NEXCO東日本と共同でアバター接客「KSIN」の実証実験を開始します
『ドラぷらイノベーションラボ』は、NEXCO東日本がさまざまな社会課題の解決につながるソリューションの開発・事業化を目指し、同社が保有する高速道路やサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)をはじめとするリソース等を活用して、パートナー企業と新たなサービス・プロダクトの共創・社会実装に取り組むプログラムです。デジタル・フロンティアはパートナー企業として本プログラムに参画。高精細な3DCGアバターによる有人遠隔接客の実現によって、本サービスの価値である『居住地や年齢・容姿にとらわれない多様な働き方』の提供を目指し、さまざまの検証やテスト運用を経て、この度守谷SAでの実証実験を実施する運びとなりました。
デジタル・フロンティアは、今後も本サービスをはじめ、フィールズグループが有するデジタルアセットと映像開発技術・コンテンツ等を融合し、デジタル領域における新規事業の開発に積極的に取り組んでまいります。
サービスエリアでの実証実験開始について
今回の実証実験は、守谷サービスエリア(下り線)内のインフォメーションコーナーに「KSIN」のアバターを表示するデジタルサイネージを設置し、エリアコンシェルジェが遠隔で接客対応を行うものです。
お客さまに快適に過ごしていただくためにご案内やお手伝い係を担っているエリアコンシェルジェですが、これまで対面で行っていた窓口業務を、本サービスによって非接触で行うことで、お客さまの多様なニーズに応える新たな体験を提供し利便性の向上を図るとともに、エリアコンシェルジェの労務負担を軽減させることを目的としています。
本サービスが実用化すると、例えば、お客様の混雑度に応じて、柔軟に対応できるコンシェルジェの人員を増減させたり、現在、コンシェルジェがいないSAPAでのサービスの向上が可能になることを期待しています。
「KSIN」(ベータ版)の申込開始と、サービスの概要
「KSIN」は、オンラインでのアバターによる有人遠隔接客サービスです。操作する人間(オペレーター)の表情をリアルタイムにアバターに反映し、豊かな感情表現を実現します。そのため、アバター越しでありながらも対面での接客のような自然なコミュニケーションが実現可能です。
本サービスは、デジタル・フロンティアと、株式会社ユニキャスト(本社:茨城県日立市 代表取締役:三ツ堀裕太 以下、「ユニキャスト」)が共同開発を行っており、ベータ版の申込を2022年6月1日(水)より開始いたします。
※本サービスに関するより詳細な情報につきましては、下記ウェブサイトをご確認ください。
・トライアル受付開始に関するプレスリリース
https://www.fields.biz/ir/j/files/press/2021/press_20211221c.pdf
・KSIN公式サイト
https://unicast-robotics.com/ksin-avatar/
トライアル
本サービスを実際の店頭でお試しいただくことができます。また、オンライン上でサービスの体験ができるプランもご用意しております。
お問い合わせ、お申し込みにつきましては下記ウェブサイトをご確認ください。
https://unicast-robotics.com/ksin-avatar/
<デジタル・フロンティアについて>
3DCG制作を中心とした日本の映像プロダクション。国内におけるデジタルヒューマン研究開発のパイオニアであり、実在の人間と見間違えるほどの高品質なCGモデル制作技術を保有しています。実写合成のVFX、作画ベースのセルルックアニメーション、フルCGアニメーションなど、幅広いジャンルの制作を手掛けています。主な作品実績に「今際の国のアリス」「竜とそばかすの姫」「GANTZ:O」「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」など。
※ 株式会社デジタル・フロンティアはフィールズ株式会社のグループ会社です。
<ユニキャストについて>
「人とロボットが共創する未来をつくる」を事業ミッションとし、コミュニケーションロボットの業務活用を通して、人々がより生産性を発揮できる社会の実現を目指しています。
本サービスの他に、ロボットを利用した企業受付サービス、AI検温サービスなどを開発・提供してきました。その中で培った接客業務のシステム化ノウハウを本サービスの開発にも活かし、効率化だけではなく、お客様にとって新鮮で満足度の高い接客業務DXの実現に取り組んでいます。