新たな感性を発信する、気鋭の国内アーティストの作品が集結!東京ミッドタウン八重洲がアートに包まれる、初めての秋「YAESU ART WANDER」期間:2023年10月7日(土)~11月20日(月)

東京ミッドタウンマネジメント株式会社

 東京ミッドタウン八重洲(所在地:東京都中央区 管理者:三井不動産株式会社)では、2023年10月7日(土)から11月20日(月)まで、東京ミッドタウン八重洲館内各所でアートイベントを開催します。 

 期間中は主催事業として、多様な分野で活躍するアーティストの作品が集い、重なり、共鳴する場として誕生した「TOKYO ART INTERSECTION」(期間:10月20日(金)~11月20日(月))を実施。また、東京駅東側エリアで開催する“屋外型国際写真祭” 「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023」(期間:10月7日(土)~10月29(日))にも参加し、東京ミッドタウン八重洲に4名の作家の作品が展示されます。これら2つのイベントを「YAESU ART WANDER」と題してご紹介します。

 東京ミッドタウン八重洲の施設コンセプトである、“ジャパン・プレゼンテーション・フィールド”を芸術を通じて体現する本イベントでは、気鋭の国内アーティストによる創造性を刺激する作品たちが集結。特に、「TOKYO ART INTERSECTION」はクリエイティブ集団「CEKAI」が企画制作し、アーティスト7名による社会に対する問いかけや発想のプロセスなど、アーティストの想いが込められた創造性を刺激する作品たちを施設全体を使って展示し、観る人が新しい視点やつながりを発見できるアートイベントとなっています。
TOKYO ART INTERSECTION 展示作品
<左>作品名:Melt down/作家名:沼田侑香
<中央上>作品名:ミカドシリーズ/作家名:Rio Kobayashi
<中央下>作品名:Moon Night Blue/作家名:積彩
<右上>作品名:MASS/作家名:Sohma Furutate
<右下>作品名:COMMON NEGLECT MATERIAL/作家名:Takuto Ohta
※写真はイメージです。変更の可能性がございます。


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TOKYO ART INTERSECTION
 「Perspective of a Chair」 -椅子から見る思考のまなざし-
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 「YAESU ART WANDER」のメイン展示となるのは、多様な分野で活躍するアーティストの作品が集い、重なり、共鳴する場として誕生した「TOKYO ART INTERSECTION」。今年3回目の実施となる、気鋭のアーティストが集うクリエイティブ集団「CEKAI」が企画する展示会は、シーンを問わず人の様々な生活の一部として密接な関わりをもっている椅子を題材とした“Perspective of a Chair -椅子から見る思考のまなざし-”をテーマに、身近な椅子を新しい視点で表現した作品を展示いたします。本来椅子が持つ、座るという機能的な側面を超えたアーティストやデザイナーの“まなざし”に注目し、社会の見方、問い、発想のプロセスなど、作り手の視点と椅子が交錯することを通じて創造性を身近に体感できる展示となっています。
 
■ TOKYO ART INTERSECTION
【日程】  2023年10月20日(金)~11月20日(月)  
【時間】 11:00~21:00 ※館内開館時間に準ずる
【場所】 東京ミッドタウン八重洲 2F
【入場】 無料/入退場自由
【主催】 八重洲二丁目北地区エリアマネジメント
【企画制作】CEKAI

CEKAI/世界株式会社 (https://cekai.jp/
東京・ニューヨーク・ロサンゼルスを拠点に活動する日本発のクリエイティブ結社。「いいものを、つくる」というシンプルな思想の元に集ったクリエイター、多ジャンルのプロデューサー、マネージャーから組織される。国際イベントでの演出や、グローバルブランドのブランディング、著名アーティストのミュージックビデオ、公共プロジェクトのデザインまで、領域を横断した多様なクリエイティブは国内外からの支持を集め続けています。  

