電動アシスト自転車「PAS」が国立科学博物館の未来技術遺産に登録

ヤマハ発動機株式会社

 
登録証授与式の様子(場所:上野・国立科学博物館)

 
 ヤマハ発動機株式会社が1993年に世界で初めて販売した電動アシスト自転車「PAS」が、このたび独立行政法人国立科学博物館の「令和4年度 重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録されました。

 今回登録された「PAS」は、世界で初めてペダルを漕ぐ力をモーターで補助する運転免許証の要らない自転車として認可され、商品化された電動アシスト自転車です。1989年の先行開発試作車から始まり、1993年11月に、神奈川・静岡・兵庫の3県で「ヤマハパス(PAS)」として限定販売、その後、1994年4月に全国販売を開始しました。「PAS」の発売を機に、「自転車市場に新しいカテゴリの市場が誕生した点が画期的であり、重要である」と評価され未来技術遺産として登録されました。

 未来技術遺産は、独立行政法人国立科学博物館が2008年から実施している「重要科学技術史資料」の登録制度で、科学技術の発達上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ技術、国民の生活や経済に顕著な影響を与えた技術など、全国の全科学技術を対象に歴史的な貢献がなされた技術を評価し、その保存と活用を図ることを目的として登録を行っています。
 

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