石炭開発支援事業を開始して以来、毎年6月に、年度ごとの成果報告会を開催してきました。今年度は、いち早く成果を皆様にお届けするために、一部の事業について6月の成果報告会に先行して報告をさせて頂くこととしました。本報告会では以下の3テーマについて報告しました。
◆ 報告内容
1.「世界の石炭事情」の中間報告
2.「世界における低品位炭の開発・利用状況と我が国への輸入可能性調査」
3.「インドの石炭生産と国内消費の推移及び輸入動向並びにインドの石炭輸入量の増加が世界の石炭市場に与える影響調査」
「世界の石炭事情」は主要な石炭の生産国・消費国の石炭需給や政策を分かりやすく整理してまとめており、石炭業界の方々に毎年好評を頂いています。今年度も直近の状況にデータをアップデートし、中間報告をしました。
また、JOGMECでは石炭業界のニーズを把握した上で現在の石炭開発・需給動向に沿ったテーマで毎年調査を実施しています。今回は低品位炭及びインドをテーマにした調査について報告をしました。低品位炭は、長期的に高品位炭埋蔵量減少が予測される現在、石炭の安定的調達のために、その活用が重要視されています。また急速に石炭消費を伸ばすインドは、世界的供給過剰の状況において、需給バランス見通しのための最重要国の一つです。
報告会には資源エネルギー関連会社、鉄鋼会社、電力会社、商社等、総勢94名の石炭事業関係者が参加され盛況な会となりました。各報告の質疑応答では今後の世界の石炭需給動向やインド国内における石炭輸送に係るインフラ等についての質問がなされ、活発な意見交換の場ともなりました。
JOGMECは今後も石炭業界関係者に有益な情報を提供していきます。また、2015年6月には、今回ご紹介できなかった平成26年度事業の成果報告会の開催を予定しています。詳細が決まりましたらメールマガジン「石炭通信」やウェブサイトでお知らせします。
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_01_000074.html?mid=pr_150313
JOGMECは日本の資源・エネルギーの安定供給確保を使命とし資源に関わる様々な業務に携わっています。
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