Mendix、Red Hatと協業し、新たなレベルのクラウドネイティブなローコードアプリケーション開発を提供
- 両社の協業により、ローコードアプリケーション開発とオープンソースクラウドオペレーションという2つの分野をリードする二社が一体となり、組織におけるデジタルトランスフォーメーションの取り組み加速を支援
- MendixとRed Hatの既存顧客は、今回の協業を活用し、スケーラブルでフレキシブルでセキュリティを重視したアプリケーションをより迅速かつ効率的に構築。世界中のより多くの組織のイノベーションの推進と価値実現を支援
Mendixは今回の協業を通じて、自社のローコード開発プラットフォームの俊敏性やスピードと、Red Hat OpenShiftの持つ拡張性や柔軟性とを一体化し、組織がより大きな自信をもってデジタルトランスフォーメーションに取り組めるようサポートします。
すでに、米国教育省を始め、Proximus、Garanti BBVA、Isracardなど、さまざまな組織がこのコラボレーションによるメリットを享受しています。
今回のRed Hatとの協業により、組織はスケーラブルでフレキシブルでセキュリティを重視したアプリケーションが構築できるようになるだけでなく、Red Hat OpenShiftを利用することで、クラウド環境やオンプレミスのインフラストラクチャなど、さまざまな環境でのMendixアプリケーションの導入や運用管理が容易になります。
Red Hatとの協業によりMendixのクラウドネイティブなアーキテクチャにもたらされる主なメリット
- エンド・ツー・エンドのアプリケーションサイクル:Mendixローコードプラットフォームにおいて迅速なアプリケーション開発を可能になると同時に、Red Hat OpenShiftがアプリケーションの導入、拡張、運用管理のためのより堅牢なインフラストラクチャを提供します。これにより、Mendixアプリケーションの開発から導入までのプロセスがよりスムーズになるうえ、オペレーションの複雑さも低減できます。
- ハイブリッドクラウドの柔軟性:MendixとRed Hatが協業することで、今後、オンプレミス、プライベートやパブリックのクラウド環境のすべてを通じて、アプリケーションの導入・展開がさらに容易に行えるようになります。こうした柔軟性により、組織はパブリッククラウドの拡張性やコスト効率の高さを活用する一方で、機密性の高いデータはオンプレミスやプライベートクラウドに保管できるようになります。こうした多様なニーズに対応できるようになることで、それぞれの組織は進化する要件にインフラストラクチャを適応させていくことができます。
- セキュリティ機能やコンプライアンスの強化:Red Hatはエンタープライズ向けセキュリティ機能の提供にフォーカスしており、今後、Mendixアプリケーションのセキュリティ体制の強化にもつながります。このことは特に、規制産業や機密データを取り扱う業務に携わる組織にとって非常に重要です。
- スケーラビリティとパフォーマンス:Mendixのプラットフォームと Red Hatのコンテナ化技術とを組み合わせることにより、組織は自社アプリケーションをコンテナにパッケージングしてRed Hatのインフラにデプロイすることでアプリケーションのスケーラビリティやパフォーマンスを実現でき、リソースの有効活用や自動スケーリング、高可用性の実現が可能になります。これにより、Mendix上に構築されたアプリケーションはワークロードの増加に応じて最適なパフォーマンスを提供することができます。
- エンタープライズグレードのサポートとエコシステム:いずれの組織も、信頼性の高いサポート、トラブルシューティング、基盤インフラの更新など、エンタープライズグレードのサポートサービスの恩恵を受けます。さらに、顧客はライブラリ、ツール、拡張機能、開発者コミュニティなどを含めて、Red HatとMendixの両方のエコシステムを活用できます。これにより、コミュニティ間でのコラボレーションやナレッジ共有が促され、顧客にとって双方のテクノロジーへの投資価値を最大化するために役立ちます。
「今回の協業で、MendixとRed Hatは組織によるアプリケーションの開発・導入の在り方を変えようとしています。企業はイノベーションを速め、顧客エクスペリエンスを向上して、今日のデジタルファーストの世界における新たなチャンスを切り開いていけるようになります。当社は今後、Mendixと緊密に連携して業界をけん引するソリューションを提供し、デジタル時代において企業のビジネスの再定義に貢献できるものと期待しています」
IsracardのR&D担当ディレクター、Or Zur氏は次のように述べています。
「Red HatとMendixとの強力なコラボレーションのおかげで、当社の開発プロセスは一変しました。Red Hatの先進テクノロジーとMendixのローコードプラットフォームがシームレスに統合されることで、当社はお客様に卓越したソリューションを提供できるようになります」
Mendixの最高情報セキュリティ責任者(CISO)である Frank Baalbergenは次のように述べています。
「ガートナーは2025年までに、新規のエンタープライズアプリケーションの70%がローコード環境で開発されるようになると予測しています。しかし、ITリーダーの一部は依然として、ローコードソリューションが導入されると視認性や制御性が失われるという点ばかりにとらわれています。Mendixでは、ガバナンス、データプライバシー、コンプライアンスをプラットフォームの重要な柱であり、セキュリティや制御性はあらゆる取り組みの一部として組み込まれています。当社はRed Hatとのコラボレーションを通じて、組織がより自信をもってセキュリティファーストのデジタルトランスフォーメーションに取り組む機会をもたらせるようになると期待しています」
また、 Mendixの最高ソリューション責任者であるJethro Borsjeは次のように述べています。
「Red Hatとの協業により、Mendixのエコシステムは大きく拡張できます。RedHatのOpenShiftを通じて、組織はさまざまなクラウド環境やオンプレミスのインフラストラクチャでの安全でスケーラブルなアプリケーション開発が、一層容易になります。今回のMendixとRed Hatとの新たな協力関係に大いに期待しています。このコラボレーションによって、世界中のより多くの組織にトレーニングやツール、サポート、コミュニティナレッジを提供し、状況の変化にうまく対応して、デジタルトランスフォーメーションへの投資から最大の価値を生み出せるよう支援していくことができます」
Red Hatについて
Red Hat および OpenShift は米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc. またはその子会社の商標または登録商標です。
※本プレスリリースは、Mendix, a Siemens businessが10月12日(現地時間)に米国で発表したプレスリリースを翻訳したものです。原文は https://www.mendix.com/press/mendix-collaborates-with-red-hat/ よりご参照ください。
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Mendixについて
シーメンスの傘下で、最先端エンタープライズアプリケーション開発のグローバルリーダーであるMendix は、エンタープライズ ソフトウェア開発のあらゆる複雑な課題に対処するために設計された唯一のローコード プラットフォームです。
部門ごとの問題にポイントソリューションを導入すると、ミクロレベルで問題が解決されますが、ビジネスに大きなインパクトを与えたい場合は、より大規模で、持続的かつ戦略的に針を動かす強力なポートフォリオを構築する必要があります。
Mendixを利用することで、企業はソフトウェアポートフォリオのライフサイクル全体を通じて、要件の把握、アイデアの形成、価値評価の組み込みに全員を参加させることで、より複雑で変革的なイニシアティブを取ることができます。
不必要なリスクを回避するためにガバナンスとコントロールに依存しながら、適切な問題に集中することができます。組織を動かし、変化に備える力を鍛え、そして、次の大きなアイデアが浮かんだら、それを素早く成果につなげます。
Mendixエンタープライズ・ローコードプラットフォームは、46か国の4,000以上の先進企業に採用されています。また、300,000人を超える開発者からなる活発なコミュニティにより、950,000を超えるアプリケーションが作成され、その数は増え続けています。