美しさのなかに可憐で、たおやかな魅力を秘めた、世界で唯一の品種“和バラ”を育て、プロデュースする農園「ローズファームケイジ」の3代目、國枝健一さん。
2代目の啓司さんが日本の風土やライフスタイルに合う和バラの育成に成功して15年。その花を世に送り出そうと、息子の健一さんが流通の改革に乗り出し、今では様々な商品を開発しています。
健一さんが新たにチャレンジするのは、和バラのデリバリー! 注文を受けたその日のうちにブーケ状にして届ける新たな試みに密着します!
琵琶湖に面した滋賀県守山市の田園風景。その中に、世界で唯一の品種“和バラ”を育てる農園「ローズファームケイジ」があります。美しさのなかに可憐でたおやかな魅力を秘めた“和バラ”を育て、プロデュースするのが3代目の國枝健一さん。2代目で父の啓司さんとともに親子2代で改良を重ね、次々と美しいバラを生み出しています。
日本の風土やライフスタイルに合わせ、どんな部屋にもなじむようにと考え、作られた和バラ。その礎を築いたのがバラ農園に生まれた啓司さんでした。今から15年前、苦労の末に日本の暮らしに合うバラの育成に成功。東京でサラリーマンをしていた健一さんは、父が作るバラの魅力に気づき、まだ流通していなかった花を世に送り出そうと、父と同じ道を歩むことに決めました。
父の作るバラを流通させるための改革に乗り出した健一さん。「和バラ」と名付け、商標登録し、西洋のバラとの違いを明確に打ち出しました。父と息子の和バラは今や60種類を超え、年々、新たな花が誕生。流通システムも一新し、オンラインショップで消費者に直接届けています。さらに、苗の販売や食用のバラ、ローズウォーターやバラの花びらのお茶など、様々な商品を展開。化粧品の開発にまで発展しています。
和バラの可能性を海外にもアピールする健一さん。新たにチャレンジするのは、和バラのデリバリーです。通常、花の配達は注文を受けてすぐに発送しても、到着は早くて翌日。しかも、しっかりとした箱詰めが必要です。それを、フードデリバリーのように、注文を受けたその日のうちにブーケ状にして新鮮なものを届けようというのです。デリバリーシステムが発達した今の時代だからこそできる新たな試み。健一さんの挑戦に密着します!
【その他の写真】
【ナレーション:佐々木蔵之介】
※写真使用の際は「(c)ABCテレビ」表記をお願いします。