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大谷大学(京都市北区、学長:一楽真)は、大谷大学同窓会能登支部と真宗大谷派能登教区教化委員会が共催する「寄り 添い つなぐ」をテーマとした被災地支援イベント「こころの広場」に参加します。
大谷大学からは、大谷大学前学長の木越康教授による講演と書道部による書道パフォーマンスを実施します。
大谷大学書道部には元旦当日、能登で被災した学生もおり、自身の体験も交え、書道パフォーマンスでは当時の心境とこれからの「想い」を表現いたします。完成した作品は避難所に寄贈し、少しでも被災された方々の励ましや希望の一助となればと思っています。
大谷大学同窓会では、毎年夏季に全国約80カ所にて公開講演会を実施しています。同窓会能登支部においては、元旦に発生した能登半島地震で甚大な被害を受け、今年度の開催は見送られるだろうと想定していました。しかし、現地の同窓生より「このような境遇だからこそ、仮設住宅にお住まいの方や、被害を受けている多くの方々に寄り添う機会にしたい」との声をいただき、今回のイベントを実施することとなりました。実施概要は次の通りです。
【実施概要】
日時:2024年8月31日(土)13:00~17:00
書道パフォーマンス 13:00 ~ 14:00
公開講演会 14:00 ~ 15:00 他
講題:「寄りそう知性と仏教」
講師:木越康大谷大学教授
場所:のとふれあい文化センター〒927-0025 石川県鳳珠郡穴水町内浦5-28-3
参加費:無料 対象:一般(どなたでも参加可能)
■書道パフォーマンス
大谷大学書道部では、地域の小学校や学園祭などで書道パフォーマンスを行っています。今回、能登支部から学生の参加要請があり、書道部が参加することとなりました。学生たちは3m×4mの紙に能登のみなさんに対する「想い」を表現いたします。その後、参加者との交流会も予定しています。
■講師・講演概要
木越 康(大谷大学教授 専門/真宗学)
2024年1月1日に能登半島地震が発生して半年以上が経過しました。地震当時は私も地元の金沢にいて大きな揺れに腰を抜かさんばかりでしたが、咄嗟に「能登で大変なことが起こっているのでは...」という危惧が心をよぎっていました。石川県、北陸の多くの住民は、大地が揺れるたびに能登を心配し、不安を募らせていたのですが、ついに大きな被害をもたらす大地震が半島を襲ってしまいました。
年のはじめに大きな被害を受けたにもかかわらず、このように大谷大学同窓会の公開講演会が能登支部によって開催されると聞き、とても驚きました。また大学から「講演会に行くように」と依頼された時、どのような報告やお話が出来るかと困惑し、とても前向きにお引き受けできる気持ちにはなれませんでした。
そんな時、能登の同窓会支部長様から、大谷大学の近年のメッセージである「寄りそう知性」についての話を聞かせてほしいというご依頼を受けました。「寄りそう知性」は2017年以降、大谷大学が掲げる大切な教育メッセージとして発信してきた言葉です。仏教の「慈悲の精神」が背景にあります。大きな災害の中、強く支え合って生活しておられる皆さま方と共に、仏教の慈悲について、寄りそう知性について、学びたいと思います。
▼本件に関する問い合わせ先
総務部 校友センター
山崎・後藤
住所:603-8143 京都市北区小山上総町
TEL:075-411-8124
FAX:075-411-8157
メール:kouyu@sec.otani.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/