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TOKYO ART INTERSECTION
「Perspective of a Chair」 -椅子から見る思考のまなざし- 展示作品
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作品タイトル:COMMON NEGLECT MATERIAL
作家名:Takuto Ohta (タクト オオタ)
作品コンセプト:
地方の過疎化を目の当たりにした時、意図的に光を向けなかった場所を照らすような、能動的に空虚を切断し新たな発想や価値を接ぎ木する活動が必要だと直感し作られた作品。
時代に取り残されたモノには地域の特性と風化によるエイジングという市場には存在しない魅力的で固有の価値が存在する。持ち主不在で社会から姿を消した特有のモノを「コモン・ネグレクト・マテリアル(CNM)」と名付け、意識的に活用し地域へドロップし、モノが溢れる世界の中で生産と発展のレガシーに向き合い続け、未来を形作る一つの方法論を表現した。

作品タイトル:MASS
作家名:Sohma Furutate(ソウマ フルタテ)
作品コンセプト:
MASSは厚み1mmの鉄板を繋ぎ合わせることで構成されたインテリアエレメンツのシリーズ。私たちがモノを「どのように見て、どう認識するか」というテーマのもと、多視点的なモノの捉え方を促すツールとして制作。人は目の前のモノを認識する際に、無意識に過去の経験や知識を利用して実像を捉えており、MASSは、一見変わった外観をしているように思えるが、面の切り替わりや奥行き、陰影などのあらゆる要素を汲みとろうとする行為は、感覚的なモノの捉え方としてのより “人間らしい見方”であると考えている。視点に揺さぶりをかけることで認識のアップデートが出来ないか、その可能性を具体的に示すための試みがMASSシリーズである。

作品タイトル:El El 01
作家名:Siin Siin(シーン シーン)
作品コンセプト:
El ElはFRPグレーチングと既製金物を使用した家具システムによるコレクション。このプロジェクトは建築や都市のディテールに対する私的な見様を家具スケールで再構築する試みであり、グレーチングの正方形グリッドを活かした多様な形態と機能を満たすシステムとなっている。
FRPグレーチングの元来の用途は商業ビルの外壁やベランダの柵などといった建材としての利用、最も分かりやすいところで言えば排水溝の蓋。これまでこのプロジェクトで使用した金物はグレーチング固定用のものに始まり、ローレットノブ、袋ナット、鳥害防止ネットを張るためのクランプ、ワイヤロープ用ウィンチ、船舶ロープ用金物など様々な用途から拝借しており、それらは同色で焼付塗装されることにより等価に扱われ、まるで元々この家具のために作られた金物のように振る舞っている。
 
作品タイトル:Melt down
作家名:沼田侑香(ぬまたゆか)
作品コンセプト:
今、生活にかかせないSNSやインターネット。その中の情報は本当に薄っぺらく、嘘か本当かわからない情報が飛び交っている。こういった現実世界を見つめ直すために椅子という私たちの生活の中心にあるプロダクトを別の角度から捉え、現実世界の薄っぺらさや、私たちの生活のハリボテ感を作品と絡めた。本作品の椅子は座ってしまえば途端に崩壊してしまうほどに脆い作りになっており、椅子の重量はとても軽く、近くで見ればツギハギだらけで、椅子の木目があると思えばそこはプリントになっているなど、まさにハリボテのようで形だけは椅子の形状を保っている状態。またその椅子にもたれかかっているのか、または溶けているような様子のサラリーマンは、仕事や生活に疲れ果てているようにも見える。椅子を通して私たちの現実がどこにあるのかを探る作品。

作品タイトル:Almost sofa
作家名:時吉あきな(ときよしあきな)
作品コンセプト:
ソファーのある生活をしたことがなくて、ソファーでくつろぐ優雅な暮らしに憧れがあった。友達の家にこの茶色のソファーがあり、写真を撮って家に帰って作ってみた。"Almost sofa"は空洞でとても軽い。無理に座るとバランスを崩して転んでしまうだろう。太ももにギュッと力を入れて、空気椅子をした状態で前から写真を撮ると、ほぼ座っているようにみえた。

