【2020年ニュースサイト調査】コロナ禍においてニュースサイト利用者が増加 緊急事態宣言後、地方紙176%、TV局146%、全国紙125.4%に

株式会社内外切抜通信社

 新聞・雑誌・ニュースサイトなど約6,000媒体以上を対象に調査・分析を行っている株式会社内外切抜通信社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:近藤義昭、https://www.naigaipc.co.jp/)は、クリッピング調査対象としている約4,500のニュースサイトを対象に、過去1年間の月間ユニークユーザー数(利用者数)の変化を調査いたしました。

 2020年はコロナ禍においてニュースを読む機会も増えたことが考えられ、6月に計測したデータでは全サイトの合計ユニークユーザー数が最も多くなっています。特に地方紙が運営するサイトでは2019年12月計測のデータと比べて176.0%と大幅に増えたことが分かりました。


 今回の調査では、当社クリッピング調査で対象としている4,518サイトを対象に、年4回更新を行っている「月間ユニークユーザー数」について過去1年間のデータを集計しました。計測は2019年12月、2020年3月、6月、9月に実施。月間ユニークユーザー数の計測はアレクサインターネット社のトラフィックデータなどを元に当社独自のロジックで算出しています。




■緊急事態宣言後の6月計測がピーク、地方紙では176.0%と大幅増

 4回の計測で最も大きな数字となったのが6月計測で、2019年12月計測と比べて113.1%となりました。またサイト運営社の分類ごとの集計でも、6月計測の値は12月計測比で「地方紙運営サイト」が176.0%、「テレビ局運営サイト」が146.0%、「ポータルサイト」が135.0%、「全国紙運営サイト」が125.4%と軒並み増加しました。

 地方紙運営サイトのユーザー数増加は、ニュースサイトで新型コロナウイルス関連のニュースが数多く取り扱われ、地元の報道に注目する人が増えた影響であることが考えられます。一方で、「スポーツ紙運営サイト」96.1%、「その他新聞・出版社運営サイト」97.7%と、イベント自粛などでスポーツ、エンターテインメント分野における需要減少の影響が見受けられました。







■サイトジャンルごとの集計では「金融・証券・保険」など7ジャンルが3期連続の増加
 一方、「結婚・ブライダル」「ゴルフ」「モータースポーツ」などは大幅な減少


 12月計測との比較で、3月、6月、9月計測の3期連続で増加となったのは、全42ジャンルのうち以下の7ジャンルでした。
「アニメ・マンガ」
「金融・証券・保険」
「経済・ビジネス」
「芸能・エンタメ」
「女性総合」
「電気(電子)機器」
「不動産・建設・住宅」

 また、10%以上の増加となったものを抽出すると、3月計測では5ジャンル(「スポーツ(格闘技)」「ニュース(海外)」「医療・健康・福祉」「環境」「教育・教養・学習」)、6月計測では12ジャンル(「ゲーム」「ニュース」「ニュース(海外)」「医療・健康・福祉」「映画・TV」「化学・エネルギー」「環境」「金融・証券・保険」「経済・ビジネス」「女性総合」「赤ちゃん・育児・幼児」「電気(電子)機器」)、9月計測では14ジャンル(「アニメ・マンガ」「スポーツ(格闘技)」「スポーツ(総合)」「ニュース」「ニュース(海外)」「化学・エネルギー」「金融・証券・保険」「経済・ビジネス」「芸能・エンタメ」「女性総合」「赤ちゃん・育児・幼児」「電気(電子)機器」「農林・水産」「不動産・建設・住宅」)となり、ユーザーの興味が時間経過とともに広がっている様子が読み取れました。

 一方で、「結婚・ブライダル」「スポーツ(ゴルフ)」「スポーツ(野球)」「航空・鉄道」などのジャンルでは減少率が大きくなる結果となりました。スポーツの7ジャンルにおいては、緊急事態宣言後の6月計測では全ジャンルで減少し、特に「ゴルフ」や「モータースポーツ」では大幅な減少となっています。










 

【会社概要】
名称 : 株式会社内外切抜通信社
所在地: 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4 毎日新聞社早稲田別館
代表者: 代表取締役社長 近藤義昭
資本金: 1,000 万円
URL  : https://www.naigaipc.co.jp
1939年創業のクリッピング、報道分析専門会社。5800以上の媒体を調査員が目視により抽出し、報告、分析をおこなっています。

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