The Orchard Japan（以下、ジ・オーチャード・ジャパン）のヴァイスプレジデントには金子雄樹が就任し、スタッフはニューヨークにあるジ・オーチャードのグローバル本社にレポートします。金子はジ・オーチャード入社以前、アマゾンジャパン合同会社のミュージックチームで11年、それ以前はタワーレコード株式会社に在籍していました。

日本オフィスの開設は、ジ・オーチャードの全世界へのリーチとバリュープロポジションを更に高め、インディペンデントなアーティストやレーベルに、ワールドワイドでの包括的なソリューションの提供を拡大していきます。

ジ・オーチャード・ジャパンは、日本のレーベル、マネジメント会社、アーティストに、音楽配信と各種のサービスを提供し、日本だけでなく全世界へ展開できる場を提供していきます。また、海外のインディーズレーベルやアーティストが、デジタルやパッケージを日本市場でアプローチする機能も提供していきます。

クリエイターの方々は、ジ・オーチャードが持つマーケティングやデータ、各種のレポートツールを、日本語を含めた11カ国語に対応する環境で独自に活用することができ、デジタルとパッケージのリリースや、売上を即座に管理することができます。ジ・オーチャード・ジャパンでは、市場の専門知識や言語サポートを提供し、契約締結や日本のアーティスト、レーベルの育成を目指すと共に、全世界でのアーティストの認知やエンゲージメントの向上を支援します。ジ・オーチャードが配信するアーティストやレーベルは、東京オフィスの物流や日本のネットワークを活用することができ、世界規模での展開や、売上促進を、活況な市場である日本にも拡大することが可能になります。

ジ・オーチャード CEOブラッド・ナヴィン（Brad Navin）は、次のように述べています。
「日本の音楽市場がストリーミングに移行している中、金子や東京のスタッフが、この音楽業界の変化を活かして、インディペンデントなアーティストやレーベルの方々を支援できることを嬉しく思います。金子の日本におけるデジタルとパッケージ両方の豊富な知識によって、我々のゴールである世界の重要拠点での地域に根差したサポートを提供できること、そして、地域ごとの独自の商習慣やトレンドを熟知したスタッフを配置し、音楽業界全体の発展に寄与することでしょう。今回の事業拡大によって、音楽のさらなる発見やまだ触れていないリスナーとの出会い、音楽視聴の拡大といったグローバルなマーケティング戦略が達成できるでしょう」

ジ・オーチャード・ジャパン ヴァイスプレジデント、金子雄樹は、次のように述べています。
「ジ・オーチャード・ジャパンは、日本の音楽コミュニティをグローバル規模に成長させる役割を担っています。そして、各地域での国際的な配信会社としての役割はもちろん、日本のアーティストやレーベルの魅力を全世界に伝える役割を担うことを誇りに思っています。我々が持つわかりやすい分析ツールはその武器の1つです」

ジ・オーチャードは、昨年だけで重要な市場にオフィスを5カ所以上開設し、現在、全世界に40カ所以上の拠点を持っています。東京以外には、台北、ソウル、ワルシャワ、マドリードなどに新しい拠点を開設、また、ナッシュビル、シドニー、モスクワ、コペンハーゲン、ミラノ、バルセロナなどのオフィスを拡大してきました。

The Orchardについて
全世界に40カ所以上の拠点を持つ大手音楽配信会社です。SpotifyやApple Musicといった大手音楽配信サービスを始め、世界中の音楽サービスに向けて一括で音楽を届けられるツールを提供しています。また、マーケティングに関するフルサービス、シンクライセンシング、ビデオサービス、透明性を確保したデータ分析、広告、権利管理、デジタルとフィジカルの配信なども、全世界のアーティストやレーベルに提供しています。

1997年、The Orchardはデジタル配信に特化した会社としてニューヨークに設立されました。そしてデジタル需要の興隆に伴い、インディペンデントなアーティストが自身の音楽をデジタルで多くのリスナーに届けられるプラットフォームを開発しました。このプラットフォームは、設立から４年後のiTunesローンチも示すように、音楽業界において革新的なものでした。以降、US本社をニューヨークに拡大し、2003年にはロンドンにヨーロッパ本社を設立しました。2015年、The Orchardは米国Sony Music Entertainmentの100%子会社となりました。東京オフィスは、重要なマーケット拠点において最も新しい開設となります。各国独自のニーズに応えるために、今後も事業拡大を続けていきます。

The Orchardのより詳しい情報は、こちら（www.theorchard.com）をご覧ください。