作品タイトル:ミカドシリーズ
作家名:Rio Kobayashi (リオ コバヤシ)
作品コンセプト:
ミカドシリーズはテーブルゲーム Mikadoから着想を得た作品。細いスティック状の構造体で作られた椅子は、繊細なバランスに基づいたゲームのコンセプトを反映し、使用されるスティックを想起させるように赤、黄色、青色に塗装されている。座面はダボ継ぎの技術を使用することで緻密で、頑丈な設計。日本語でタイトルが付けられ、ヨーロッパの企業によって開発された Mikado というゲームをアイディアに取り入れることにより、東西の文化の融合を遊び心のあるスタイルで表現している。

作品タイトル:Moon Night Blue
作家名:積彩(せきさい)
作品コンセプト:
3Dプリンティングを用いた着彩技術によって、人の手では塗り分けられない複雑な配色を実現。満月が湖面に反射し、ゆらゆらと輝く景色を椅子に投影した。

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T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023
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東京を代表する“屋外型国際写真祭”である「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023」。今年は東京駅東側エリア(八重洲・日本橋・京橋)で開催が決定。東京ミッドタウン八重洲には4人の作家の作品が展示されます。2023年のイベントテーマは「LINKUP!」。現代に混在する「古いものと新しいもの」や「リアルとオンライン」など、今まで想像もしなかった点と点を結び、その豊かさを楽しむことをキーワードに制作された作品の数々を展示いたします。日本の玄関口・八重洲の秋を彩る、新しいアート体験をお楽しみください。

■ T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023
【期間】 2023年10月7日(土)~10月29日(日)
【時間】 11:00~21:00 ※場所により異なる
【場所】 東京ミッドタウン八重洲 B1、1F、2F、3F、5F
【入場】 無料/入退場自由
【主催】 一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
【協賛】 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合 ほか
※本イベントの問い合わせは主催者(https://t3photo.tokyo/)までお願いいたします。

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T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023
出展作家
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作品名:SCAN THE WORLD
作家名:SCAN THE WORLD(スキャン ザ ワールド)

展示場所:東京ミッドタウン八重洲 1F
SCAN THE WORLD 「NEW GAME」
2022 金沢21世紀美術館 by TAKAGI Yuu


作家プロフィール:
2018年より活動を開始。アーティストの石毛健太とBIENが主導するハンディスキャナで新しい遊びを考えるプロジェクトの総称。過去の展覧会に「アペルト17 SCAN THE WORLD [NEW GAME]」 (金沢21世紀美術館、2022年)、「SCAN THE WORLD[STAGE:TELEPHONE GAME]」 (TOH、東京、2021年)など。

作品紹介:
SCAN THE WORLDは、ハンディスキャナで新しい遊びを考えるプロジェクトの総称であり、ストリートを舞台にした表現。来場者を出迎える石板には「HOW TO SCAN THE WORLD」という文字とルールが掘られ、ゲームに鑑賞者がプレイヤーとして参加できる。併設されたワークスペースは参加者のスキャン画像によって更新されていく。STWのウェブサイトでは、八重洲・日本橋・京橋の街をスキャンしたデータをアップロードすることや、過去にその場所で撮られた写真を鑑賞することができる。「街をスキャンする」という視点を手にしたとき、私たちは都市に何を発見するのだろうか?
 
作品名:Mountain Line “Everest”
作家名:西野壮平 

展示場所:東京ミッドタウン八重洲 3F
西野壮平 「Mountain Line “Everest“」

作家プロフィール:
1982年兵庫県出身。大阪芸術大学写真学科卒業後、静岡を拠点として制作活動を行う。主な個展に「NEW DIORAMAS」、「New Work」、グループ展に「New Cartographies:」、「岡本太郎現代芸術賞」展などがある。

作品紹介:
「Mountain line “Everest“」は、ヒマラヤ山脈のエベレストへの道のりを写真で捉え作り上げた作品。2018年の春、約300~400本のカラーネガフィルムをシェルパとアシスタントと共に担ぎ、標高約2,860mのふもとの町ルクラから、エベレストの約6,000m地点まで23日間に及ぶ旅をした。写真には、荷物を運ぶロバや馬などの動物、登山者、ベースキャンプのテント、上空を舞う鳥、山や田畑などがつぶさに写し出されている。高さ6mを超える大きさで展示される本作品は、引いて見ればそのスケール感に圧倒され、徐々に近づけば細部の魅力に気づかされる。積み重なる写真の地層から、作者が旅の中で移動した距離や費やした時間まで感じられる本作品は、観る人にどのような体験をもたらしてくれるだろうか。

