「i-FILTER」と「m-FILTER」 、アンチウイルス・サンドボックスを新オプションとして提供開始
ホワイト運用による安全性に加え、リアルタイム判定で利便性も向上
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード2326)は、Webセキュリティ製品「i-FILTER」とメールセキュリティ製品「m-FILTER」に、アンチウイルス・サンドボックス機能「Anti-Virus & Sandbox」を新オプションとして追加し、5月10日に提供開始することを発表します。ホワイト運用による安全性に加え、リアルタイム判定で利便性も向上
デジタル化やテレワークが進む昨今、マルウェアに感染させる攻撃手法は高度化・巧妙化し、増加傾向にあります。利用しているソフトウェアやサービスの脆弱性からの侵入、Webアクセスやメールの添付ファイルからの感染が多く見受けられ、その攻撃手法は、もはや目視では判断がつきません。また、テレワークの普及により、クラウド製品の利用も拡大しているため、クラウド環境でのセキュリティリスクにワンストップで対処することが可能なセキュアWebゲートウェイなど、広範なセキュリティ対策が可能な製品のニーズも急速に高まっています。
デジタルアーツは、安全なWebアクセスを実現する「i-FILTER」と安全なメールを受信する「m-FILTER」を提供しております。この「i-FILTER」と「m-FILTER」が長年収集したURLとメール情報のデータベースを活用することにより、デジタルアーツが安全と判断したWebサイトとメールのみアクセス・受信できる「ホワイト運用」を実現し、ご利用ユーザー1,000万人※1のICT環境を既知・未知のマルウェアの脅威から守り、本日までマルウェア感染被害報告ゼロ※2を継続しております。
この「ホワイト運用」に加えて、新オプションとして「Anti-Virus & Sandbox」を追加することにより、安全なWebサイト・メールからの安全なファイルのダウンロード・受信を実現し、セキュリティレベルが向上します。
また、新オプションとして搭載される「Anti-Virus & Sandbox」は、デジタルアーツが選定した最高水準のエンジンを使用しており、該当のファイルのマルウェア判定をリアルタイムに確認できるため、利便性の向上にも寄与します。さらに、同一製品内でワンストップにマルウェア判定を行うことで、ログの一元管理も可能となり、昨今のクラウド環境におけるセキュリティ対策ニーズに対応します。
今後も、混乱する社会情勢に乗じたサイバー攻撃の増加が予測され、既存のセキュリティ対策の見直しが急務となっております。デジタルアーツは、新オプションの提供により、ユーザー様をはじめ、より多くの企業・団体のセキュリティ対策を安全面だけでなく利便性の面でも支援してまいります。
オプション機能「Anti-Virus & Sandbox」の詳細
■「i-FILTER」+「Anti-Virus & Sandbox」
「i-FILTER」は、検索サイトでヒットする国内のWebサイトのURLをコンテンツのURLまで含めてデータベースに登録しており、有害サイトやデータベースに未登録のURLをブロックします。URLのアクセス先からダウンロードされるファイルの安全確認を行う機能は、「ダウンロードフィルター」として搭載しており、ダウンロードファイルの拡張子を自動でリスク判定し、危険性のあるファイルや、サイトに直接埋め込まれたマルウェアのダウンロードをブロックします。
「Anti-Virus & Sandbox」では、「ダウンロードフィルター」でブロックしたファイルを、アンチウイルスでファイルのハッシュ値とウイルス定義ファイルへのスキャンを行い、危険と判定されればそのままブロック、もし安全と判定されればダウンロードを許可します。アンチウイルスの定義ファイルにない場合は、サンドボックスでマルウェアの振る舞い検知(挙動から悪意のあるプログラムを識別して検出する方法)を実施し、危険と判定されればブロック、安全と判定されれば許可します。「ホワイト運用」によってブロック対象となったファイルの中身を確認できるため、セキュリティが強固になります。
また、セキュアWebゲートウェイとして「i-FILTER」にアンチウイルス・サンドボックスの機能を必要とされるお客様の要件も満たします。
■「m-FILTER」+「Anti-Virus & Sandbox」
「m-FILTER」は、安全な送信元のIPアドレスとメールドメインの組み合わせをデータベースに登録しており、データベースに登録されていない送信元からのメールは、マクロ有無や拡張子などで判定しています。添付ファイルの安全確認を行う機能は、「添付ファイル偽装判定機能」として搭載しており、多重拡張子や禁止拡張子、マクロ含有といった添付ファイルの偽装判定を行っています。
「Anti-Virus & Sandbox」では、「添付ファイル偽装判定」でブロックしたファイルを、アンチウイルスでファイルのハッシュ値とウイルス定義ファイルへのスキャンを行い、危険と判定されればそのままブロック、もし安全と判定されればダウンロードを許可します。アンチウイルスの定義ファイルにない場合は、サンドボックスでマルウェアの振る舞い検知を実施し、危険と判定されればブロック、安全と判定されれば許可します。「ホワイト運用」によってブロック対象となったファイルの中身を確認できるため、セキュリティが強固になります。
■対象製品
「i-FILTER@Cloud」通常版、「m-FILTER@Cloud」(誤送信対策版を除く)、「m-FILTER」Ver.5.6以降
■価格
1ライセンス当たり月額200円(消費税抜き)
なお、年間契約が必要となります。
※1 2022年3月時点における「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5、「i-FILTER@Cloud」、「m-FILTER@Cloud」のユーザー数(自社調べ)
※2 2022年3月時点における「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5、「i-FILTER@Cloud」、「m-FILTER@Cloud」のユーザー数および同ユーザーのマルウェア感染被害報告件数(自社調べ)