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近畿大学アンチエイジングセンター(大阪府東大阪市)は、平成29年(2017年)7月8日(土)、東大阪キャンパスで「市民公開講座」を開催する。
【公開講座の内容】
(1)「高齢期に後悔しない選択をするためには」
・講師:近畿大学総合社会学部 准教授 塩崎 麻里子
高齢期に、老いや病と向き合う中で、幸せな人生の締めくくりを実現するためには、何が大切なのかお話しします。
(2)「アンチエイジングで快聴生活の秘策とは?」
・講師:近畿大学総合社会学部 教授 前田 節雄
加齢による難聴がどのように人間関係に影響を与えるのか。また、難聴がどのようにして発症し、どのように予防すればいいのかをお話しします。
【近畿大学アンチエイジングセンターについて】
平成19年(2007年)2月に設立された近畿大学アンチエイジングセンターでは、国民の健康を守り健康寿命を延ばし、生き生きとした社会を創るため、学術的研究のみならず、市民公開講座、スポーツ教室の他、講演会や研究会を通じて市民の健康増進に貢献している。
【本件の概要】
■講座名称:
第20回市民公開講座「超高齢社会をいきいき生きる―メンタル支援とエンジニアリング支援―」
■日 時: 平成29年(2017年)7月8日(土)13:00~15:20(受付開始12:30)
■場 所:
近畿大学東大阪キャンパス 2号館1階実学ホール
(東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対 象: 一般の方(定員先着300人)
■受講料: 無料
■主 催: 近畿大学アンチエイジングセンター
■後 援: 東大阪市薬剤師会連合会
■申込方法:
住所、氏名、人数を明記のうえ、メールまたはFAXで下記へご送付ください
■お問合せ:
近畿大学アンチエイジングセンター
TEL: 06-4307-3097
FAX: 06-6729-3577
E-mail: antiaging@itp.kindai.ac.jp
【講演1】
■タイトル: 高齢期に後悔しない選択をするためには
■講 師: 近畿大学総合社会学部 准教授 塩崎 麻里子
■時 間: 13:00~14:00
■講演内容:
私たちは、人生の中で進学や就職、結婚など重要な意思決定を何度も経験します。そして、その選択に満足することもあれば、後悔し、やり直したいと感じることもあります。それは高齢期も同じです。しかも、高齢期の意思決定は、やり直しができないものも多く、自分らしい人生の締めくくりを達成する上でも、悩ましいものです。自分や家族の人生の最終段階の医療の選択はその代表的なものでしょう。
高齢期に、老いや病と向き合う中で、幸せな人生の締めくくりを実現するためには、何が大切なのでしょうか。本講演では、心理学において培われてきた「選択と後悔」の知見を踏まえ、がんや認知症という日本人にとって身近な病における選択の事例を取り上げてお話しします。
■現在の研究テーマ: 医療心理学・臨床社会心理学・家族心理学
【講演2】
■タイトル: アンチエイジングで快聴生活の秘策とは?
■講 師: 近畿大学総合社会学部 教授 前田 節雄
■時 間: 14:20~15:20
■講演内容:
私たちには、高齢化により生じる難聴、すなわち、老人性難聴が生じることが知られてきています。加齢による難聴が進むことにより、コミュニケーションが困難になり、人間関係などにも影響が及ぶことが指摘されてきております。
この講演では、なぜ、難聴によりコミュニケーションが困難になるのかの理由を理解していただきながら、難聴がどのようにして発症するのか、また、その難聴をいかに予防するかの方法についてお話しします。また、難聴になった場合には、補聴器などの支援装置の使用も考えられていますが、補聴器の装用を嫌がる方々も多く見受けられます。そのような方々の使用によるストレスを回避するための機器や、難聴者に役に立つと思われます支援アプリなどの話をし、快聴機器展示コーナーで体感して頂く予定です。
■主な著書:
『手腕振動障害―その疫学・病態から予防まで―』労働科学研究所出版部(共著)、『振動と振動病防治』科学出版社・北京(分担執筆)
■現在の研究テーマ:
工学・医学および心理学の立場から労働衛生分野の人間の健康、快適性、および作業能率への振動の人体影響に関する研究を行っています。
▼本件に関する問い合わせ先
近畿大学 総務部広報室
TEL: 06-4307-3007
FAX: 06-6727-5288
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/