データ取引市場基盤を活用したスマートシティにおける、 ビジネスモデル実証が内閣府のSIP事業に採択決定
-スマートシティにおける新たな機能創出によりSociety5.0実現に寄与-
エブリセンスジャパン株式会社(注1)、日鉄ソリューションズ株式会社(注2)は、ソフトバンク株式会社(注3)と共同で公募提案しておりました「戦略的イノベーション創造プログラム(以下SIP,注4)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」に関する研究項目「スマートシティ実証研究/スマートシティにおけるパーソナルデータと産業データのデータ取引市場による共有基盤の実証」が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より実証研究の委託先として採択されました。※当該プレスリリースは、エブリセンスジャパン株式会社との共同発表となります。
■採択された事業について
SIPでは、人・物・金に続く経営資源であるデータにより、サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合したSociety5.0(注5)を実現することを目指しており、AIを活用してデータから得られるインサイトに基づき、経済・社会システムがパラダイムシフトすることが期待されています。
本事業では、産業車両の走行記録、人流データなど異分野の産業データを中立・公平なデータ取引市場を介して世界標準かつオープンスタンダードな連携方式(NGSI)を用いて相互流通させる基盤を構築するとともに、この基盤から得られるスマートシティのデータを活用することで、東京都をフィールドに物流(陸送)における課題解決を目指す実証実験を行います。
また、そこで得られた結果を、スマートシティ・アーキテクチャ(注6)にフィードバックを行うとともに、都市・地域が抱える実課題に対してAIやビッグデータ等を活用して解決していくための持続可能なビジネスモデルの設計・開発を行うことで新たなスマートシティ機能の創出を目指すもので、今年度末までに研究成果を取りまとめ報告します。
■各社の研究テーマおよび役割・担当概要
ソフトバンク:多様な産業データをデータ取引市場において再販可能とする高付加価値化処理の研究開発
エブリセンスジャパン:データ取引市場とスマートシティの国際標準インターフェイスによる相互接続手法の研究開発
日鉄ソリューションズ:データ取引市場を利用した産業データの購入・分析加工・再販の研究開発
共同提案3社・東京都:都市開発地域における総合的な流出入データ変動の活用研究
[注1] エブリセンスジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 北田 正己)
[注2] 日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 森田 宏之)
[注3] ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮内 謙)
[注4] SIPとは https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sympo1412/about/index.html
[注5] Society5.0とは https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html
[注6] スマートシティ・アーキテクチャとはhttps://jpn.nec.com/press/201911/20191108_01.html
※2019年4月に新日鉄住金ソリューションズは日鉄ソリューションズに社名変更いたしました。※
日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、製鉄業で培った豊富な経験と高度なIT力を活かし、製造・消費財、流通・サービス、通信、金融、社会公共など幅広い業種向けに、お客さまの立場に立ったITソリューションを提供しています。
■売上高 : 2,653億円(連結)[2019年3月期]
■従業員数: 6,434名(連結)[2019年3月期]