【建設現場における女性活躍の取組み実態調査】建設現場の半数以上で女性活躍に向けた取組みを実施 4割近くの現場で女子トイレや更衣室など女性用設備の整備が進む

株式会社ウィルグループ

~株式会社ウィルオブ・コンストラクション調べ~

建設業界に特化した人材サービスを展開する株式会社ウィルオブ・コンストラクション(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:角 裕一)は、全国の建設現場で就業する女性職員125名を対象に、建設現場における女性活躍の取組み実態調査を実施しました。(調査期間:2023年1月24日~2月3日)

建設業界においては、直近10年間で建設現場で就業する女性新卒社員が増加傾向にあり、未経験で建設現場に就業する女性の不安解消のため、建設現場における女性活躍推進の実態を調査しました。

【調査結果トピック】
1. 6割の建設現場で女性活躍の取り組みを実施、最も多いのは「女子トイレや更衣室など設備面の整備」
2. 建設業界全体の女性就業者数は増加傾向も、建設現場の80%で女性比率が2割以下という結果に
3. 女性就業者が感じる女性活躍のための課題点、「女性社員の増加」を求める声が約6割


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6割の建設現場で女性活躍の取り組みを実施、最も多いのは「女子トイレや更衣室など設備面の整備」
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【就業先の現場における女性活躍に向けた取組みの有無】を聞いたところ、「ある」と回答した方が57.6%と、半数以上の建設現場で女性活躍の取組みが行われていることが分かりました。

 

また、【実際にどのような取組みが行われているか】を聞いたところ、「現場の女性用設備(更衣室/トイレ/休憩所)・備品が充実している(女性用作業服の配布など)」(38.4%)が最も多く、次いで「性別に関係なく、現場では平等に評価してもらえる」(28.8%)、「現場で休暇が取得しやすい環境づくりがされている」(26.4%)となりました。

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建設業界全体の女性就業者数は増加傾向も、建設現場の80%で女性比率が2割以下という結果に
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次に【就業先の現場の女性比率】について質問したところ、「女性が1割」と回答した方が57.6%、「女性が2割」と回答した方が23.2%と、合わせて80%以上の建設現場で女性職員比率が2割以下という結果となりました。厚生労働省発表の労働力調査によると、建設業界全体では10年前と比較して女性就業者数は約10万人増加しているものの、職種別に見ると女性就業者のうち70%以上が事務職で、技術者・技能者など現場勤務の女性就業者数はまだまだ少ないのが現状です。本調査でも建設現場で就業する女性の少なさが浮き彫りになりました。

 


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女性就業者が感じる女性活躍のための課題点、「女性社員の増加」を求める声が約6割
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続いて【女性活躍に向けた課題】を聞いたところ、「女性社員が少ない」(58.4%)、「女性のリーダーや管理職がいない、または少ない」(48.0%)の回答が約半数を占めました。労働環境や制度は徐々に改善が進んでいるものの、そもそも女性社員の絶対数が少ないことを課題と捉えていることが分かりました。今後の建設現場における女性活躍のためには、女性同士でコミュニケーションを取れるように女性職員を積極採用していくとともに、設備・制度の整備に取り組むことが重要な観点だと言えます。
 


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建設現場で勤務する女性職員による「女性活躍推進」に対する意見(一部抜粋)
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最後に【建設業界の女性活躍推進に対する意見】を自由回答で聴取しました。自由回答においても、現場の女性職員増加を求める声や女性活躍推進にあたっての課題を指摘する声が多く見受けられました。

建設現場で勤務する女性職員の増加を求める声
・女性が少ないので、現場のことを相談しにくい時がある。今は女性の先輩がいるので相談しやすいが、
 次のプロジェクトで女性が1人になったときに働きにくくなるかもしれないと少し不安を感じる。
女性同士の方が相談しやすい内容などもあるし、女性の割合が少ないとどうしても意見が男性寄りになる場面が多い。
・女性が増えてくれれば心強さが違うし、職場上でのアドバイスなどコミュニケーションがとりやすくなると思う。
女性のお客様とのコミュニケーションは女性従業員が行って欲しいとの声が多いため、女性の数が増加することは好ましい。

女性活躍の取組みに対する課題の指摘
・更衣室やトイレなどの設備面の整備だけでなく、研修や育成など受け入れの体制を整備してほしい。
・まだ女性管理職が少ない点も、女性の働きづらさが改善されない理由の一つかなと思う。
・大きい現場は変わりつつあるが、小さい現場や、工場などは女性が働きやすい環境がまだまだ整備されていないと思う。
・女性が自分のみなので、自分1人だけのために設備・備品を整えてもらうことはなかなか難しい
腕力等の体力面や、男性職人が多いため意思疎通のしにくさ等に限界があると感じる。


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調査結果について
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総務省が2023年1月に発表した「労働力調査」によると、2022年の建設業の就業者数は479万人と、2018年の503万人から4年連続で減少しており、人手不足が深刻な業界です。一方で、建設技術者として就職した大学新卒者は年々増加傾向で、2022年には約14,000人と直近10年間で1.5倍以上になりました。特に大学新卒の女性技術者の増加は著しく、2022年には約3,400人と直近10年間で2倍以上にもなり、建設業界は徐々に女性から選ばれる業界へと変容しています。

※「学校基本調査」(文部科学省)より作成
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm


全国の建設現場で就業する女性職員を対象に行った本調査では、実際の女性就業者の立場から見た「建設現場における女性活躍推進の課題」が明らかになりました。「女性活躍」は建設業界全体で推進が求められており、建設現場においても半数以上の現場で取り組みが進んでいます。一方で建設現場をより一層女性が働きやすい環境にしていくためには、実際に就業する女性社員の人数自体を増加させていく必要があるという課題も見受けられました。

多数の女性施工管理技士を建設現場に派遣する当社としても、建設業界の課題を解決する人材サービス企業として、今後も啓発活動を継続してまいります。

■調査概要
調 査 概 要:建設現場における女性活躍の取組み実態調査
調 査 期 間:2023年1月24日~2月3日
調 査 方 法:オンライン上でのアンケート調査
調 査 対 象:全国の建設現場で勤務する女性職員
有効回答数:125


【調査データの引用・転載に関して】
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≪利用条件≫
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