ハワイを代表するラグジュリーホテル「ハレクラニ(Halekulani)」 大規模リニューアルを経て2021年10月1日(金)に再オープン

三井不動産株式会社

三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)と三井不動産グループのハレクラニ コーポレーション(所在地:米国ハワイ州、最高執行責任者 ピーター・シェインドリン)は、ハワイを代表するラグジュアリーホテル「ハレクラニ(Halekulani)」が2020年9月から開始した大規模なリニューアルプロジェクトを経て2021年10月1日(金)に再オープンすることをお知らせします。

ハレクラニは1984年の開業以降数度のリニューアルを行ってきましたが、今回は開業後初の全館営業休止を伴う、大規模リニューアルプロジェクトとなりました。1世紀以上にわたるハレクラニの歴史を後世に繋げるため、建物の主要設備類の更新や基本性能の維持向上、パブリックスペースの刷新やスイートルームを含むすべての客室のリニューアルを行いました。

「天国にふさわしい館」の名の下、長きにわたりオアフ島屈指のラグジュアリーホテルとして世界各国のお客様に愛されてきたハレクラニは、これまで培ってきたハワイらしい温かみのあるホスピタリティと伝統を守りながら、リニューアルにより生まれ変わった洗練された施設で、ハワイ独自の環境や文化、アロハスピリットを讃えた客室やダイニング体験、アメニティとともに、再びお客様をお迎えする日を心待ちにしております。

 
ハレクラニ 夕景 (写真)

なお、2019年7月に2つめのハレクラニとして開業したハレクラニ沖縄、2019年10月に従来のワイキキパークホテルを大規模リニューアルし名称も新たにオープンしたハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ、そして、今回の大規模リニューアルを経て生まれ変わったハレクラニをもって、ハレクラニブランドは新たな時代を迎えます。3つのホテルが相互に協力・連携しあいながら、ハレクラニブランドは皆さまに愛される「世界トップクラスのラグジュアリーリゾートホテル」であり続けます。

【ハレクラニ リニューアルについて】
今般のリニューアルでは、歴史ある建物の外観を残しながらよりあたたかくお客様をお迎えするため、正面エントランスとゲートハウスの装いを一新しました。ロビー周辺のスペースに配置されたハレクラニの歴史を感じられるファインアートのコレクションがお客様をお迎えします。館内に咲き誇る植物は、ハワイの自然美を活かした新しい造園コンセプトを導入し、目を見張るような景観を創り出します。

客室は数々の高級ホテルを手がける「BAMO社」がデザインを担当し、ハレクラニの伝統である「seven shades of white – 7色の白」のデザイン哲学を継承した新しいインテリアデザインに生まれ変わります。より快適な滞在を演出するため、室内装飾品や家具は使いやすさを重視し、ヨーロッパ、ハワイ、アジアの文化を繊細に融合させたデザインとなります。

また、建物の主要設備機器の更新や基本性能の向上により、客室においても従来設置できていなかった設備・備品の導入が可能となりました。お客様のより快適な滞在をサポートします。

ハワイアンミュージックの生演奏とフラダンスが楽しめる人気レストラン「House Without A Key(ハウス ウィズアウト ア キー)」では、ハレクラニの象徴のひとつである樹齢130年を超えるキアヴェツリーや、ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッドまでを一望できるようにエントランスを再設計しています。新設される屋外バー、ガラス張りのオープンキッチン、モダンな家具といった新たな設えとともに、2021年11月下旬の営業再開を予定しています。

 
 
【左】客室 リニューアル後イメージ
【右】「House Without A Key」 リニューアル後イメージ


【ハレクラニ コーポレーション最高執行責任者 ピーター・シェインドリン コメント】
「創業以来、ハレクラニはリーディングホテルとして国際的に認知され、美しいハワイの自然や文化と相まって、一流の施設ときめ細やかなサービスでお客様、ハワイのコミュニティ、自らの従業員やその家族に認められてきました。今後もハレクラニ コーポレーション、そしてオーナーである三井不動産と共に、今まで積み重ねてきた精神を承継しながら、ホテルを訪れるすべてのお客様のさらなる快適性を追求し、リニューアルされた「天国にふさわしい館」をハワイの代表的なホテルとして後世に繋げていきます」

