「外国人観光客を倍増させる施策を提案せよ!」 -- 追手門学院大学の新入生たちが宇治市の課題に挑む

追手門学院大学

追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:川原俊明)は、国際教養学部国際日本学科の「キャリアデザイン論」(担当教員:豊島眞介教授、齊藤一誠教授)では、宇治市(京都府)が抱える観光行政上の課題をテーマに、自治体の課題に取り組むプロジェクト型学習を実施している。講師には同市の市民環境部長・松田敏幸氏らを招請。学生らは外国人観光客を倍増させる施策を検討し、7月2日(月)の授業で発表する。  1年生対象の「キャリアデザイン論」は、チームの中での役割を果たす過程で自らの強みや課題をつかむことを狙いとした授業。今年度、国際日本学科では追手門学院大学と観光振興を基盤に教育、人材育成などを目的とした連携協定を締結している宇治市と連携して実施。自治体が抱える課題に協働作業で向き合うことで、学生が主体的に将来を設計し行動していくキャリアデザインにつながる機会としている。 ◆プロジェクトがスタート―宇治市の観光振興担当者が講演―  5月21日の授業では、受講する新入生約180人を前に、松田氏が「宇治市を知る―特色、現状、課題と目標」と題して講演。平等院や宇治茶といった観光資源を挙げた上で、市の人口18.9万人に対して観光客が550万人に上るとの現状を説明した。京都府を代表する観光都市である反面、「大型バスを多数受け入れる場所がない」「小規模都市なので観光客の滞在が短時間になる」といった問題点も解説。また、外国人観光客が市内で使う金額の調査結果として「5000円以上」と答えた人が17%に対し、「全く使わなかった」が40%に上った事実も明らかにした。宿泊者収容規模が600人程度と少ないことから、日帰り型の外国人観光客誘致の施策に取り組んでいることなど、課題や目標も話した。  これらを踏まえ、学生には、「宇治市への外国人観光客を倍増させる施策を提案せよ!」という課題が与えられた。 ◆今後の活動に注目―現地調査などを経て施策を発表―  新入生は約6人ずつのチームに分かれ、調査やデータ収集などのグループワークを行い、外国人観光客を市内に呼び込むアイデアを検討。さまざまなデータを基に新鮮な視点で課題をあぶり出し、どんな提案を行うか議論を重ね、施策をまとめる。  6月11日(月)には中間プレゼンテーションとして課題の進捗状況を報告。7月2日(月)の授業でグループごとに発表し、市の職員らが「現場に持ち帰りたいと思う提案」を決定する。 【日 時】7月2日(月)3限(13:20~14:50) 【場 所】3号館:3202教室、3204教室、4号館:4203教室、4402教室 【講 師】松田敏幸・宇治市市民環境部長ほか 【対 象】「キャリアデザイン論」(国際日本学科)を履修する1年生180人 【内 容】グループ発表、講評 ▼本件に関する問い合わせ先 追手門学院 広報課 足立・竹内 住所:〒567-0008 大阪府茨木市西安威2-1-15 TEL:072-641-9590 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

その他のリリース

話題のリリース

機能と特徴

お知らせ