【オリックス】基礎くい打ち工事会社「サンシャ」の株式を取得

オリックス株式会社

経営者育成やガバナンス強化など、事業承継課題の解決を支援

オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、後継者育成や事業の持続的成長などの事業承継課題の解決を支援する目的で、株式会社サンシャ(本社:兵庫県神戸市、社長:濱田 聡一郎、以下「サンシャ」)の全株式を取得しましたのでお知らせします。

サンシャは、関西エリアを中心に建物の地盤補強を目的とした基礎くい打ち工事を行う、業歴34年の建設工事業者です。主に工場や倉庫など大型施設建設の基礎工事に強みを持ち、最新式の大型くい打ち機を複数所有するほか、経験豊富な職人や有資格者が在籍するなど、高い技術力と実績を有しています。近年、工場やデータセンター、物流施設の大型化等に伴い、建物を支える基礎はより強固なものが求められるようになっており、今後も事業拡大が見込まれます。

オリックスは経営課題解決の専門性を生かし、サンシャの次世代を担う経営者育成や人材採用、ガバナンス体制のさらなる強化を図るとともに、オリックスグループの営業ネットワークを通じて、販路開拓など中長期的な成長を多方面から支援してまいります。

政府による中小企業の事業承継や生産性向上を促進する政策が進む中、2023年度休廃業・解散企業の代表者は60代以上が約9割を占め、また平均年齢は72歳※1と高齢化が進んでいます。後継者不在に起因する倒産数も前年度比約11%増、過去最多となる456件※2を記録するなど、中小企業の中には、後継者育成や事業承継の準備の遅れから事業継続を断念する企業も少なくありません。

オリックスは、中小企業の事業承継ニーズに対応する専門チームを有し、M&A仲介サービスや事業承継支援を推進しています。今後も企業の経営課題に対応し、地域経済の活性化に貢献してまいります。

※1 出典:東京商工リサーチ「TSRデータインサイト:2023年の『休廃業・解散』過去最多の4.97万件、赤字率は過去最悪、倒産増で『退出企業』も過去最多」(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198287_1527.html
※2 出典:東京商工リサーチ「TSRデータインサイト:深刻な『後継者難』倒産、2023年度は過去最多の456件 代表者の『死亡』『体調不良』が約8割、承継準備が急務」(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198536_1527.html
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■対象企業概要

■オリックスの中小企業を対象とした事業承継支援取り組み実績
  • 株式会社東京ソイルリサーチ(本社:東京都目黒区、社長:辻本 勝彦)
    業歴58年の地盤調査会社。事業機会の拡大が見込まれるなか、経営体制の強化とさらなる事業成長を目的として、2019年3月にオリックスへ株式を譲渡※3

     
  • 医療法人社団順正会(東京都新宿区、理事長:田原 稔)
    業歴29年の「ヒロオカクリニック」を運営する医療法人。代表者の退任を機に、医療経営に専念できる環境を整えることを目的として、2019年12月にオリックスの連結子会社で医療機関向け経営支援サービスを手掛ける株式会社CMCへ経営コンサルティング業務を委託※4。

     
  • 計測ネットサービス株式会社(本社:東京都北区、社長:荻野 裕昭)
    業歴26年の計測システム開発および計測機器レンタル会社。次世代を担う経営者の育成など経営体制のさらなる強化を目的として、2020年12月にオリックスへ株式を譲渡※5
     
※3 2019年4月5日付ニュースリリース:事業承継支援で2企業の株式を取得(https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/190405_ORIXJ.html
※4 2019年12月26日付ニュースリリース:都内の医療法人より経営コンサルティング業務を受託(https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/191226_ORIXJ.html
※5 2020年12月25日付ニュースリリース:中小企業の事業承継支援取り組み 計測機器レンタル会社「計測ネットサービス」の株式を取得(https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/201225_ORIXJ.html

 

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