積水ハウス建設 “クラフター” 訓練校入校式 開催 訓練校の体制強化で育成を一層強化
積水ハウスグループでは、将来にわたって安定的に施工力を確保し、施工品質の維持・向上を図るため、人財の育成や次代を担う若い技能者への技術の継承に力を入れています。その一環として「積水ハウス建設ホールディングス 教育訓練センター・訓練校」を全国3か所に設け、技能者の養成に取り組んでいます。
入校式には、今年度積水ハウス建設グループに入社した134名(前年比3.4倍増)のクラフターが出席し、積水ハウスグループの “「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンを形にする一員として、第一歩を踏み出しました。入校式後は実習棟に移動し、クラフターとして長年活躍したトレーナーが外壁を設置する様子や、新しくなった寮の見学を行いました。
建設・住宅業界では、職方の高齢化や若年就業者の減少の加速に加え、年間時間外労働の上限規制が4月1日から適用された、いわゆる「2024年問題」がある一方、国内の底堅い住宅需要への対応と、高い耐震性・断熱性を備えた良質な住宅ストックの形成に向けた担い手が、強く求められているという現状があります。
積水ハウス建設ホールディングスでは今年度から、施工技能を習得できる訓練校の育成カリキュラム変更などによる体制の強化や、施工技能の可視化を含む新たな人事評価制度を導入するなど、人財育成の取り組みを一層強化し、積水ハウス建設グループのクラフターとして働く魅力をさらに向上させていきます。
住宅施工に関わる仕事は、建設業界の中でも特にお客様に近い存在で、お客様の喜びを直接実感できる大変やりがいのある仕事です。それだけに私たちは、お客様に最高の品質と最高の技術をお届けする必要があります。これからこの訓練校でその基礎を学んでいただき、全国の現場でさらに磨きをかけてください。
全国3か所にある訓練校では、積水ハウス建設グループのクラフターなどが住宅の施工訓練を基礎から受ける事になります。厳しいことを申しますが、施工は1ミリ単位の精度が求められ、加えて安全も大切な要素となります。それらをしっかりと身に着けることができるカリキュラムですので、積極的に学んでいただきたいと思います。
そして、今回入校されるみなさんは同じ訓練をスタートする同期となります。ぜひ様々なコミュニケーションを通して経験を分かち合い、切磋琢磨してください。最後に、訓練校での6か月の学びの後に、みなさんが大きく成長した姿を見られることを期待しています。
常に明るさを忘れず、仲間を大切にして、前向きに、着実に歩みを続け、一人前のクラフターに成長できますよう努力することをここに誓います。
入校式では、多様な技術を持つ多能工人財の育成を強化する中で、その環境に魅力を感じ全国から集まった訓練生たちが出席。1人ずつ入校証書を手渡され、新たなスタートを切りました。
入校式の後は実習棟へ移動し、戸建二階建の複合外壁の施工を見学。講師とクラフターが実際に施工する様子を、訓練生たちは真剣な眼差しで見つめていました。訓練生の森田颯斗さんは「一生使っていける技術を訓練校でしっかり学んで身につけていきたい」と目を輝かせていました。
新生活が始まる寮は明るく開放的な雰囲気。「友だちを作ることも大事なので、同期だけでなく先輩とも交流を深めていきたいです」と訓練生の増田幸奈さん。
参考:積水ハウス建設グループが24年度より運用開始する新たな取組み
【24年度より運用開始する新たな取組み】 ●訓練校体制強化 カリキュラム変更と施設改修 現役クラフター向けの多能工対応型技能研修を拡充 講師役のトレーナーを拡充(19人→32人に増加 約1.7倍増) ●新人事制度 新名称『クラフター』 4つの職務等級を開始 評価軸をより客観的にした新評価制度を導入 スキル・マトリックスによる評価で施工技能の可視化と多能工人財育成を実施 ●待遇大幅改善 チーフクラフターの待遇を大幅改善し30代年収約900万円も(最大約1.8倍) 24年4月から初任給を最大9%UP(23年4月も最大11%UP) ●ユニフォーム クラフターが着用する統一ユニフォームを導入 ●採用実績 24年入社は前期の3.4倍の基礎・建方等を担う社員工134名、25年入社も同程度目標 【継続・強化する取組み】 ●福利厚生推進 完全週休2日制、年間休日125日、男性育休取得率100%の継続 |
参考リリースURL:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2024/20240508/