日経リサーチとABEJAの業務提携について

株式会社日経リサーチ

株式会社日経リサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三宅誠一)は26日、AI関連ベンチャーの株式会社ABEJA(アベジャ、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO兼CTO:岡田陽介)と業務提携することで合意しました。両社で共同開発体制を構築し、マーケティングをはじめ顧客との接点に関する調査事業の領域において、ディープラーニング(深層学習)などAI技術を活用した新たなソリューションサービスの創出に取り組みます。

日経リサーチは日本経済新聞社グループの総合調査会社として顧客満足度調査や店舗観察調査、ミステリーコールといった顧客接点を対象とした調査のほか、消費者による店舗評価リポートや首都圏・関西の商圏分析などマーケティング戦略に役立つ幅広い調査の実績を重ね、独自のノウハウを培ってきました。

ABEJAは、AIの中でもディープラーニング技術に強みをもち、様々な大量データの取得・蓄積・学習・解析・出力・フィードバックのためにソフト動作環境をクラウド経由で提供するPaaS基盤「ABEJA Platform」の研究開発を行ってきました。また、「ABEJA Platform」をベースに、小売・流通に特化したSaaS型サービス「ABEJA Platform for Retail」を、国内の420店舗以上(2017年9月末時点)に導入頂き、店舗運営の改善に資するソリューションを提供しております。

両社は、これらの知見をいかし、今後はカメラによる画像認識データやマイク収録音声のテキストデータ化など、従来の調査とは異なるアプローチで自動取得したビッグデータをABEJAのAI技術を応用して分析・可視化することで、両社のクライアントに対しより迅速な経営判断を可能にするサービスを提供していきます。

新サービスの開発に向けて、ABEJAの小売・流通向けサービス「ABEJA Platform for Retail」を通じて、日経リサーチが蓄積した調査データをABEJAのクライアントに提供するほか、金融や小売・流通業界等、顧客接点の現場で収集した各種ビッグデータを基に、連携してディープラーニングのモデルを構築。ダッシュボード等による「見える化」など、クラウド経由で業務ソフトを利用する新たなSaaS型サービスの開発を進めます。また、日本国外においても、ABEJAが今春シンガポールに設立した現地法人と、今秋開設する日経リサーチのタイ現地法人が連携し、アジア地域で営業活動を広げていく予定です。


【日経リサーチについて】
日経リサーチは1970年に創業し、事業法人向けに顧客満足度調査(CS)や従業員調査(ES)、ブランド調査、市場調査など経営やマーケティングに関わる調査を国内外で幅広く展開しています。また、日本経済新聞社グループの調査会社として実施する世論調査や企業調査の結果は日本経済新聞などの媒体に多く掲載されています。
https://www.nikkei-r.co.jp/

【ABEJAについて】
「イノベーションで世界を変える」を理念に掲げ、2012年に設立したABEJAは、AIの中核技術であるディープラーニングを活用して多様な業界、シーンにおけるビジネスの効率化・自動化を促進するベンチャー企業です。小売り・流通向けに開発した「ABEJA Platform for Retail」は国内約420店舗への導入実績があります。
https://service.abeja.asia/
https://www.abeja.asia/business/

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社日経リサーチ
〒101-0047 東京都千代田区内神田2-2-1
TEL:03-5296-5113 (9:00~17:30 ※土日祝を除く)
FAX:03-5296-5110 
弊社HPお問い合わせフォーム
https://www.nikkei-r.co.jp/contact_nkr/

日経リサーチは企業活動や消費行動に関するあらゆるニーズに詳細な実用情報でお応えする日本経済新聞社グループの総合調査会社です。使命は公正な立場に立った、社会的価値の高い情報サービスの提供、日経各紙・各メディアに掲載される内閣支持率や社会動向に関する世論調査、ミクロからマクロまで広範囲にわたる経済情報、企業・産業界や消費者の動向など多様な情報を扱っています。また、海外でのマーケティングリサーチに力を入れており、これまで40年以上にわたり実施した海外調査プロジェクトは、世界65カ国・地域に上ります。

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