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近畿大学（大阪府東大阪市）と吉本興業株式会社（大阪府大阪市）は包括提携協定を締結し、大阪らしい「おもろい」研究や教育、情報発信を展開し、日本のみならず世界にさまざまな価値を創出することをめざす。
【本件のポイント】
●近畿大学が32年の歳月をかけて世界で初めて完全養殖に成功した「近大マグロ」の歴史、研究過程を、ドキュメンタリー、ドラマ、アニメ等でコンテンツ化し、世界へ発信
●大阪が誇る文化「笑い」の医学的効能を検証し、共同でストレスマネジメントを開発
●吉本興業の「笑い」と近畿大学の「実学」で教育・研究を展開し、社会に役立つ人材を育成
【本件の概要】
「笑い」を中心としたエンタテインメントによる社会貢献や、「誰もが、いつでも笑顔や笑い声をもてる社会」の実現をめざす吉本興業と、「実学教育」を建学の精神に掲げる近畿大学。大阪で生まれた両者が、互いの理念に共感し、大阪らしい「おもろい」価値を創出するために、包括連携協定を締結する。
連携事業は以下の3点から始め、継続してさまざまな事業に共同で取り組む。
（１） 近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功した「近大マグロ」を題材としたドキュメンタリー、ドラマ、アニメ等を共同制作し、動画配信プラットフォーム「NETFLIX」などで世界に日本の研究力を発信する。
（２） 近畿大学医学部と吉本興業が共同で、大阪が誇る文化「笑い」のメンタル面での医学的効能を検証し、新たなストレスマネジメント方法の開発をめざす。
（３） 吉本興業が豊富なノウハウを持つ、「プロデュース」、「コンテンツ制作」、「コミュニケーション」の分野において、「笑い」を軸とした教育・研究を行う。また、就職活動をサポートする講義も開催する。
【包括連携事業内容について】
■「近大マグロ」のドキュメンタリー、ドラマの共同制作・発信
近畿大学が32年の歳月をかけて世界で初めて完全養殖に成功した「近大マグロ」の歴史、研究過程などを、ドキュメンタリーやドラマ、アニメ等でコンテンツ化し、動画配信プラットフォーム「NETFLIX」などで世界へ発信する。
制作には、近畿大学の在学生も参画し、教育的効果の創出もめざす。
■「笑い」のストレスマネジメント開発
ストレスは我々の日常生活に広く蔓延している。ストレスを上手く対処できないことで、生活の質の低下や疾病を引き起こす危険性が指摘されている。そのため、有用なストレスマネジメント方法の開発が必要不可欠である。
大阪が誇る「笑い」の文化を用いて、新たなストレスマネジメント方法の開発、確立をめざす。
■「笑い」を軸とした教育・研究事業
以下、3つの取り組みを中心に、継続してさまざまな事業を展開する。
（１） 講義運営
近畿大学「文芸学部」「総合社会学部」「経営学部」にて、吉本興業の社員による講義を実施。動画制作などのクリエイティブ教育、なんばグランド花月などを活用したマーケティング教育等を行う。
（２） 就活サポート
「すべらん話の創り方講座」と題し、近大生が「鉄板ネタ」を持って就職活動の面接に臨める講座を開設する。講師は芸人やNSCの指導者が務める。
（３） 地方創生
吉本興業が展開している「エリアプロジェクト」に近畿大学が参画し、それぞれの地域に教員、学生が参加。笑いと研究成果を届けるプロジェクトを共同で展開し、地方創生に貢献する。
【エリアプロジェクトについて】
吉本興業が行う地方創生を目的とした地域活性化プロジェクト。47組の「住みます」芸人が47都道府県に実際に住み、各地域で採用された「エリア社員」と共に地域を盛り上げる「あなたの街に“住みます”プロジェクト」や地域に根差した「よしもとふるさと劇団」などを運営しています。また、平成24年（2012年）には常設物産展「よしもと47ご当地市場」を難波グランド花月に開設し、日本各地の産品を話題性あふれる情報発信基地として発信しています。
【近畿大学概要】
■所 在 地： 大阪府東大阪市小若江3丁目4番1号
■学 長： 塩崎 均（しおざき ひとし）
■設 立： 大正14年（1925年）
■教職員数： 9,908人
■学 生 数： 52,386人（学園全体）
【近畿大学医学部概要】
■所 在 地： 大阪府大阪狭山市大野東377-2
■代 表 者： 医学部長 伊木 雅之（いき まさゆき）
■設 立： 昭和49年（1974年）
【吉本興業株式会社概要】
■所 在 地： 大阪府大阪市中央区難波千日前11番6号
■代 表 者： 代表取締役社長 大崎 洋（おおさき ひろし）
■事業内容： 映像ソフトの企画、制作および販売、劇場運営、イベント事業、広告事業、不動産事業、ショウビジネス、その他商業施設の開発、運営
■設 立： 明治45年（1912年）
■社 員 数： 644人、所属タレント約6,000人
▼本件に関する問い合わせ先
近畿大学 広報部
TEL： 06-4307-3007
FAX： 06-6727-5288
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/
