東京大学 イノベーション・ハブ「T-BOX」でUltimaker デジタル・ファブリケーション・ツールを導入
テクノロジーと建築の融合 - Ultimaker 3Dプリンターが学生のための創造的イノベーションの道を切り拓く
東京、日本 - Media OutReach - 2022年1月27日 - プロフェッショナル3DプリンターのグローバルリーダーであるUltimaker (https://ultimaker.com/ja 本社:オランダ ユトレヒト)は本日、東京大学と連携し、同大学内に新設されたイノベーション・ハブ「T-BOX」において同社のデジタル・ファブリケーション・ツールが活用されることを発表します。東京大学のSEKISUI HOUSE - KUMA LAB(通称T-BOX)は、積水ハウスの寄付をもとに、テクノロジーを活用した未来の建築を研究し、「未来の住まいのあり方」を探るために設立された施設です。東京大学建築学科の学生たちは、Ultimakerのフラッグシップ製品である3Dプリンター 6製品とソフトウェア 「Ultimakerデジタルファクトリー」(https://ultimaker.com/software/ultimaker-digital-factory)を活用し、ものづくりの技術を向上させ、さらに製造業やデジタルファブリケーションを学ぶなど、さまざまな方面へと活動を拡大しています。
SEKISUI HOUSE – KUMA LAB(T-BOX)のディレクターを務める同大学特任講師の平野利樹氏は次のように述べています。「高い次元の精度と造形スピード、レスポンスの良さを求めるT-BOXにとって、Ultimakerという選択が最高のソリューションとなりました。使用できる材料の選択肢が無制限(https://ultimaker.com/ja/materials)に拡がることで、学生に高分子ポリマーや先進の複合材料を使って実験する機会を与え、現実世界の要求に応えることができます。」
平野氏はさらに続けます。「T-BOXは、3Dプリンティング・システムやUltimaker デジタルファクトリーを駆使し、製品開発やプロトタイプ、建築モデルなどののプリントを行い、自身のビジョンを実際にカタチに変えていくことで、学生一人ひとりの能力を最大限に伸ばしていくことを目標としています。」
T-BOXで特に目を引くのが、先ごろロンドンで開催されたデザインビエンナーレ展に出展されたインスタレーション作品の3Dプリントモデルです。T-BOXでは東京やロンドンを象徴するさまざまなオブジェクトをスキャンし、3Dデータに変換しています。こうした3DモデルをUltimaker 3Dプリンターでプリントしたものをロンドンに送り、展示会用に組み立てて展示されました。
UltimakerのCEOであるJürgen von Hollenは次のように述べています。「東京大学のような最先端の教育機関が3Dプリンターの重要性を認め、学生の創造的なインスピレーションを最大限に引き出して、実際に建築の世界に進んだ際に大きな影響力を発揮できる人材を育成しようとしていることは素晴らしいことです。当社の3Dプリンターやソフトウェア、デジタルファクトリーは、世界中のさまざまな業界やアプリケーションで活用されており、皆さまに幅広いビジネスメリットを提供しています。3Dプリンティングが、柔軟かつ持続可能な価値を実現する革新的なテクノロジーとなるよう、東京大学が率先して推進役になろうとしていることを大いに称賛します。」
また、Brule 社の最高経営責任者(CEO)であるダグラス・クローン(Douglas Krone)氏は次のように述べています。「隈研吾氏とそのチームが理想とする3Dプリンターソリューションを実現するためのお手伝いができ、Bruleとしても非常にうれしく思っています。大きな影響力を持つ彼らは、教育を変革して実際に次世代の建築に大きな変化をもたらすために、大いに貢献してくれると確信しています。」
詳細については、こちらのブログ(https://ultimaker.com/learn/t-box-tech-meets-architecture-3d-printers-pave-the-way)をご覧ください。
UltimakerおよびBrule社は、2022年1月26〜28日に東京ビックサイトで開催されている展示会「tct Japan 2022」に出展しています。
イベント情報:
TCT Japan 2022(3Dプリンティング&AM技術の総合展)
Brule/Ultimakerブース:東3 3P-20
本リリースの配信元: Brule Inc(https://www.brule.co.jp/)