作品名:change the name of the days
作家名:David Horvitz(デヴィッド・ホーヴィッツ)

展示場所:東京ミッドタウン八重洲 5F 他
 
David Horvitz  「change the name of the days」

作家プロフィール:
アメリカのコンセプチュアルアーティスト。ノマド的な彼の作品群は、写真、パフォーマンス、メールアート、サウンド、自然環境など、あらゆる形態に及ぶ。場所、人、時間など距離の問題に問いを投げかけ、距離を利用すること、弱体化させること、消失させることの可能性を探っている。
 
作品紹介:
出展作「Change the Name of the Days」には写真が1枚も含まれておらず、フォトフェスティバルとしては異例の作品。コロナ禍で世界中の人々が家に籠っていた時期に、5歳の娘と一緒に作った長い詩に由来する「レッスン」を、日英二ヶ国語のポスターにしている。「ここにいない誰かの写真を撮る」、「植物と呼吸を交換する」など、短い招待状のようなフレーズを用いて、見る人に自分を取り巻く世界との対話を促す作品に、街行く人々はふと足を止めて見入るだろう。それは途切れなく続く都会の流れを一瞬止めることになるかもしれない。

作品名:「Mindscapes #100」、「New York, 2020」
作家名:Lilly Lulay(リリィ・ルーレイ)

展示場所:東京ミッドタウン八重洲 B1 他
 
(上)Lilly Lulay 「Mindscapes #100」
(下)Lilly Lulay 「New York, 2020」


作家プロフィール:
1985年生まれ。ドイツとフランスで写真、彫刻、メディア社会学を学び、現在はフランクフルトとブリュッセルを拠点に活動。写真を‟素材”とし、レーザーカッティングから刺繍、インスタレーション、コラージュまで様々な技法を駆使して多層的なオブジェに変える。写真メディアが社会的行動や認識メカニズムに与える影響を研究。ジョージ・イーストマン美術館、モデナ写真財団、ドイツ証券取引所写真財団などに作品が収蔵されている。

作品紹介:
写真自体を作品にするのではなく、制作に必要な素材として扱う。撮影した写真に加え、人から譲り受けた、あるいは購入したファウンドフォトや、時には流用した画像を刺繍やコラージュなどの技法を駆使して組み合わせ、現代において写真が持つ文化的な意義を探る作品を創出。本展では、様々な写真をコラージュし再構築された風景「Mindscapes」(2007年~)を屋外空間に展示。「New York」(2020年)と「Istanbul」(2015年)は、どちらもタイトルとなった都市で撮られた写真を使って制作された映像作品。入手経路も撮影された時代も様々な写真をコラージュし紙芝居のように重なり合わせた映像は、視覚的/心象的な断片と、現代的/歴史的な要素が複雑に絡む都市の風景を構築。本フェスティバルではレジデンスプログラムの作家として日本に滞在し、東京の街をテーマにした新たな動画制作にも取り組む。
 
<参考情報>三井不動産×CEKAIの共同事業について
三井不動産は多様なパートナーと次世代の街づくりに向けた事業を共創する「未来特区プロジェクト」の取り組みとして、「CEKAI」との共同事業を開始いたしました。
第一弾として、2023年9月30日(土)~2024年1月14日(日)まで、三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島にて、スマートフォン1つで誰でも映像クリエイターのような動画撮影が楽しめる日本初・新感覚のエンターテインメント施設「GINGAGA -SPACE MOVIE STUDIO-(ギンガガ スペースムービースタジオ)」をオープンしております。
イベント詳細は下記URLをご確認ください。
https://www.mitsuifudosan.co.jp/letter/230926/download/20230926.pdf

三井不動産グループのSDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」、2023年3月には「生物多様性」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。

【参考】
 ・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」
  https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/
 ・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」  
  https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/
 ・「グループ生物多様性方針を策定」
  https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2023/0413/

*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における2つの目標に貢献しています。
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

 

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