オリジナルクロス下地合板「S(エス)ガイナー」 大臣認定取得 ~最大壁倍率3.7倍、設計の自由度拡大~
<Sガイナーの特徴>
- 台板に国産桧・杉複合の針葉樹構造用合板を使用し、表面に特殊な目止め処理を施しています。針葉樹特有の節の抜けや割れを平滑にした上で、ライナー紙を貼った合板です。手摺、エアコンの取り付け部、壁掛けテレビ下地等、ビス保持力と壁耐力が必要な箇所の部材として最適です。
- 従来の内装用耐力面材下地は表面の仕上げにクロスなどを貼るとJAS規格外となるため構造計算上、耐力壁の対象外でした。大臣認定を取得した「Sガイナー」は内装の仕上げ下地材の機能を有しながら、耐力壁として構造計算することができます。
- コンセント開口等面材に開口部を設けるケースでも、従来の内装耐力面材と比べ大きな開口計画が可能となり、設計の自由度が広がります。
- 2025年4月の建築基準法の改訂で4号特例の縮小※2が予定されています。確認申請に構造関係規程などの提出が必要となる中、壁倍率の大臣認定を取得している「Sガイナー」は設計者のニーズを満たす製品です。
※ 施工要領書 PDF https://sfc.jp/information/news/20230222_03.pdf
■認定内容
※尺モジュール
※防火地域の物件や省令準耐火物件等の内装制限がかかる場合には使用できません。
住友林業グループは2022年2月に長期ビジョン「Mission TREEING 2030」を発表し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速しています。森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅や中大規模木造建築の請負、不動産開発、バイオマス発電まで、「木」を軸にした住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林のCO2吸収量を増やし建築での木材活用で炭素を長く固定し続けることができます。「ウッドサイクル」を回し、木の魅力を最大限に生かした付加価値の高い商品、サービスを提供し、自社のみならずお客様や取引先、そして社会全体への脱炭素化に貢献していきます。