情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、相模鉄道株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:千原 広司)が、デジタルアーツのWebセキュリティ製品「i-FILTER@Cloud」有害情報対策版を導入した事例を、12月18日に公開したことを発表します。
相鉄ビジネスサービスと連携し、セキュリティ対策を強化
相模鉄道株式会社(以下、同社)は、相鉄グループの運輸業を担う中核企業として鉄道事業を展開しています。相鉄線は、都内へのアクセスがよく、その沿線は落ち着いた雰囲気の住宅街には大きな公園や緑が多く残っており、子育てがしやすいなど、利便性と暮らしやすさを兼ね備えた地域です。
同社は情報セキュリティを主幹しているグループシェアードサービス会社である相鉄ビジネスサービス株式会社と強固に連携し、情報セキュリティ対策を行っています。
セキュリティ対策について、同社 経営統括部課長 與名本(よなもと)崇(たかし) 氏は、「最新の脅威に対応するべく、継続的な改善を意識することで、安全なデジタル環境を構築しています。セキュリティの透明性を高めることで、社外・社内に対し、安心して情報共有ができるよう努めています」と述べます。
「i-FILTER@Cloud」有害情報対策版の導入で、特定のブラウザに依存しないWebアクセス管理を実現
同社は、デジタルアーツのWebセキュリティ製品「i-FILTER@Cloud」有害情報対策版を採用し、本社業務や乗務員、車両保守、駅員、鉄道施設関係の保守などを行う従業員が利用する約1,100台のタブレット環境に導入しています。
「i-FILTER@Cloud」有害情報対策版は、有害情報や業務に関係のないWebサイトの閲覧や内部からの情報漏えいを防ぐことができるWebセキュリティのクラウドサービスです。端末のアクセスログ管理や、Webサービスの利用制御によって、シャドーIT対策も実現します。
同社はこれまで、MDM製品のWebフィルタリングソフトを利用していましたが、対応ブラウザが限定されていました。クラウドサービスによっては、ブラウザが対応しておらず、正常にサービスが稼働しないといった課題がありました。そこで、ブラウザに依存しないWebセキュリティ製品への切り替えを検討していました。
全社一律でルールを設定 管理のしやすさを評価
同社では、会社が貸与しているタブレット端末を私的利用できないよう、業務に関係のないカテゴリをブロックし、Webサイトのアクセスを制限しています。
相鉄ビジネスサービス システム担当 主任 吉田 巧 氏は「運用者として感じるのは、管理のしやすさです。以前利用していたソフトは、アクセス制御したいものをキーワードで登録する仕様であったことから、意図していないケースで安全なWebサイトへのアクセスがブロックされるなど、一部不便な部分がありました。一方で、『i-FILTER@Cloud』はデジタルアーツが用意したカテゴリでWebアクセスのルールを設定でき、アクセスを許可しているカテゴリにおいてイレギュラーなケースがなく助かっています」と話します。
セキュリティ対策の展望
同社では、今後も相鉄ビジネスサービスと密に連携し、従業員への教育の機会を設けることで全社的な情報リテラシーレベルの引き上げに注力してくとともに、セキュリティ対策製品の導入やセキュリティガイドライン策定の検討を進めていくことで、ローカルネットワーク以外でも安全なセキュリティ環境を構築できるよう努めていく考えです。
リモートワークの定着により、鉄道需要はコロナ禍以前の水準を上回る回復が厳しい状況にあるものの、安全・安定輸送と持続可能な輸送サービスの提供を目指し、さらなる利便性向上に努めることで、「選ばれる沿線」になるよう邁進していくとのことです。
■相模鉄道株式会社の導入事例全文はこちら
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https://www.daj.jp/bs/case/case100/
■「i-FILTER」
「i-FILTER」は、Webセキュリティ製品です。有害情報や業務に関係のないWebサイトの閲覧を防ぐフィルタリングに加え、外部からの攻撃、内部からの情報漏えいも防ぎます。国内で検索可能なURLを網羅したデータベースにより、危険なWebサイトや未知の脅威へのアクセスをブロックし、デジタルアーツが安全と判定したWebサイトのみアクセスできる環境を実現しています。
https://www.daj.jp/bs/datcloud/ifatcloud/