ノーリツ初、集合住宅のメーターボックス内に設置可能な『ハイブリッド給湯・暖房システム』を発売。省エネ性と温水床暖房の快適性を両立し、ZEH-Mの普及拡大に貢献
~狭小戸建て住宅にも設置可、ZEH対応を加速~
湯まわり設備メーカーの株式会社ノーリツ(本社:神戸市、代表取締役社長:腹巻知、資本金:201億円、東証一部上場)は、3ピース構成によりメーターボックス内設置が可能な「ハイブリッド給湯・暖房システム」を2021年9月1日(水)に発売します。当社のハイブリッド給湯・暖房システムは地球温暖化係数が低い自然冷媒を採用しているため、ハイブリッド給湯・暖房システムでは初めて、ヒートポンプユニットを含むメーターボックス全体の面積が容積率緩和の適用範囲に該当※1となる上、省エネ性と温水床暖房の快適性を両立しZEH-Mの普及拡大に貢献します。なお、製品化にあたり、同じエコ・ファースト企業である建設会社株式会社熊谷組(本社:東京都、取締役社長:櫻野泰則、資本金:301億円、東証一部上場)の技術協力を得て進めました。
(2)地球温暖化係数が低い自然冷媒採用のため、容積率緩和の適用範囲に該当※1
(3)温水式床暖房を採用しても一次エネルギー消費量の大幅な削減が可能、ZEH-Mの普及拡大に貢献
(4)温水暖房付きガスふろ給湯器は、様々な機種※2から選べるため、号数や機能等お客さまのニーズに合わせて選定が可能
今年4月に策定された、国土交通省による住宅政策の指針「住生活基本計画」では、脱炭素社会に向けた住宅循環システムと良質な住宅ストックの形成を目標とし、住宅の省エネルギー基準の義務付けや省エネルギー性能表示に関する規制などのさらなる強化を進めていくことが定められています。したがって、新築の戸建て住宅においてはZEH基準達成に向けた対応が、既築住宅では省エネルギー性能を向上させるリフォームや建替えの加速が予想されます。
給湯・暖房は家庭で消費するエネルギーの約6割を占めることから、ガスと電気の力で効率よくお湯をつくり、一次エネルギー消費量を削減できる「ハイブリッド給湯・暖房システム」は、省エネ性能の高い住宅システムの構築を支えます。脱炭素社会に向けた住宅循環システム構築の貢献を目指し、当社では今後も省エネ・環境性に優れた「ハイブリッド給湯・暖房システム」の普及に向けた取り組みを進めてまいります。
■対応機種の中から、ニーズに合わせて機能を選択可能
当社の「ハイブリッド給湯・暖房システム」は、業界で唯一、専用熱源機を必要としない分離型のシステムを実現しました。これによりお客さまの家族形態や生活様式に合わせて、対応機種の中から号数・機能・排気バリエーションを選択し設置することが可能です。
<価格表>
【SH-Q0700 /HP-2232】(集合・戸建て)
<参考>
■ZEH(ゼッチ)について
2014年4月には「2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」とする政策目標(2020年・2030年のZEH普及目標)が設定されました。ZEHは国の政策や省エネ推進に止まらず、SDGsにも対応しており、ZEHの普及は“持続可能な社会の実現”にも貢献します。また、新築戸建住宅においては普及までのロードマップが示され、集合住宅では「集合住宅におけるZEHの設計ガイドライン」が示されました。
住宅における一次エネルギー消費量は給湯分野が大きく占めており、給湯分野の省エネ性向上はZEH設計に有効です。 (右図:資源エネルギー庁 エネルギー白書2020より)
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