帝京平成大学人文社会学部人間文化学科福祉コースの國重智宏講師が、昨年12月に行われた「日本精神障害者リハビリテーション学会 第29回群馬オンライン大会」において、野中賞(最優秀賞)を受賞した。
日本精神障害者リハビリテーション学会は、精神障害のリハビリテーションについて専門的に研究し、かつその実践の向上を図ることを目的に創設された、わが国唯一の職種横断的な団体。精神科医、ソーシャルワーカー、心理職、看護師、作業療法士などに加え、当事者やその家族の会員によって構成されている。
同学会では2014年度から、この領域における研究の発展を促し、学術的なレベルの向上を図ることを目指し「野中賞」の選考と表彰を行っている。
第29回となる群馬オンライン大会は、2022年12月10日から11日にかけて開催。今大会の野中賞受賞論文である國重講師の「長期入院精神障害者の地域移行支援における相談支援専門員の『かかわり』」は、『精神障害とリハビリテーション』25巻1号に掲載されたもので、長期入院精神障害者の退院支援における援助者(相談支援専門員)の「かかわり」を実証的に明らかにしている。
國重講師は今年度から科学研究費基盤研究(C)(課題名「長期入院精神障害者と相談支援専門員が退院に向けて『一緒に行う』ことの意義について」)を獲得し、長期入院の解消を目指して「かかわり」の実践モデル化に向けた研究を進めている。
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