小学校などにおけるプログラミング教育のための大学の取り組み

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2020年度から施行される小学校新学習指導要領において「プログラミング教育」が必修化される。コンピューターに処理を実行させるための試行錯誤により、問題解決の手順を論理的に考える「プログラミング的思考」を培うことを狙いとしたもので、各大学では必修化を見据えてさまざまな取り組みを実施している。 【白鴎大学、江戸川大学、学習院大学、明星大学、神奈川大学、湘南工科大学附属高等学校、立命館守山高等学校、追手門学院、大阪工業大学、大阪電気通信大学、関西大学、徳島文理大学】  白鴎大学(栃木県小山市)は昨年12月1日~2日に「体験型 メディアパーク ―最新技術を体感しよう―」を開催した。これは、ドローンの操縦体験やプログラミングによる自動操縦、VR体験などができるイベント。経営学部メディアコースの学生が中心となって運営し、子どもから大人まで楽しめるものとなった。 ( https://www.u-presscenter.jp/2018/11/post-40515.html )  江戸川大学(千葉県流山市)メディアコミュニケーション学部情報文化学科の玉田和恵教授は、1月18日に東京都文京区立湯島小学校で開催された「東京都プログラミング教育推進校の研究発表会」において講演を行った。湯島小学校は「みんなを笑顔にするプログラミング的思考の育成~『湯島情報科』を軸としたカリキュラム・マネジメントの工夫~」というテーマで、プログラミング教育の研究と実践に取り組んでいる。当日はプログラミングの公開授業を実施後、玉田教授が「ネット社会で新しい価値を創出するための情報モラル問題解決力の育成」と題して講演。また、千葉大学の藤川大祐教授、聖心女子大学の榎本竜二講師との鼎談を行い、参加者は700名を超える盛況となった。 ( https://www.u-presscenter.jp/2019/02/post-40908.html )  また、玉田教授は神部順子教授(同学部同学科)とともに、1月6日にアメリカ・ハワイで開催された第17回ハワイ国際教育会議(Hawaii International Conference on Education)において、ICT問題解決力に関する指導法・カリキュラム・教材開発の手法について発表を行った。 ( https://www.u-presscenter.jp/2019/02/post-40970.html )  学習院大学(東京都豊島区)文学部教育学科3年生を中心としたプログラミング教育研究サークルが、2月23日に小学生を対象にしたワークショップを開催した。同サークルは小学校のプログラミング教育に対応するため、指導方法などの勉強会やプログラミング技能向上のための演習などを行っている。 ( https://www.u-presscenter.jp/2018/12/post-40700.html )  明星大学(東京都日野市)情報学部は、同一法人である明星小学校(東京都府中市)の高学年を対象とした「放課後プログラミング講座(play programming!!!)」を、昨年10月18日から今年1月31日まで、全10回にわたって開講した。 ( https://www.u-presscenter.jp/2019/01/post-40751.html ) ( https://www.u-presscenter.jp/2019/01/post-40757.html )  神奈川大学は昨年11月11日に横浜キャンパス(横浜市神奈川区)において、第6回「宇宙エレベーターロボット競技会全国大会」を開催。これは、レゴブロックで製作した宇宙エレベーターロボットをプログラミングし、地上5メートルに設置した宇宙ステーションと地上との間でピンポン玉を運ぶ競技で、小中高生らが交流をしながら、STEM教育(Science,Technology,Engineering and Mathematics)、プログラミング教育の成果を発表しあえる大会となっている。 ( https://www.u-presscenter.jp/2018/11/post-40357.html )  同大会において、湘南工科大学附属高等学校(神奈川県藤沢市)電気部(技術コース)のチーム「SIT秋桜」が中高生初級部門で準優勝。また、中高生中級部門で「SIT Switch」が第4位となった。 ( https://www.u-presscenter.jp/2018/12/post-40585.html )  立命館守山高等学校(滋賀県守山市)2年生は今年3月3日から12日にかけてフィンランドに滞在。官民協力で実験的な取り組みを行っているオウル応用科学大学のゲームラボで、日本の高校生としては初めてICTワークショップに参加する予定。また、それに先立つ1月26日と2月2日に、中高生向けプログラミング教育サービス事業を手がけるライフイズテック株式会社と連携し、研修参加者を対象にゲーム制作プログラミングの基礎を学ぶ事前授業を行った。 ( https://www.u-presscenter.jp/2019/01/post-40854.html )  追手門学院(大阪市中央区)では、全学を挙げてロボットプログラミング教育に取り組んでいる。追手門学院大手前中・高等学校(大阪市中央区)は、60以上の国と地域から約2万4000チームの小中高生が参加するロボットコンテスト、WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)世界大会に5年連続で出場。昨年は中学と高校の両チームが5位に入賞した。また、9~16歳を対象とした世界最大規模のロボコンFLL(ファースト・レゴ・リーグ)の昨春の世界大会では、中高生9人のチームが総合優勝を果たしている。今年の2月12・13日には、追手門学院小学校(大阪市中央区)において、追手門学院大手前中・高等学校の福田哲也教頭の指導の下、5年生向けにロボットプログラミングの授業を行った。 ( https://www.u-presscenter.jp/2017/07/post-37774.html )※関連リリース  大阪工業大学(大阪市旭区)情報科学部は、小学3年生以上を対象としたプログラミング教室を開催している。これは、同学部コンピュータ科学科の情報メディア工学・教育工学研究室(指導教員:中西通雄教授)とプログラミング教育技術研究プロジェクトの学生が中心となって年間を通して実施しているもので、入門講座の位置づけとなる。また、ロボティクス&デザイン工学部では昨年12月に「中高生のためのロボットワークショップ」を、日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門と高槻高等学校との共催で実施した。 ( https://www.u-presscenter.jp/2019/02/post-40922.html )  大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市)は四條畷市教育委員会と、初等中等教育におけるプログラミング教育推進について協定を締結した。両者は平成24(2012)年に包括連携協定を結び、さまざまな取り組みを行ってきたが、今後はさらに、小中学校のプログラミング教育に関する連携を進めていく。 ( https://www.u-presscenter.jp/2018/12/post-40672.html )  同協定締結後の昨年12月22・23日には「GPリーグヤマハ発動機プログラミングコロシアム大阪府大会」を開催。寝屋川市教育委員会、四條畷市教育委員会、大阪市教育委員会、大阪府教育委員会が後援となった(四條畷市教育委員会のほか、寝屋川市教育委員会、大阪市教育委員会とはプログラミング教育推進についての協定を締結)。この大会は小学校3~6年生を対象としたプログラミング競技会で、大阪府内から参加を希望した児童が集まり、同大の学生も運営をサポートした。 ( https://www.u-presscenter.jp/2018/11/post-40578.html )  関西大学(大阪府吹田市)は昨年12月9日に「まちFUNまつりin関西大学2018」を開催。これは地域と大学をつなぐイベントで、各種スポーツ体験をはじめ、科学実験や忍者体験、子ども店長といったユニークな企画が人気を博している。4回目となった昨年の開催では、スターバックスコーヒーのペーパードリップ体験、プログラミング体験などの企画が初めて登場した。 ( https://www.u-presscenter.jp/2018/12/post-40601.html )  徳島文理大学人間生活学部(徳島県徳島市)児童学科の学生らが、昨年11月17日、徳島文理小学校3・4年生を対象としたプログラミング教室を開催した。当日は保護者を含む50名近くの参加があり、ゲーム作成やロボットの制御、小型電子回路のプログラミング体験などを行なった。 ( https://www.u-presscenter.jp/2019/02/post-40929.html ) 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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