Teledyne e2vとInfineonが連携し、高信頼性エッジコンピューティング宇宙システム向けに最適化したプロセッサーブートソリューションを提供
QLS1046-SpaceとCYRS17B512はいずれも放射線耐性の高い仕様となっており、宇宙空間での実稼働時の安全な運用と長寿命を実現します。この両デバイスを組み合わせたソリューションでは、100 krad(Si)の吸収線量(TID)、60 MeV.cm²/mgのシングルイベントラッチアップ(SEL)耐性を実現しています。
Teledyne e2vのアプリケーションエンジニアのThomas Porchezは次のように述べています。「Infineonのような価値あるテクノロジーパートナーと協業することで、評価の高い当社のエッジコンピューティングモジュールQorminoを中心とする製品エコシステムの構築を進めています。この新たなリファレンスデザインにより、宇宙システムの設計において、開発の手間を省きつつ、プロジェクトをスケジュールと予算に従い、これまでよりはるかに簡単に進めることが可能となります。」
Infineonの宇宙航空・防衛向けメモリーソリューション担当バイスプレジデント兼フェローのHelmut Puchnerは次のように述べています。「当社のNOR型フラッシュメモリーCYRS17B512とTeledyne e2vのQLS1046-Spaceプロセッサーモジュールは、要件の厳しい宇宙設計において優れた組み合わせとなります。高性能コンピューティングアプリケーション向けの強固な宇宙ソリューションの提供に必要なこの2つの主要コンポーネントを組み合わせたリファレンスデザインは、市場の高い関心を集めると期待しています。」
Teledyne e2vについて
Teledyne e2vのイノベーションは、ヘルスケア、ライフサイエンス、宇宙、輸送、防衛、セキュリティ、産業用市場における発展をけん引しています。独自のアプローチで市場ニーズや用途ごとに直面する課題を正確に把握し、密接な連携を通じてお客様のシステムの価値を高める画期的な標準化製品やセミカスタム製品、完全カスタマイズソリューションを提供しています。