TXP Medicalと資本業務提携 データ利活用を通じて新たな価値創造にむけて共同提案へ

メディカル・データ・ビジョン株式会社

 国内最大規模の診療データベース(DB)を保有し、データに基づく医療を推進するメディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之、以下「MDV」)は、医療データで救急医療の質向上と効率化を目指すTXP Medical株式会社(同、代表取締役・医師:園生智弘)と資本業務提携したことをお知らせいたします。
 

【関係強化による価値創出のイメージ】

 MDVとTXP Medicalは昨年9月に業務提携契約を締結し、具体的な協業プランの検討を進めています。業務提携によりMDVの診療DB(2024年2月末現在、実患者数4,674万人)と、TXP Medicalの救急をはじめとした全診療領域のDBを組み合わせるなどして、製薬会社やアカデミアなどへのデータ利活用を支援していきます。資本業務提携をすることで、今まで以上に密接な連携を図り、両社での協業を推進していきます。
 

【MDVの診療データベース】
 
 TXP Medicalは、「医療データで命を救う。」を理念に掲げ、救急医療情報システム「NEXT Stage ER」を展開し、全国73の病院(2024年2月末)で導入、その4割近くの病院との間で救急医療データと電子カルテデータを、臨床研究や臨床試験(治験)目的で二次利用する許諾を得ています。これにより、平均700床超の病院とデータ連携が可能です。また、院内でDWH(Data Ware House:データウェアハウス)、いわゆる「データの倉庫」を構築し、大量のデータを時系列に整理・保管、データ分析などで利活用できる状態にしています。

 資本業務提携で両社が関係を強化することで、データ利活用について顧客企業に対して新たな価値提供に向けて共同提案をするほか、治験についても両社のリソースを活用した効率的な運用を提案していきます。また、製薬会社やアカデミアのデータ利活用による新たな治療法研究や新薬の有効性検証などを支援していきます。TXP Medicalの園生代表取締役は「MDVと当社、互いの強みを生かした“T型”医療データベースモデルはデータベース研究において唯一かつ、究極のソリューションになる」と語っています。

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