ヒョウ柄の模様を持つクラゲ「ヒョウガライトヒキクラゲ」を世界初展示! -- 北里大学

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北里大学海洋生命科学部の学生が運営しているミニ水族館「北里アクアリウムラボ」(神奈川県相模原市)、新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)、鶴岡市立加茂水族館(山形県鶴岡市)において、6月1日(木)より、傘にヒョウ柄の模様を持つクラゲ「ヒョウガライトヒキクラゲ(Acromitus maculosus)」の世界初展示を3館同時に開始する。  ヒョウガライトヒキクラゲは、1914年に発見されたが、その生活史や生態は全く知られていなかった。2013年に広島大学の大塚攻教授(※1)、東海大学の西川淳教授(※2)により約100年ぶりにフィリピン西部で再発見された。  北里大学海洋生命科学部の三宅裕志准教授らは、その後3年かけてようやく2016年に本種を再び採集することができ、現地で受精卵を得て、初めて繁殖させることに成功した。  成体の傘の模様は、小さなポイントでのヒョウ柄、大きなポイントでのヒョウ柄などさまざま。生まれたばかりの頃はヒョウ柄は出ていないが、成長するにつれてヒョウ柄が発現するようだ。今回展示される生体は傘径が3cm程度で、ヒョウ柄が出始めた個体になる。  ヒョウガライトヒキクラゲが展示されるのは世界初で、水族館で見ることができるのは、世界で上記3館のみとなる。  北里大学海洋生命科学部では、本種の生活史や環境適応について研究している。さらには、イトヒキクラゲ属のクラゲ類の共通した特徴を詳細に明らかにし、食用にもなるイトヒキクラゲ属の持続的な食用利用や保全に関わる研究をしている。 【共同研究】 (※1) 「フィリピンにおけるクラゲ類の分類・生態に関する研究、特に生活史と共生生物群集について」代表研究者:大塚 攻(広島大学大学院生物圏科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター) (※2)「東南アジアで大量発生するクラゲ類の集団遺伝学と生活史戦略」文部科学省科学研究費 課題番号 26304030 (研究代表者:東海大学海洋学部 西川 淳) 〔ホームページ〕 北里アクアリウムラボ https://www.kitasato-u.ac.jp/mb/Aquarium/ 新江ノ島水族館 http://www.enosui.com/ 鶴岡市立加茂水族館 http://kamo-kurage.jp/ ▼本件に関する問い合わせ先  北里大学海洋生命科学部  環境生物学講座水圏生態学研究室  准教授 三宅裕志  〒252-0373神奈川県相模原市南区北里1-15-1  TEL: 042-778-7905 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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