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野生動物の研究、保護、飼育そして保護のための教育を目的としたNPO成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(所在地:中華人民共和国四川成都)は、2012年に本基地をルーツに持つ赤ちゃんパンダが8頭誕生したことを正式に発表しました。8頭目のうち7頭は本基地で、残りの1頭は日本の和歌山県にあるアドベンチャーワールドで誕生しました。赤ちゃんパンダは、今週初めに受けた健康診断により全頭とも健康状態が良好であることが確認され、この度、成都にいる7頭そろって初めての写真撮影が行われました。
成都にいる7頭は、オレオ、シャオ・チャオ、ス・イ、ユアン・ルン、ミャオ・ミャオ、双子のチェン・シュアンとチェン・ドゥイと名付けられ、和歌山にいる1頭は優浜(ユウヒン)と名付けられています。8頭のうち、ロンドン・オリンピックの開会初日(2012年7月28日)に誕生した生後3カ月のオレオが最年長です。誕生時は162グラムでしたが、現在は5,978グラムあります。
パンダの発達にとって幼少期は極めて重要な時期であり、赤ちゃんパンダは栄養と保護を得るために母パンダの近くで過ごす必要があります。今年誕生した赤ちゃんパンダたちは、母パンダと1年半から2年を一緒に過ごしたのち、自然の生息地に戻るという長期的な目標に向けてのトレーニングプログラムに徐々に取り組んでいきます。
現在、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地では、2012年成都パンバサダー (パンダ大使)プログラムの最終選考が行われています。世界各国から選ばれたファイナリスト16名は、今後約2週間にわたりパンダ保護について学びながら、成都パンバサダーを目指して競い合います。
成都パンバサダーに選ばれる3名は、11月17日に発表される予定です。パンバサダーは2013年に世界各国を訪問し、地域コミュニティにパンダ保護を訴える活動を行います。
■2012年成都パンバサダー (パンダ大使)プログラムについて
2012年成都パンバサダープログラムは成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(成都パンダ基地)が主催し、ワイルドエイドとヤオミン基金が共催するプログラムで、世界中のパンダ愛好家に1年間パンダ大使(パンバサダー)となるチャンスを提供します。パンバサダーに選ばれた3名には2万米ドルの賞金と共に、2013年に実施する「世界パンダ保護ツアー」に参加し、世界11か国で飼育されているパンダを訪問し、各地において絶滅危惧種に対する認知度向上に関わる活動を行う機会が与えられます。
詳細についてはwww.facebook.com/ChengduPambassadorをご覧ください。
■成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(成都パンダ基地)について
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は1987年に設立されました。設立当初は6頭のジャイアントパンダが自然界から保護され、完全に体力が回復するまでリハビリを受けました。現在では、世界で最大のパンダ飼育施設として108頭の健康なパンダを飼育しています。
取材申込、お問合わせ先:オグルヴィ・パブリック・リレーションズ
担当:田中/ 築比地
TEL:03-5793-2334 / 03-5793-2367
E-mail:chengdu.pr.tokyo@ogilvy.com