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大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
クラーク記念国際高等学校は、2018年5月より秋葉原ITキャンパス(東京都千代田区、キャンパス長:土屋正義)で、人型ロボット「NAO」(以下 NAO)を使用したプログラミング授業を開始しました。授業の実施にあたっては、株式会社アウトソージングテクノロジー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:茂手木 雅樹、以下 アウトソーシングテクノロジー)に協力を依頼。同社はこれまでに、公立小学校で初めての人型ロボットのプログラミング授業を実施するなどして注目を集めています。
本授業は、秋葉原ITキャンパスのAI・ロボット専攻、ゲーム・プログラミング専攻に所属する生徒を対象にした選択授業の1つとして開講されており、週1日2時間の授業が設定されています。年間を通して履修する内容は、NAOを使った会話や動作つきの案内、センサーの活用、HTML、JavaScriptを用いたディスプレイ連動、データ取得・記憶など。また、ロボット単体ではできないことや、AI開発に必要なプログラミング言語であるpythonにも触れることができます。
情報技術革新が進み、人口知能(AI)時代に突入している現代、社会のニーズは大きく変わりつつあります。これまでの20世紀型の教育(成長社会で情報を素早く処理し、正解を求める教育)から、21世紀型の教育(成熟社会で情報を組み合わせ、納得解を見つける教育)への変化が求められており、文部科学省は学校教育法第30条第2項の「学力の三要素」を再定義。社会で自立して活動していくために必要な力という観点から(1)基礎的な知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力等の能力、(3)主体性・多様性・協働性 を重要な学力として養成することが求められています。本校では、この(2)(3)を、「6つの力(思考力・判断力・表現力・主体性・多様性・協働性)」として定義し、これまでもアクティブラーニングやICTなどを活用した6つの力の育成に取り組んできました。
本授業は、プログラミング技術の習得に加え、本校が定める6つの力の育成も目指して行われます。アプリ開発では、インプットからアウトプットの過程で思考力・判断力・表現力を育て、アプリの運用を通して、他者とコミュニケーションすること、主体性・多様性・協働性を学びます。また、これらの実践的な学びを通し、高校生ならではの柔軟な発想を活かした社会へのアイディアが生まれることが期待されています。
■公開授業について
『社会で役立つロボットアプリ開発』と題した公開授業を実施いたします。店舗での接客や受付対応など、実社会でのロボット利用を想定したアプリ開発を課題とし、授業の最後には、各自制作したアプリの発表を想定しています。取材・見学希望の方は事前にアウトソージングテクノロジーにお申し込みください。
【日 時】2018年10月1日(月)13:45〜15:35
【場 所】クラーク記念国際高等学校 秋葉原ITキャンパス
【対 象】在校生、報道関係者、教育関係者、その他
【予 約】要
【参加費】無料
【内 容】『社会で役立つロボットアプリ開発』
・ロボット対話アプリの開発スキルを向上させよう
・ランダム発話/条件分岐/イベント検知などのロジカルな思考に触れよう
・アプリのユースケースを考え、利用者視点の機能要件を考察しよう
【取材受付先】
株式会社アウトソーシングテクノロジー
ロボティクス事業課 高瀬
TEL:03-3273-3700
※本授業は、ソフトバンクロボティクス株式会社が開発した自立型人型ロボット「NAO」を活用し、アウトソーシングテクノロジーが独自に授業を設計、本校に提案するものです。
■関連サイト
アウトソーシングテクノロジー ロボティクスWEBサイト
https://www.ostechnology.co.jp/robotics/
■このプレスリリース・本校についての問い合わせ
クラーク記念国際高等学校 広報部
TEL:03-3203-3600
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/