2025年1月6日
オリックス株式会社
取締役 兼 代表執行役社長・グループCOO
髙橋 英丈
2025年 年頭所感 要旨
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、ロシア・ウクライナ紛争、イスラエル・パレスチナ紛争、米中緊張関係継続などの地政学リスクや令和6年能登半島地震を始めとする国内外での天災リスクが顕在化しました。また、経済面においては国内外で局面は異なるものの、インフレ、為替のボラティリティなど、引き続き不確実性の高い一年となりました。米国では、トランプ次期大統領の第二次政権が発足する予定であり、米国はもちろん世界にどのような影響を及ぼすか不透明な状況です。本年も世界の政情や経済状況を注視し続ける必要があります。
オリックスを取り巻く環境は、各事業セグメントでまだら模様ながら、国内のインバウンド需要、海外からの対外直接投資にも支えられて好調を維持しています。今期の純利益目標3,900億円の達成に向けて、引き続き社員一丸となって努力してまいります。
オリックスグループのパーパスにある、「未来をひらくインパクト」を世の中に生み出し続けていくためには、大きな社会課題のある領域において、事業を通じて本質的な解決策を提供していくことが必須です。そのために、各事業セグメント内のみならず、セグメント間において創造される事業機会を最大化するべく、「柔軟な発想と知の融合」で、「変化に挑んで」まいる所存です。
次の未来へ向けて、オリックスの良い社風や文化をしっかりと受け継ぎつつ、「ワクワクする仕事を創り続け、社員一人ひとりが生き生きと働き、そして社員一人ひとりの目標実現を会社が後押しする」、こうした環境作りを推進していきます。