KIBOW社会投資ファンド、カンボジアで学園都市開発を手掛けるvKiriromに出資 英語でIT先端技術を学ぶキリロム工科大学を中心とする「vキリロム ネイチャー」事業を支援
vKiriromが展開する複合事業「vキリロム ネイチャー」(vKirirom Nature)では、優秀な人材を求める成長企業と、世界で活躍することを目指すアジアの若者のために、近年7%の経済成長を続けるカンボジアにおいて、人材育成の拠点となる学園都市「vキリロム ネイチャー」の開発を進めています。中心となるキリロム工科大学は2014年に開学。給付型奨学金により学費は実質無償で、英語によるIT先端技術の学びを基軸にグローバル人材の育成に取り組んでいます。また避暑地としても知られるキリロムで、エコツーリズムをコンセプトにした観光事業を展開。開発許可面積8,921ヘクタールに及ぶ土地でリゾート宿泊施設や観光アクティビティを提供しています。
vキリロム ネイチャーでは、2018年9月にキリロム工科大学の初の卒業生を輩出。卒業生のカンボジア人は複数の日本企業などに就職しています。卒業生の年収は、日本企業に就職した場合、カンボジアの大卒者平均年収の8倍となります。また年間20名ほど日本人学生も入学しており、カンボジアで学びながらクライアント企業の新規事業企画・開発を行うなど実践的な教育を受けています。観光事業では、2017年に13,000人の滞在を達成。カンボジア政府から「エコツーリズムアワード」を受賞しています。KIBOW社会投資ファンドは、vキリロム ネイチャーがキリロム工科大学を中心とした学園都市開発を通じて、カンボジアの若者に無償で高等教育機会を提供し、学生の卒業後の所得向上に寄与していることなど、社会的なインパクトを創出しつつあることを評価して、vKirirom Pte. Ltd.への出資を決定しました。
左:キリロム工科大学で学ぶ学生
右:キリロム工科大学周辺エリア
◆vKirirom Pte. Ltd.について
vKirirom Pte. Ltd.は、カンボジアのキリロム国立公園内に約9,000ヘクタールの用地を政府より借り受け、学園都市「vキリロム ネイチャー」を開発、運営しています。グループ会社とともに、「キリロム工科大学」「vキリロムパインリゾート(vKirirom Pine Resort)」「vキリロムセカンドホーム(vKirirom Second Home)」およびシステム開発の4つの事業を展開しています。vキリロム ネイチャー(vKirirom Nature)は、その4事業の総称です。vKirirom Pte. Ltd.は、インターネットやAIを活用した教育の在り方、シェアエコノミーやAIを活用した観光業のイノベーション、IoT・AIの普及に伴い変化する都市や生活・産業のイノベーションを追求し、国連が提唱するSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)に適う世界の課題解決を、日本とカンボジアから実現します。
設立日: 2014年2月
所在地: 57 Ubi Crescent, Unit 03-00, Singapore 408596
代表者: 代表取締役 猪塚武氏
URL: https://www.vkirirom.city/
◆代表者 猪塚武(いづか たけし)氏について
◆KIBOWについて (http://kibowproject.jp)
東日本大震災の3日後に始動した救援・復興支援プロジェクト「Project KIBOW」は、「希望」と「Rainbow」から命名しました。長期的に被災地を支援していきたいという思いから、2012年2月に一般財団法人化し、以下の3つを軸に活動を展開しています。
1)「場」の提供(イベント)
被災地各地で、地域の復興を願う人たちが集まる「場」を作っています。地域の内外のリーダーたちが集まり、交流を生むイベントを定期的に開催しています。
2)寄付
これまで、約1400名以上の方々にご協力いただき集めた資金、約1億円(2015年8月現在)を、被災地で活動しているNPOや各地のリーダー達に提供しています。
3)社会的インパクト投資(KIBOW社会投資)
被災地に限定せず、「社会を変える」志を持った社会起業家たちに投資し、事業の規模化を支援します。
■本リリースに関するお問い合わせ先
グロービス 広報室 田中隆丞
E-mail: pr@globis.co.jp TEL:03-5275-3870 FAX:03-5275-3890