ハレクラニの歩み

■ハレクラニのルーツ
ハレクラニのルーツは1881年、ルワーズ伯爵夫妻が漁師達をもてなしたビーチハウスに遡ります。心のこもったもてなしを受けた漁師達がこのビーチハウスをハワイ語で「ハレクラニ」、つまり『天国にふさわしい館』と呼んだところからこの名がつけられました。1917年にノースショアのホテル経営者であったキンバル夫妻がこのビーチハウスを取得し、ホテルを開業しました。

 
ビーチハウス(1950年撮影)

■今も残る「メインビルディング」
1932年、農園にある大邸宅をモチーフにした「ルワーズハウス」(現在の「メインビルディング」)が、C.W.ディッキーの設計により建設されました。このメインビルディングは、当時を伝える唯一の建物として今も残されています。特徴的な「ディッキー屋根」は急傾斜の斬新なデザインで、ハワイに吹く涼しい貿易風をふんだんに取り入れる役目を果たしています。

■三井不動産とハレクラニ再開発
三井不動産は1981年に100%子会社の「ハレクラニ コーポレーション」を通じ、当時木造2階建てながらワイキキビーチ屈指の名門ホテルであった旧「ハレクラニ」を取得。社員3名を現地に派遣し、「ハレクラニ」を最高級ホテルとして再生する計画に着手しました。

計画策定にあたっては、楽園をイメージした「簡素」「清廉」「優雅」を設計理念とし、次の3つのテーマを掲げました。

① 「天国にふさわしい館」の創造
その名にふさわしい空間と温かなおもてなしを継承し、発展させることを目指しました。

② 歴史的建築物の保存
1932年竣工のメインビルディングを活かしながら、最新の施設や設備との調和を図りました。また、ハレクラニの象徴であるディッキー屋根によって外観イメージを統一、特徴のある瓦屋根の建物は、ホテル全体に優しい心地よさを醸しだしています。

③ 市街地と隔絶した安らぎの空間の創生
5棟の建物は、市街地に背を向け、海に向かってアルファベットの「E」の字型に配置されました。宿泊客にワイキキビーチの眺望を楽しんでいただくために、ほぼ全ての客室から、プールや中庭越しにハワイの青い海が眺められる設計となっています。

 
 
【左】1932年竣工のメインビルディング(1950年撮影)
【右】現在のメインビルディング


■新生「ハレクラニ」開業
1981年の取得から約2年間の工事期間と総事業費約1.15億ドルをかけ、地上16階建て、客室456室(現在は 453室)のラグジュアリーホテル「ハレクラニ」が1984年3月に開業しました。

・白を基調にした清潔感のある上品なインテリアの客室
・125万個のガラスタイルを用いたモザイクで水底にオーキッド(蘭)を描いた太平洋を望むプール
・30年連続AAA(全米自動車協会)ファイブダイヤモンド受賞のフレンチレストラン「ラ・メール」

これらに象徴される高いクオリティに加え、最上級のおもてなしを提供することを目指して旧ハレクラニ時代からの従業員の多くを再雇用した「ハレクラニ」は、ワイキキ・ルネッサンスのシンボルとして開業当初から地元の注目と評価を得ました。

■継続的なサービスレベル向上努力と、リニューアルによる価値向上
「ハレクラニ」は、ハワイ語で「天国にふさわしい館」を意味する名前のとおり、開業以来ハイクオリティなサービスと気品あふれる空間で、最上級のおもてなしを追求し続けてまいりました。世界各国の賓客をおもてなしするホテルとして、常にお客様と従業員とのふれあいから得られるフィードバックを最重要視して従業員教育を実施するなど、サービスレベルの向上に努めています。また、伝統と格式を守りつつも新たな時代のニーズにこたえるため、過去3度の大規模改修において客室・パブリックスペース・諸設備の更新を実施するとともに、「スパハレクラニ」「ホスピタリティー・スイート」「ヴェラ・ワン・スイート」「オーキッドスイート」など新たな施設・客室を拡充してまいりました。
そして今般、建物の主要設備類の更新や基本性能の維持向上、パブリックスペースやスイートを含むすべての客室の家具、什器類の刷新等大規模なリニューアルを行い、新たなハレクラニへと生まれ変わりました。

