神田外語大学に新施設8号館(通称「KUIS8」)が完成 -- 英語教育における自立学習支援機能とIT技術とが融合した学習施設として、最先端といえる教育環境のあり方を提供する

神田外語大学

神田外語大学(千葉県千葉市/学長 酒井邦弥)は、千葉市美浜区の同大キャンパス内に新施設8号館(通称「KUIS8(クイス エイト)」)を新設する。建物内はニューヨークの過去と未来とを繋ぐ空中庭園といわれる「ハイライン」をメインシンボルとし、古いものを大切にしながら新しい用途を模索するという、創造性に溢れた新しい教育環境が誕生する。今回、竣工式を4月5日(水)に控え、4月4日(火)11:30よりメディア向け内覧会を行う。  神田外語大学は、2001年6月に「SALC」※1(Self-Access Learning Center)を同大キャンパス内に設置。2003年には「英語の自立学習支援の新システム」として、文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(GP)」に採択されている。これは「教わる」のではなく、「自ら学ぶ人」を育てる、自立学習の「成功拠点」として、他大学との大学間連携により、日本国内の10大学へ、学習施設、環境、教員、教材、教授法、シラバス等をパッケージ化し、教育ソリューションという形で提供してきた。  現代社会における高等教育機関の役割の1つとして、国際通用性の強化に取り組むためには、課題克服のための連携する能力、協働する力を備えた人材の育成は必須である。  こうした中、このたび神田外語大学が新設する「KUIS8」の目的の1つは、同大が目指す語学学習や異文化理解教育を通して、自らの課題を発見し、解決していくことのできる自立学習者の育成。第2の目的は、ICTを積極的に活用した学習環境の構築である。全学共通無線LAN環境の整備に加え、新教室では学生全員が所有するiPadから各面のプロジェクタにワイヤレスで接続できるシステムを導入し、学生の主体性を引き出す柔軟な学習環境を実現した。  第3の目的は、データ活用による学生の学習支援・促進である。新校舎を中心にして学内に学生の移動・滞在情報を収集するシステムを導入し、同大が有する多様な情報と組み合わせて分析し、学生にフィードバックすることで、学生が主体的かつ効果的に学び続けることができる環境を提供する計画である。  新設される同施設内には、語学教育専門の教員であるラーニングアドバイザー及び、 ※2 ELI(English Language Institute)教員が常駐し、学生の語学学習サイクル(問題意識→課題発見→学習計画→探究→課題解決→自己評価→自己省察)を個別でサポートする。学生たちは、常駐するラーニングアドバイザーやELI教員から、個別英会話や英作文のアドバイス、ディスカッション、プレゼンテーション指導などのきめ細かい指導を受けることが可能。同大は、学生が教員から「教わる」という従来の教育から、学生自らが学習した内容を振り返りながら自分自身を評価し、目標達成に向けて自ら学ぶ力をつける教育を目指す。  また、同大は「生涯にわたり学び続ける力」として「ラーナーオートノミー(自立学習推進能力)」に着目し、語学学習を通じた自立学習者の育成・支援に関する「環境」「人材」「理念」をテーマとした研究を積み重ねている。本研究テーマについて三位一体でアプローチすることで、研究ブランドを再構築し、同分野の更なる発展と経済・社会の発展に寄与する高度な語学力を備えた自立学習者の育成に貢献する。  さらに、大学アプリと連携して、各エリアに適した情報を配信、施設の活用Tipsや効果的な学習法など、学生への「学び」のアドバイスを発信していく。  新施設8号館とIT技術の融合によって実現可能なこととしては以下が挙げられる。 (1) iPad(全学生が所有) x 8号館 ・iPadが最大限に生きる教室  8号館の教室(15教室)は、3面ホワイトボード&各面プロジェクタを設置。  AirPlayをつかってiPadからプロジェクタへワイヤレス接続可能。学生のiPadからどの面にも画面を映写できる。  例えば、ディベート(討論)型授業。左右のホワイトボードに資料を映写しながらのプレゼンテーション。中央には、オンラインでのリアルタイム投票結果や教員のコメントを映写。または、ジグソー法による授業。各面のホワイトボードでグループディスカッション。資料を作成してiPadで映写。教室内を自由に移動してグループ間ディスカッションなど多様な活用法を検証する。 (2) 自立学習にもiPad  8号館では、無線LANを通じた他チャンネル音声配信が可能。専用アプリを使うことで、iPadで好きな言語チャンネルの音声を聴きながら学習できる。 (3) 先端技術(AR、VR) x 8号館 ・新しい技術をつねに試せる実験教室  AR、VR(※3)の活用を念頭に、学生が動き回れる空間に。  インフィルの導入により、柔軟なレイアウトが可能。トークセッション、展示会、アイディアソンなど。  3面ホワイトボードに、5台のプロジェクタ。  オープンエリアと連結することで、大きな広い学びスペースとして活用することも可能。 (4) データ x 8号館 ・8号館を中心に全学に※4ビーコンを設置。  学内の多彩な学習環境がどのように使われているのか、ビーコンを通じて蓄積されたデータは、大学が有するさまざまなデータと組み合わせることで多面的に分析される。  分析されたデータは、学生や教職員にフィードバックされることで、授業や自律学習に効果的に反映される。  大学アプリと連携して、優れた学習成果を出している先輩や仲間の「学び方」を共有することができる。  学生個人の学習履歴を帳票(カルテ)のかたちでフィードバック出来るまでに研究する予定で、新施設を中心に収集されたデータは、同大の言語メディア教育研究センターThe Language, Media and Learning Research Center(LMLRC)( http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/labo/lmlr/ )とIR推進室を中心に分析され、学生の学習促進・支援に活用される計画。 ※1 SALC(Self-Access Learning Center)http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/facilities/bldg6/salc/ ※2 ELI(English Language Institute)http://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/facilities/bldg6/eli/ ※3 AR、VR ・AR(Augmented Reality) 拡張現実  AR(オーグメンテッドリアリティ)は、現実の世界の一部に仮想世界を反映させる技術のこと。 ・VR(Virtual Reality)  仮想現実  VR(バーチャルリアリティ)は、仮想世界に現実の人間の動きを反映させて、現実ではないが現実のように感じさせる技術のこと。 ※4 ビーコン…Bluetoothという信号の発信機であり、位置と情報を伴った伝達手段。信号を数秒に一回、半径数十メートル範囲に発信する。  同大で開催されるメディア内覧会については以下の通り。 ◆神田外語大学・新施設8号館メディア内覧会 概要 【日 時】 4月4日(火) 11:30~14:00 (受付11:00~) 【場 所】 神田外語大学 8号館(千葉市美浜区若葉1-3-1)  JR京葉線「海浜幕張駅」より徒歩約15分、バス約5分  JR総武線「幕張駅」より徒歩約20分 【内 容】 ●1部11:30~12:30 新施設内覧会  12:30~13:00 記者会見 【会見予定者】 ・(学)佐野学園 神田外語グループ 理事長: 佐野元泰 ・神田外語大学 学長: 酒井邦弥 ・神田外語大学 ELIディレクター: フィリップ・マーフィー ・神田外語大学 SALCディレクター: ジョアン・マイナード ・神田外語大学 係長: 茂又 佑子 ●2部12:30~14:00 アジアン食堂「食神」にて懇談会 <参考> ・神田外語大学8号館  https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/worldgate/special/newschoolhouse/point.html ・大学間連携「英語教育ソリューション」  http://www.kandagaigo.ac.jp/aci/ <報道機関の皆様へ>  4月4日(火)の内覧会後には記者会見も予定しております。ご出席予定の際は、お手数ですが添付PDFの内覧会申込書に必要事項をご記入の上、メールまたはFAXにてご連絡ください。 ※文部科学省、千葉県政記者クラブ、千葉市政記者会、千葉民放記者クラブ、PRwireにも配信されています。 ▼本件に関する報道関係の方の問い合わせ先  学校法人佐野学園 学園広報部 担当: 関根勇人  TEL: 03-3258-5837 (平日 9:00~17:30)   FAX: 03-5298-4123  E-mail: media@kandagaigo.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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