MendixのローコードプラットフォームをNECが社内向け生成AIサービスに採用
- NECが社内向けに提供する生成AIサービスのフロントエンドアプリに、Mendixを採用
- コンポーザブルアーキテクチャにMendixを組込んだことで、社員が安心、安全に生成AIを使える仕組みをわずか2週間で構築
- NEC国内グループ社員約2.5万人が一日約1万回の積極活用
シーメンスの傘下で、最先端エンタープライズアプリケーション開発のグローバルリーダーであるMendix(本社:オランダ ロッテルダム/CEO:ティム・スロック)は本日、日本電気株式会社(本社:東京/取締役 代表執行役社長 兼 CEO: 森田隆之、以下”NEC” )が、社内向けに提供する生成AIサービスのフロントエンドアプリに、Mendixが採用されたことを発表します。
ChatGPTの登場以来、日本市場でも生成AIの活用について大きな話題になっています。ChatGPTは大きなインパクトをもたらす可能性がある一方、情報の信頼性や秘匿性、プライバシーの侵害といった課題が指摘されており、適切にリスクに対応する必要もあります。今回、NECは急速に変化する生成AI利用需要に応えるための施策の一環として、Mendixを活用しました。
NECでは、Mendixを活用し構築された生成AIサービスを利用した結果、資料作成時間の50%削減、議事録作成の時間を平均30分から約5分に短縮、また社内システム開発におけるソースコード作成業務の効率化で工数80%の削減という成果も出ています。また、利用するLLMを自由に切り替える仕組みも導入しており、さらなる効率性を実現しました。(※)
「シーメンスは、NEC様社内AI利用におけるMendixの採用を大変嬉しく思います。Mendixを活用したことでNEC社内向けの生成AIサービス構築を2週間で完了できたと伺いました。Mendixの持つ柔軟なフレームワークと効率的なAPI、NEC様の優れた構築能力が組み合わさった結果です。ぜひ更なるMendixの活用にチャレンジいただき、日本企業の皆様のDXの模範となっていただくようお願い申し上げます」
NECの社内のDX
NECは、「安心・安全・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を発揮できる持続可能な社会の実現を目指す」というPurposeを掲げ、戦略と文化と結び付けた一体的な取り組みを進めています。そして「2025中期経営計画」においてさらなる成長を目的とし「社内のDX」、「お客様のDX」、「社会のDX」を経営の中核と設定しています。「社内のDX」については、自社をゼロ番目のクライアントとする「クライアントゼロ」の考えのもと、クイック・アジャイルに社内変革を推進しています。今回の社内での生成AIの積極活用もこの一環であり、社内利用で得た活きた経験やノウハウをお客様へ提供することでお客様のDXの実現に貢献します。
https://jpn.nec.com/dx/internaldx/index.html
日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、135年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして、日本の産業界の発展に貢献してまいりました。近年は特にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する先進的な製品やサービス、ソリューションの提供を中核事業として展開しております。グローバルなテクノロジーと知見、日本市場における経験を活かし、日本のお客様にデジタル化とサステナビリティの実現、競争優位性と価値想像力の強化をご支援してまいります。2022年9月末に終了した2022年度において、日本のシーメンスの売上高は約2,155億円、社員数はおよそ2,600人です。詳しい情報は http://www.siemens.com/jp にてご覧いただけます。
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Mendixについて
デジタルファーストの世界では、顧客ニーズは予測され、ツールは業務効率を大きく高め、エンタープライズはデジタルトランスフォーメーション実行しないと生き残れないと信じられています。そんな世界に向かうエンタープライズにとって、シーメンスの事業部門、Mendixは、改革を進めるエンジンになろうとしています。その先進のローコードプラットフォームと幅広いエコシステムは、最先端のテクノロジーを相互に結び付け、エンゲージメントの向上、業務の合理化、ITの効率化を実現するソリューションをサポートします。Mendixは、抽象化、自動化、クラウド、コラボレーションの4つの柱で、開発者の生産性を劇的に向上させます。Mendixのコラボレーション機能と直感的なビジュアルインターフェイスは、技術者ではない「市民」が開発者となって、それぞれの得意領域の知識からアプリケーションを作成できるようにします。Mendixのプラットフォームは、クラウドネイティブであり、オープンで拡張性が高く、アジャイルで実績も豊富です。アナリストからもリーダーとして、また時代を先取りするビジョナリーとして評価されています。人工知能、拡張現実、インテリジェントオートメーション、ネイティブモバイルなどを支える、Mendixはデジタルファースト・エンタープライズのバックボーンです。Mendixエンタープライズ・ローコードプラットフォームは、46か国の4,000以上の先進企業に採用されています。