NSSOL、AI開発プラットフォームKAMONOHASHIをOSS化

日鉄ソリューションズ株式会社

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:森田 宏之、以下 NSSOL)は、AI開発プラットフォームKAMONOHASHIを2019年5月からOSS(オープンソースソフトウェア)にて無償公開いたします。


KAMONOHASHIは、NSSOLシステム研究開発センター(*1)が開発した、Deep LearningをはじめとするAIの統合開発プラットフォームです。AI開発では、本業のモデル設計や学習に加え、複雑な環境構築・計算リソースの確保・膨大なデータや試行錯誤履歴の管理など、多くの副次的な作業があります。KAMONOHASHIは、これらの作業を効率化・自動化することにより、AIエンジニアがモデル設計やコーディングに集中できるAI開発環境を実現します。



KAMONOHASHIは2016年より約3年間に渡って、社内外のAI開発プロジェクトにて、効率化・高度化に寄与してきました。
●約20件のAI開発プロジェクトにて採用
●大手メーカーのプロジェクトにて2年以上実用され、AIエンジニアの育成・引継ぎにも活用
●NSSOLのAIエンジニアのパフォーマンスを最大化し、世界最大規模の機械学習コンペティション「Kaggle」では世界6位入賞に貢献
 
この度、KAMONOHASHIをApache 2.0ライセンスにてOSSとして公開することが決定いたしました。KAMONOHASHIを用いた快適なAI開発プロセスを提供することで、世界中のAIエンジニアが、既存の汎用的なモデルでは実現できない、高精度のAIを開発することを支援します。
2019年5月よりGitHubにてソースコードの公開を行い、フィードバックを元に継続的にKAMONOHASHIの機能強化を進めてまいります。詳細は、以下のURLよりKAMONOHASHIについての情報発信を随時行います。

●公式サイト  https://kamonohashi.ai/
●Twitter    @Kamonohashi_kqi
 
NSSOLは新しい先端技術をいち早く実証・検証し、お客様のビジネスに貢献できるよう、これからもお客様とともに、その先の答えを見つけ出してまいります。


【参考情報】
 (*1) システム研究開発センター
最新技術、最高水準の技術を研究開発する場として、システム研究開発センターがあります。システム研究開発センターでは、常に3年先を見越したITの評価・検証を行うとともに、それに対する生産性の向上やリスクの低減を研究し、その技術をシステム開発やプロジェクトにフィードバックしています。また、研究を行うだけではなく、研究員自らがプロジェクトに参画することにより、実践を通して技術を普及させ、成果をあげています。

※2019年4月に新日鉄住金ソリューションズは日鉄ソリューションズに社名変更いたしました。※
日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、製鉄業で培った豊富な経験と高度なIT力を活かし、製造・消費財、流通・サービス、通信、金融、社会公共など幅広い業種向けに、お客さまの立場に立ったITソリューションを提供しています。
■売上高 : 2,442億円(連結)[2018年3月期]
■従業員数: 6,232名(連結) [2018年3月31日現在]

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