食分野のイノベーション創出と課題解決で社会還元に取り組む 日本の食科学研究拠点「立命館大学食総合研究センター」を開設

立命館大学

 立命館大学は、国際的視野から食分野の諸課題の解決と社会還元に取り組む研究拠点「立命館大学食総合研究センター」を、2023年4月1日、びわこ・くさつキャンパス内に設置いたしました。  本学は、日本の食科学研究における総合的な研究拠点として、2014年1月に「国際食文化研究センター」を設置。2018年に「立命館大学食総合研究センター」に改め、学術的知見に基づき成果の社会還元を推進するという設置趣旨のもと、国内外の研究機関や産官との連携により、共同研究の実施やシンポジウムの開催など、足かけ10年に渡り積極的に活動してきました。  近年、食をとりまく環境は大きく変化し、コロナ禍によるフードチェーンへの影響や食行動の変化、食産業のDX 化、フードテクノロジーへの社会的期待、ウクライナ侵攻による食糧危機など、食をめぐる課題は多様で複雑になってきています。こうした環境下で、サステナビリティやウェルビーイングを担保するために、人文科学・社会科学・自然科学の枠を超えた広い視野から総合的に解決策を考えるための食に関わる総合的な研究拠点の必要性が増しています。  このような現状を鑑みて、食に関する総合的な研究ニーズに応える拠点として、旧センターの名称を引継ぎ、新たに10年間の設置期間をもって本センターを設置いたしました。本センターは、食に関する学術的知見を蓄積し、総合的な学問として「食科学」を確立・推進するとともに、研究成果の社会実装を積極的に進め、地域活性化・事業化・国際化などに寄与し社会に貢献します。また、食科学研究の一大拠点として国内外にネットワークを構築し、情報発信や研究交流を行ってまいります。 ■研究センターの概要 名  称: 立命館大学食総合研究センター       (英文名称 Research Center for Gastronomic Arts and Sciences, Ritsumeikan University) 開 設 日: 2023年4月1日 設置場所: 立命館大学びわこ・くさつキャンパス内(滋賀県草津市野路東1-1-1) 所属研究者: 75名 WEBサイト: http://www.rcgas-ru.org/ (4月7日公開予定) ■阿良田 麻里子・立命館大学食総合研究センター長(食マネジメント学部・研究科教授)コメント  本センターは、国内外の研究機関・官公庁・自治体・企業・実務家などと連携して、学術領域の枠を越えた総合的な食科学研究を推進、研究成果を地域社会や国際社会に還元し、社会課題の解決に資する食のイノベーションを創出することを主たる活動とします。大型外部資金の獲得による研究の発展を目指すとともに、未来社会の担い手となる若手研究者の育成・輩出にも積極的に取り組み、日本における食科学研究の代表的拠点として、本センターの国際的地位を確立していきます。また新規設置に伴い、センターのウェブサイトも全面的にリニューアルを行います。研究成果をわかりやすく提示し、教育や社会実装に幅広く活用していただければと考えています。 ▼本件に関する問い合わせ先 立命館大学広報課 遠藤 TEL:075-813-8300 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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