「楽しくなくちゃ、続かないよ」とは、農業生産法人 有限会社ストロベリーフィールズ・遠藤健二氏。
非農家からの起業で、新規就農して14年。今では世界に挑戦する農業経営者として活躍する遠藤氏の原動力は“楽しさ”。
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農業生産法人「ストロベリーフィールズ」代表取締役・遠藤健二氏は33歳のとき結婚を機に就農することとなり、有限会社を設立。収益性を考え、「農業を始めるならイチゴ」と決めていたという。ゼロからの就農のため莫大な初期投資がかかり、当時の借入金はなんと3000万円。しかし、遠藤氏には先見の明があった。それは、『イチゴ×デザイン』。品質は味に加え、ホームページ、名刺、パッケージなどどれを通しても一貫した完成度を誇っている。「想定する顧客層は30代以上の女性」。贈答品としての需要を見込み、それを実現するため思い切ってデザインを外部のデザイナーに依頼したという。
また、販路のひとつにネットショップを選んだ。「みんなからイチゴを買いたいと言われたのがきっかけでしたが、全然知らない方からも注文が入り、これは売れるかもと楽天市場に出店しました」。ショッピングサイトもデザイン性やストーリーを統一。さらにイチゴの品質が相乗効果を生み、サイト設立1年目からイチゴジャンルで1位を獲得したのだ。以降、毎年サイトや商品に改善を加え、サイト担当者と日常的に情報交換をしているという。「WEBも人が動かしているもの。結局は人と人との繋がりが大切」と遠藤氏。
遠藤氏は「若い世代に日本の農業技術や農産物の優秀さを気づいてもらいたい」と、積極的に研修生を受け入れている。独立希望で訪れた人のうち、すでに10名以上がそれを実現させた。また、2年前からは中国での現地生産をめざし、海外進出のアクションを起こしている。「農業収益を国内で2~3割増やすより、海外でマーケットを広げていくほうが効果的」との思いからだ。
商品作りにも人間味溢れる経営手法が出ている。イチゴは生食が一番と思い、ジャムの加工は行っていなかったが、ある方の手作りジャムに感動し、優しくほっとした気持ちにしてくれる想いの詰まったジャム作りを始めた。
こうして“楽しさ”を軸にイチゴの農業経営を実現させた遠藤氏。
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