GitHub Desktop 3.0をリリース

ギットハブ・ジャパン合同会社

〜Pull Requestとのインテグレーションを強化〜

オープンソースプロジェクトおよびビジネスユースを含む、ソフトウェアの開発プラットフォームを提供するGitHub, Inc.(本社:米国サンフランシスコ)は、4月26日(米国時間)にGitHub Desktop 3.0のリリースおよび新たな機能の追加を発表しました。

ソフトウェア開発者が業務の重要事項に集中できるよう、バージョン管理はシンプルかつ簡単であるべきです。そのために、GitHub Desktopは世界中の開発者のワークフローを簡素化できるように設計されています。このバージョンでは、Commitのsquash、並べ替え、修正(https://github.blog/2021-06-16-github-desktop-2-9-squashing-reordering-amending/)といったGit操作のサポートが改善されているほか、GitHubをローカル開発ワークフローに近付ける魅力的な新機能が追加されています。

Pull Request チェックで実行ステータスを確認
GitHub Desktop 3.0では、Pull Request チェックでステータスを確認することで、本稼働環境に向けてソースコードを準備できるようになりました。Pull Request番号のバッジをクリックするだけで、チェック、ジョブ、ステップのいずれのステータスであるかを確認し、発生する可能性のある問題を把握して解決できます。チェックが失敗した理由が分からなくても心配はいりません。チェックを再実行して、問題がないことをも再確認することができます。また、失敗したGitHub Actionsチェックや個別のGitHub Actionsチェックの再実行も可能(https://github.blog/2022-03-16-save-time-partial-re-runs-github-actions/)となっています。

 

よりノイズの少ないPull Requestの通知
GitHub Desktop 3.0で追加されたもうひとつの新たな機能が、高信号通知のサポートです。開発者は多数のアプリから何百もの通知を受け取っている場合がありますが、そうした通知のほとんどは単なるノイズとなってしまっています。そこでGitHub Desktop 3.0では、開発者が貢献しているすべてのリポジトリのあらゆるイベントを逐一通知しないように改修されました。つまり、作業しているリポジトリで本当に重要なことが起きたときにのみ通知が表示されることになります。

Pull Requestチェックエラー
ブランチで素晴らしい新機能を開発している開発者は、ある時点でチームメイトと共有して正式なレビューを行う準備を整えたと仮定してください。ブランチをリポジトリにPushし、Pull Requestを開きます。その後すぐ、開発者は別のブランチに切り替えて別の機能の開発を始めました。

しかし数分後、開発者があるファイルをCommitに追加し忘れたため、Pull RequestのMergeに必要なチェックが失敗しました。この問題に迅速に対処しないと、開発者が意図したMergeとは異なるコードをチームメイトがレビューしたり、チェックが成功した後でさらに承認してもらう必要が生じたりする可能性があります。

GitHub Desktop 3.0 では、このような問題が発生するとシステム通知が表示され、Pull Requestチェックで生じた問題を詳しく説明するダイアログが新たに表示されるようになりました。この新しいダイアログでは、影響を受けるブランチに切り替えて修正作業を始めることもでき、そのとき限りの問題と思われる場合は単にチェックを再実行することも簡単にできます。このようにPull Requestを素早くあるべき軌道に戻し、チームメイトがレビューできるようにすることが可能になりました。 

 
 

 
Pull Requestのレビュー
その後、開発者が意図したPull Requestチェックが成功しそうというところで、チームメイトがPull RequestをMergeする前に行うべき変更点を提案してきました。大抵の場合、こうしたコメントにはすぐに対処し、承認を得て、Pull RequestをMergeできるようにしたいものです。

このために、GitHub Desktop 3.0では、Pull Requestがレビューされると通知が表示されるようになりました。チームメイトが変更を要求したのか、承認したのか、Pull Requestにコメントしただけなのかが、直ぐに分かります。

変更の要求や何らかの提案があった場合は、直ぐにそのブランチに切り替えて作業を開始できます。

 

全員が変更に承諾すると、緑色のチェックマークが表示され、その機能をユーザーに提供できるようになります。GitHub Desktopの通知をクリックして承認の最終コメントを読んだ後、そのままGitHubに移動してPull RequestをMergeすることができます。



こうした新たな通知によって、開発者がより効率的かつ効果的に、不要な雑念に悩まされることなく作業できるようになります。ぜひGitHub Desktopをダウンロード(https://desktop.github.com/)して新機能をお試しください。

オープンソース
GitHubでは、小さなチームがGitHub Desktopの開発と保守を積極的に行っています。それでも、オープンソースという性質と世界中の数多くの開発者のおかげで、現在の状態まで成長、成熟してきました。GitHub Desktopのリポジトリ(https://github.com/desktop/desktop)では、32,000以上のCommitと4,600以上のPull Requestが行われており、7,700回以上フォークされ、14,400回以上Starが付けられています。

GitHubは、誰もが安心してGitHub Desktopのリポジトリ(https://github.com/desktop/desktop)に貢献できるような、包括的な環境の促進に最善を尽くしてきました。その結果、外部コントリビュータからのPull Requestが1,000回以上もMergeされ、ユーザーからのバグ報告、拡張機能や新機能の要望などのIssueが8,500件以上作成されています。

GitHub Desktopの改善において、長年にわたるコミュニティからのサポートに感謝すると共に、今後も開発におけるコラボレーションを楽しみにしています 。

GitHub Blog
英語
https://github.blog/2022-04-26-github-desktop-3-0-brings-better-integration-for-your-pull-requests/
日本語
https://github.blog/jp/2022-04-28-github-desktop-3-0-brings-better-integration-for-your-pull-requests/

GitHubに関する情報は、こちらからもご覧いただけます。
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【GitHub について】https://github.co.jp
GitHub(ギットハブ)は世界で7,300万人にのぼる開発者および400万以上の組織に利用されるソフトウェア開発プラットフォームです。プログラミング環境にオープンな会話と協調を重んじるコミュニケーションによって、コラボレーションを促進する開発環境を提供しています。これらの開発を実現するワークフローで必要となるコードレビュー、プロジェクトおよびチームマネージメント、ソーシャルコーディング、ドキュメント管理などに、これまで以上の効率性と透明性をもたらし、より高速かつ品質の高いソフトウェア開発を支援しています。
GitHubは多様なユースケースに適した開発プラットフォームを用意しており、オープンソースプロジェクトから企業における機密性の高いソフトウェア開発までに対応できます。無料で利用できるパブリックリポジトリは、オープンソースプロジェクトにて多く利用されています。プライベートリポジトリが利用できる有償サービスとしてGitHub Enterprise や GitHub One などのプランも提供しています。2008年に米国サンフランシスコで創業したGitHub,Inc.は、初の海外支社として、2015年に日本支社を開設しました。

【製品/サービスに関するお問い合わせ先】
ギットハブ・ジャパン営業およびサポート窓口 
Email: jp-sales@github.com

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