崇城大学芸術学部の学生が6月18日~21日に「ごみプロジェクト」を実施 -- 環境問題を芸術で表現し、大学内のごみ置き場などで展示

崇城大学

崇城大学(熊本市西区)芸術学部美術学科視覚芸術コースの学生らが、6月18日(火)~21日(金)、大学内にあるごみ置き場などに、ごみによるデザインを施し作品を展示する「ごみプロジェクト」を実施する。これは、より多くの人にプラスチックごみ問題に触れてもらい、少しでも考えてもらうことを目的としたもので、今回が初の試みとなる。  近年、プラスチックごみによる海洋汚染が急速に深刻化しているが、日本人、特に学生はこのような問題になかなか触れる機会がない。  崇城大学芸術学部の学生らは、インスタレーション作品を授業として制作するなかで、日本のプラスチック生産量が世界で第3位、ひとりあたりの容器包装プラスチックごみの発生量が世界で第2位(WWFジャパンより)であるというデータに気が付き、ごみを出すことに対する罪悪感や、ある種の責任感を感じるようになった者もいた。作品がきっかけで起こった環境問題に対する意識の変化が、マイバッグの携帯などの行動に結びつく学生も現れた。  学生らはまた、作品に触れることによる人々の気付きや、制作した作品に対するリアクションについての面白さも感じており、作品を見た人が、何を思い、何を考えるのか、その想像力や感性は多様であり、より多くの人に作品を見てもらいたいという気持ちから、大学内で作品を展示する「ごみプロジェクト」が始まった。  このプロジェクトによって、普段なかなか美術館などへ足を運ぶことのない人にも作品に触れてもらい、特に若い世代が海洋プラスチック問題との距離を縮め、少しでも「ごみ」について考えるきっかけになることを目指す。 ■「ごみプロジェクト」 【作品展示期間】  2019年6月18日(火)~6月21日(金)午前中  【学生によるギャラリーツアー】  2019年6月20日(木) 11:00~12:30 各作品展示各所にて 【作品について】 ○作品1 ・展示場所:大学内ごみ箱付近(4箇所) ・作品コンセプト  ゴミ箱をアレンジ(1人につき1作品制作)  ゴミ箱の周囲半径1メートル以内  材料:プラスチックごみ等 ○作品2 ・展示場所:F号館・本館間の通路 ・作品コンセプト  「うみ」を本学へ  H型鋼に木材を渡す  画鋲とてぐすを取り付けたごみを吊るす(およそ頭上30cmあたりまで)  全長約25m ※天井から吊り下げられた漂流ごみや流木を、「うみ」の中から海面のごみを見上げる作品として表現 ▼本件に関するお問い合わせ先  崇城大学 芸術学部 美術学科  教授 永田郁  TEL: 096-326-4038(芸術学部事務室)  Mail: mahabala@art.sojo-u.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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