成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地 2頭の母娘パンダが野生化訓練を開始 ~母娘での野生化プログラムは初めて~

成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地

野生動物の研究、保護、飼育、および保護のための教育を目的としたNPO成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(所在地:中華人民共和国四川成都)は、パンダの母娘2頭が、四川省成都市郊外の都江堰にあるパンダバレー(パンダ渓谷)に放されたことを発表しました。2頭のパンダは、世界的に有名なバスケットボール界のスーパースター姚明(ヤオ・ミン)氏が2012年1月に発表した野生化訓練プログラムの開始時に放された6頭のパンダとともに過ごします。なお、姚明(ヤオ・ミン)氏が設立したヤオミン基金(The Yao Ming Foundation)は本プログラムの公式の共催団体となっています。 パンダを野生に戻すプログラムでは、入念な計画に従って段階的に管理された環境にパンダを放します。これにより、人間への依存を減らし、次第に新しい環境に順応し、野生パンダ本来の生活に戻るという最終目標に近づいていきます。成都パンダ基地の副ディレクターを務めるフェイ・リソン(Fei LiSong)氏は「世界では341頭のパンダが飼育されていますが、野生のパンダは生息地がますます深刻な状況に直面しています。小さな集団で野生に放すことで、遺伝的多様性を促すことが重要です」と述べています。 パンダの母娘が野生化プログラムに参加したのは、今回が初めてです。成都パンダ基地の専門家でパンダの野生化プロジェクトの責任者を務めるチ・ドンウ(Qi Dunwu)博士によると、今回の試みにより、パンダが野生の生息地に順応するためには何が必要かをさらに理解できるようになると言います。子パンダは母パンダから生存に必要な技術の多くを学ぶため、子パンダの生存スキルを高めるためには、母パンダとの関係が非常に重要です。母パンダのチ・ゼン(Qi Zhen)は13歳で体重は106キロです。2006年から2011年の間に8頭の赤ちゃんパンダを無事に生み、どの子も元気です。娘パンダのゼン・ゼン(Zhen Zhen)は、2011年8月4日に生まれ、現在は40キロです。母と娘は、健康と遺伝的背景、また適応能力と社会性の高さから今回の野生化プログラムに参加することになりました。 式典には香港の歌手で女優でもあるカレン・モク氏が、名誉成都パンバサダー(パンダ大使)として式典に参加したほか、国連開発計画の中国事務所長代理パトリック・ハバーマン(Patrick Haverman)氏、ワイルドエイドチャイナの代表メイ・メイ(May Mei)氏が参加しました。また現在3週間にわたり成都で行われている成都パンバサダーを選出するプログラムのファイナリスト16名も参加しました。 同プログラムではパンダの野生化訓練とその準備活動に従事したほか、今年の野生化プログラムのテーマである「野生へ(Into the Wild)」に基づいて山地に5日間滞在し、パンダの自然界の生息地を観察したり、野生に戻すための最適な方法を学んだりしました。 ■2012年成都パンバサダー (パンダ大使)プログラムについて 2012年成都パンバサダープログラムは成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(成都パンダ基地)が主催し、ワイルドエイドとヤオミン基金が共催するプログラムで、世界中のパンダ愛好家に1年間パンダ大使(パンバサダー)となるチャンスを提供します。パンバサダーに選ばれた3名には2万米ドルの賞金と共に、2013年に実施する「世界パンダ保護ツアー」に参加し、世界11か国で飼育されているパンダを訪問し、各地において絶滅危惧種に対する認知度向上に関わる活動を行う機会が与えられます。 詳細についてはwww.facebook.com/ChengduPambassadorをご覧ください。 ■成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(成都パンダ基地)について 成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は1987年に設立されました。設立当初は6頭のジャイアントパンダが自然界から保護され、完全に体力が回復するまでリハビリを受けました。現在では、世界で最大のパンダ飼育施設として108頭の健康なパンダを飼育しています。 ※写真をご希望の際はお問い合わせください。 取材申込、お問合わせ先:オグルヴィ・パブリック・リレーションズ 担当:田中/ 築比地 TEL:03-5793-2334 / 03-5793-2367 E-mail:chengdu.pr.tokyo@ogilvy.com

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