5/7 (火)「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」フォーラム開催
「Renzo Piano Building Workshop」のJoost MOOLHUIJZEN氏も参加決定。
公益財団法人日本デザイン振興会が東京都千代田区丸の内で運営するデザインのコミュニケーションスペース「GOOD DESIGN Marunouchi」は、4/18(木) から 5/19(日)まで企画展「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」を開催します。
本企画展のメインフォーラムとして、2028年度完成予定で、木材使用量が世界最大規模となる高さ100mの都市木造である「東京海上グループ 新・本店ビル」に焦点をあて、これからの都市と木の関係、山と木の循環を機能させるための都市の役割について、経営者、デザイナー、デベロッパー、研究者によるディスカッションを5月7日(火)に開催します。
当日は、「東京海上グループ 新・本店ビル」計画を推進した東京海上日動火災保険株式会社の隅修三氏には、丸の内に木造本社ビルを計画した意図や思いをお聞ききします。
デザインを手掛けるRenzo Piano Building WorkshopのJoost氏にも、オンラインでディスカッションに参加いただき、2030年代以降の街のアイコンとなる建築デザインやそのコンセプトについて、世界の建築のなかでの超高層都市木造の潮流をお話しいただきます。
100年以上にわたり大丸有エリアの街づくりを推進し続ける三菱地所と新・本店ビルの設計にも関わる三菱地所設計からは、都市と森の適切な循環システムの構築を目指す三菱地所グループの木造木質化の取り組みについて、その現在地と、東京の象徴である丸の内のこれからの都市像をお話しいただきます。
TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京 フォーラム
丸の内からデザインする2040年の木の都市・東京
開催日時:2024年5月7日(火) 16:00開場 16:30 - 18:30
会場:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2丁目4−1 丸ビル7F)
定員:300名
参加費:無料
主催:公益財団法人日本デザイン振興会 + NPO法人 team Timberize
協賛:三菱地所株式会社
広報協力:非住宅 木造建築フェア(住まい・建築・不動産の総合展[BREX]内)
お申し込み:https://twtforum01.peatix.com/view
パネリスト:
隅 修三氏(東京海上日動火災保険株式会社 相談役)
Joost MOOLHUIJZEN氏(Partner and Director, Renzo Piano Building Workshop)*リモート参加
加藤博文氏(三菱地所株式会社 執行役常務)
吉原正氏(株式会社三菱地所設計 構造設計部長 兼 R&D推進部木質建築ラボ長)
進行・モデレーター:
腰原幹雄氏(東京大学生産技術研究所教授・NPO法人team Timberize理事)
パネリスト・モデレータープロフィール:
隅 修三(すみ しゅうぞう)
東京海上日動火災保険株式会社 相談役
2007年より東京海上日動火災保険社長。2013年に会長となり、草創期の「地方創生」に民間人として参画。全国の産業を巡るうちに、「林業の再興・発展には国産木材の大きな需要を生み出すことが不可欠」との思いから、2018年に、全国の中高層ビルを木造建築にしていく提言を経済同友会の地方創生委員長として発信した。その後、森林のCO2吸収価値を高める森林循環への注目が高まり、2021年に官民で建築物の木材利用を促進するウッド・チェンジ協議会会長に就任。
Joost MOOLHUIJZEN(ヨースト・ムールフイゼン )
Partner and Director, Renzo Piano Building Workshop
オランダに生まれ、デルフト工科大学を卒業。 1990年に RPBWに入社。1997年にパートナーに就任。シカゴ美術館のモダンウィングやコロンビア大学マンハッタンビルのマスタープラン、ロンドンのシャード、最近完成したジュネーブの CERNサイエンスゲートウェイビル、台北のフーボンタワー、ロンドンのパディントンスクエア、モナコのランスデュポルティエ、グランモンテロープウェイ駅を担当。 2011年に取締役に就任。
加藤 博文(かとう ひろふみ)
三菱地所株式会社 執行役常務
1965年生まれ。福島県出身。中央大学経済学部卒業後89年三菱地所入社。14年三菱地所レジデンス広島支店長。15年三菱地所ホーム代表取締役社長。21年三菱地所グループ執行役員兼務。23年三菱地所執行役常務。住宅事業グループ統括 住宅業務企画部、関連事業推進部担当。現在に至る。
吉原 正(よしはら ただし)
株式会社三菱地所設計 構造設計部長 兼 R&D推進部木質建築ラボ長
早稲田大学大学院修了後、1992年に三菱地所に入社。2001年三菱地所設計に分社化から現在に至る。代表作品は、日本テレビタワー、新丸の内ビルディング、ENEOSマルチモビリティステーションなど。現在、東京海上グループ 新・本店ビル、渋谷マルイなどのハイブリッド木造建築の構造設計を担当。受賞賞歴:BCS賞、免震協会賞、日本建築家協会賞、ウッドデザイン賞など
腰原 幹雄(こしはら みきお)
東京大学 生産技術研究所 教授・NPO法人team Timberize 理事
1968年生まれ。建築物の構造、工法について研究を行なう。特に木質構造学においては、伝統的建築物から既存の小規模木造建築の研究にとどまらず、鉄とコンクリートでつくられるのが一般的な日本の都市における建築物に木造という選択肢を加えるために、国内森林資源の有効活用を含めて、大規模木造建築「都市木造」の可能性を探る。
構造設計=《金沢エムビル》(2005)、《油津運河夢見橋》(2007)、《幕張メッセペデストリアンブリッジ》(2009)、《八幡浜市立日土小学校耐震改修》(2009)、《下馬の集合住宅》(2013)など。著書=『都市木造のヴィジョンと技術』(共著、オーム社、2012)、『感覚と電卓でつくる現代木造住宅ガイド』(彰国社、2014)など。
※同日、第2部として「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京フォーラム「私達はなぜ木とともに生きるのか team Timberize × 日本全国スギダラケ倶楽部」を開催。
開催日時:2024年5月7日(火) 19:00-21:00
会場:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2丁目4−1 丸ビル7F)
お申し込み:https://twtforum02.peatix.com/