PwCコンサルティング、武田薬品と、パンデミックで得られたデータをもとに危機における患者さんの行動および医療提供体制の変化を予測し医療の需給をシミュレーションするツールを開発
PwCコンサルティング合同会社
(*1) ニュースリリース「武田薬品とPwC、PwCのモデリング・シミュレーション技術『Bodylogical®』を活用し、クローン病向けアプリケーション開発のためのプロジェクトを開始」https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/takeda-project190912.html
患者さんは、診断から治療、その後の経過観察という長く複雑な医療提供を経験します。PwCコンサルティングはこの長く複雑なプロセス全体およびパンデミックによる患者さんの行動および医療提供体制の変化がそのプロセスに与える影響を分析し深い洞察を提供しました。そして、需要(患者さん)と供給(医療システム)の不一致こそが今回の最大の課題であり、次のブラックスワン・イベントに備えるためには現状のままではいけないという共通認識を作ったのです。
武田薬品のジャパンメディカルオフィスヘッドであり、武田薬品のペイシェント・ファースト・プログラムのリーダーであるジュベル・フェルナンデス氏は、「危機的事象が発生した際、患者さんはご自身の治療を長時間待つことは出来ないので、医療は‟Sense & Respond(感応)”するべきです。デジタルツインは、対応すべきタイミングと対象を見極めることができるだけではなく、より効果的に需要と供給の不一致を予測することができます。」と述べています。
PwC USのパートナーでBodylogicalのグローバルリーダーであるポール・ダレッサンドロは、次のように述べています。「データは過去の分析ではなく将来の予測に活用でき、またその予測により医療システムは患者さんのニーズに応えることができます。デジタルツインは、パンデミックを通して得られた様々な人間の行動変容に関する知見をまさにこうした課題解決に生かすことができます。」
今後PwCコンサルティングは武田薬品と共に、危機によって変化する医療の需給ギャップをシミュレーションするツールの精度を向上させていきます。来年には、共同研究の初期結果を広く共有し、開発したツールが医療システム最適化の支援に使用され始めることを目指しています。今回のようにパンデミックの間に収集したデータを分析し活用する機会は多くありません。PwCコンサルティングは、次の課題に直面したときにこの2年間の混乱が繰り返されることのないよう、デジタルツインのような新しい発想を取り入れながらこうした社会における重要な課題の解決に邁進してまいります。
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