 
「House Without A Key」 リニューアル後イメージ 新設の屋外バー

ハレクラニブランドについて

■「ハレクラニ コーポレーション」について
ハレクラニ コーポレーションは、国際的に高く評価される高級リゾートホテル「ハレクラニ」と、高級ブティックホテル「ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ」の保有および運営を行っています。ハレクラニは500を超える名誉ある受賞歴で国際的に認められ、ハレクラニならではのおもてなしを体現しております。館内には数々の受賞歴を誇る「スパハレクラニ」、「ハウス ウィズアウト ア キー」、「ルワーズ ラウンジ」、「オーキッズ」、全米自動車協会(AAA)の5ダイヤモンドをハワイで最も長く連続受賞し、フォーブストラベルガイド格付けの5スターをハワイで唯一獲得しているレストラン「ラ メール」などがあります。ハレクラニの姉妹ホテルにあたる「ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ」はハレクラニの通り向いに位置し、ユニークな宿泊体験や丁寧な接客など、ハレクラニブランドならではのおもてなしを提供しています。

■「ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニ」について
ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニは、ハワイ最高の評価を受ける姉妹ホテル「ハレクラニ」の向いに位置し、ワイキキビーチへ徒歩圏内という絶好のロケーションから、便利さを求めるオアフへの旅行者を魅了しています。「House of Welcoming Waters」の意味を持つハレプナ ワイキキは、従来のワイキキパークホテルを大規模リニューアルし、ワイキキで最初の高級ブティックホテルとして名称を新たにして2019年に開業しました。以来、「コンデナストトラベラー」誌による2020年リーダーズチョイスアワードでハワイのナンバーワンホテル、「トラベル+レジャー」誌によるハワイのナンバーワンリゾートホテルに選ばれ、アメリカ自動車協会(AAA)には4ダイヤモンドホテルに認定されています。ハレプナ ワイキキは284室の客室と4室のスイートを擁し、オールデイ、フルサービスのカジュアルダイニング「ハレクラニベーカリー&レストラン」、8階にはプールデッキ、バー、フィットネススタジオを備えています。プリファードホテルズ&リゾーツL.V.Xコレクションの加盟ホテルであり、ハワイならではの環境、文化、アロハスピリットを大切にしながら、卓越したきめ細やかなサービスをすべてのゲストに提供しています。
※ハレプナ ワイキキ バイ ハレクラニの公式ウェブサイト www.halepuna.jp
 

 

■「ハレクラニ沖縄」について
「ハレクラニ沖縄」は、ハワイ以外で初めてハレクラニの名を冠した沖縄本島の恩納村に位置する高級ビーチリゾートです。周囲の景観を活かして建てられた多彩な宿泊施設を備え、沖縄海岸国定公園内の約8万7,000㎡の緑豊かな自然に囲まれ、全長約1.7kmの海岸線に面しています。リゾート内には8軒のレストランやバーをはじめ、一流の「スパハレクラニ」、フィットネスセンター、高級ブティック、約200㎡の会議・コンベンションスペース、5つのスイミングプールなどさまざまな施設を併設しています。 メインプールの水底に輝く、ハレクラニのシンボルであるカトレアは、約150万個のモザイクタイルが描き出しているものです。ハレクラニ沖縄は、世界で最も優れた高級宿泊施設だけが加盟できるザ リーディング ホテルズ オブ ザ ワールドの、日本における 3番目の加盟ホテルとなりました。
※ハレクラニ沖縄の公式ウェブサイトwww.okinawa.halekulani.com

 

三井不動産グループの日本国内におけるホテル・リゾート事業について
三井不動産グループでは、これまで自社開発ブランドの「三井ガーデンホテルズ」、「ザ セレスティンホテルズ」、「sequence(シークエンス)」を国内で積極的に展開するとともに、東京都心部の複合開発においては、「マンダリンオリエンタル東京」、「ザ・リッツ・カールトン東京」など、世界的にも著名なホテルの誘致にも取り組んでまいりました。
2016年3月には、「NEMU RESORT」(三重県志摩市)内に世界的なリゾートブランドのAMAN (アマン)を誘致し、「AMANEMU(アマネム)」を開業。また、三井不動産グループが保有・運営し、ハワイの名門リゾートホテルとして愛されてきた「ハレクラニ」を日本国内でも展開することとし、2019年7月に「ハレクラニ沖縄」を開業。さらに、世界的なラグジュアリーブランドの「フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツ」を誘致し、2020年9月に「フォーシーズンズホテル東京大手町」を開業いたしました。2020年11月には「HOTEL THE MITSUI KYOTO」(京都府京都市)を三井不動産が手がける直営のフラッグシップホテルとして開業しております。
なお、2022年末には「ブルガリ ホテル 東京」(東京都中央区)、2026年には「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」を三井不動産が開発に参画する複合ビル内に開業する予定です。


三井不動産グループのSDGsへの貢献
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グープのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。
※本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における1つの目標に貢献しています。

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