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関東学院大学(本部:横浜市金沢区 学長:規矩大義)では、「防災・減災・復興学研究所」を12月1日(金)に新たに発足します。
大規模な自然災害が頻発するわが国では、巨大地震、津波、噴火、豪雨などに起因する大規模災害に対して、国民の生命や財産を守ることは喫緊の社会的課題です。災害対策は、ハードとソフトの施策を有機的に組合せた対策が必要なものの、相互補完的な効果を定量的に評価する仕組みは、必ずしも十分に機能していません。減災を論じるには、より精緻で、現実的な災害予測が確立されていなければ真の減災とは言えません。さらに、復興に際しては、工学的アプローチに偏重することなく「人」「社会」の未来と希望を醸成する施策こそが必要とされています。
関東学院大学では、これまで自然科学や工学の領域において取り組んできた「防災」のアプローチに加え、「人」や「社会」の希望に目を向け、人文科学・社会科学領域のアプローチを融合させた、新しい「防災・減災・復興学」の構築と提唱をめざし、「防災・減災・復興学研究所」の発足を決定しました。本研究所では、新しい学際分野の研究拠点としての発信力を高め、近隣の地方自治体の「防災・減災・復興」施策に対して提言していく方針です。また、提携する海外の大学と連携して「防災・減災・復興学」の世界展開もめざします。
なお、本研究所の取り組みは、文部科学省の「平成29年度私立大学研究ブランディング事業」※に採択された事業です。
◯研究所名称
関東学院大学 防災・減災・復興学研究所
◯研究代表
規矩大義 理工学部教授、学長(地盤工学、地盤防災工学)
◯研究所発起者(学内研究者)
細田聡 社会学部教授(認知心理学、産業心理学)
千錫烈 社会学部准教授(図書館情報学)
出石稔 法学部教授(地方自治論、政策法務論)
水井潔 理工学部教授(情報通信工学、高度交通システム)
元木誠 理工学部教授(知能情報学、ソフトコンピューティング)
前田直樹 理工学部教授(地球科学)
北原武嗣 理工学部教授(耐震工学、構造動力学)
中藤誠ニ 理工学部教授(耐風・風工学)
若松加寿江 理工学部教授(都市防災工学)
松田和憲 理工学部教授(実践神学)
永長知孝 理工学部准教授(無線通信システム、高度交通システム)
福谷陽 理工学部准教授(海岸工学、防災水工学)
東畑郁生 理工学部客員教授(地盤工学、地盤動力学)
渡部洋 建築・環境学部准教授(建築構造、鉄筋コンクリート構造)
神戸渡 建築・環境学部専任講師(建築構造、木質構造)
立山徳子 人間共生学部教授(都市社会学、家族社会学)
吉田望 総合研究推進機構教授(地震防災工学)
(研究の進展に応じて、本研究所の人員を充実させていきます)
※ 「私立大学研究ブランディング事業」とは、学長のリーダーシップの下、大学の特色ある研究を基軸として、全学的な独自色を大きく打ち出す取り組みを行う私立大学・私立短期大学に対し、経常費・設備費・施設費を一体として重点的に支援する文部科学省の事業です。今年度は全国の188校が申請し、計60校が選定されています。なお、神奈川県に本部を置く大学で、今年度事業が採択されたのは関東学院大学のみです。
▼本件に関する問い合わせ先
関東学院大学 広報課
鈴木敦
住所:横浜市金沢区六浦東1-50-1
TEL:045-786-7049
メール:kouhou@kanto-gakuin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/