パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ボリショイ劇場ほか、世界の有名歌劇場で大喝采を浴びてきた、巨匠振付家モーリス・ベジャールの傑作
公益財団法人日本舞台芸術振興会は10月14日(金)~16日(日)の3日間、モーリス・ベジャール演出・振付、東京バレエ団「ザ・カブキ」を新国立劇場・中劇場にて上演いたします。本公演は、さる4月30日に死去したバレエ団創立者、佐々木忠次の追悼公演として上演いたしますが、このたび、10月13日(木)にその〈メモリアル・ガラ〉として追加公演が決定いたしました。追加公演の発売は9月17日(土)10時から、9月16日(金)21時からNBS WEBチケットでの先行発売もございます。
■■“忠臣蔵”をバレエに!2人の天才が生み出した傑作■■
「ザ・カブキ」は30年前、20世紀最大のフランス人巨匠振付家、モーリス・ベジャールが、国際的な作曲家の黛敏郎と、1964年の創立以来754回の海外公演の実績を誇る東京バレエ団とのコラボレーションによって生み出した傑作バレエです。
日本文化をこよなく愛するベジャールは歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」をもとに、現代の青年が“忠臣蔵”の時代にタイムスリップし、サムライ“由良之助”となって主君の仇討を果たすまでを描くバレエを創案。音楽は、オペラ「金閣寺」を聴いて、ベジャールが世界的作曲家の黛敏郎を指名。二度と現れないであろう2人の天才による傑作舞台が生まれました。
■■世界15か国27都市で187回上演、世界の一流オペラハウスで40万人を魅了■■
日本が世界に誇る伝統芸能と精神文化が、西欧のバレエという手法を用いて絶妙に表現された「ザ・カブキ」は、1986年の衝撃的な初演以来、世界15か国27都市で187回上演。バレエの殿堂パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ボリショイ劇場やマリインスキー劇場など有名歌劇場を次々制覇し、絶賛を浴びてきました。2012年にはパリ・オペラ座での1週間の公演が即日完売、連日ブラヴォーの嵐でした。
■■初演から30年を迎える 東京バレエ団伝家の宝刀■■
現在と過去を駆け抜けながら、バレエの強靭なテクニックで舞台上をところ狭しと躍動する、由良之助と武士たち。摺り足で楚々と歩くかと思うと、内掛けをガウンのようにさばいて華麗に舞う、顔世御前や腰元たち。彼らの凛とした生きざまが、やがて魂の美へと収斂していくクライマックス。「ザ・カブキ」は、外国人はもとより、私たち日本人をも何度も驚かせ感動させてきました。
1986年の初演から今年で30年。主演の“由良之助”の魂が東京バレエ団の中で代々受け継がれてきました。今回の公演で由良之助を演じるのは、6年前20歳で抜擢されて以来、パリ・オペラ座はじめ数々の劇場で“討ち入り”を率いて、本作の支柱を担う存在へと成長した柄本弾。また、長く海外で活躍した後、昨年プリンシパルとして入団し、たちまち頭角を現した秋元康臣がこのたび第7代目“由良之助”として登場いたします。顔世御前は、NHK Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」への出演も話題になった上野水香、たおやかな魅力を持つ渡辺理恵、古風な美貌と現代的でシャープな雰囲気の両極の魅力を備えた奈良春夏が日替わりで演じます。
和の魂を持つバレエ「ザ・カブキ」を、ぜひご堪能ください!
―「忠臣蔵」という四十七人の浪人の物語は、日本のみにとどまらず、全人類にとっての一大傑作と呼べるものである。―モーリス・ベジャール
◆関連動画
4分で分かる「ザ・カブキ」
https://youtu.be/CXkYGQfb4io
◆公演概要◆
日時・出演者:
10月14日(金)7:00p.m. 由良之助:柄本 弾、顔世御前:上野水香 ほか
10月15日(土)2:00p.m. 由良之助:秋元康臣、顔世御前:渡辺理恵 ほか
10月16日(日)2:00p.m. 由良之助:柄本 弾、顔世御前:奈良春夏 ほか
会場:新国立劇場 中劇場(京王新線新宿駅より1駅、「初台」駅中央口直結)
※音楽は特別録音による音源を使用します。
入場料(税込):
S=\10,000 A=\8,000 B=\6,000
ペア割引券[S,A,B]2枚で1000円割引。
親子ペア券[S,A,B]お子様(小学生~高校生)が半額 ※NBS(電話、WEBチケット)のみで発売。お席は選べません。
学生券 \3,000 ※NBS WEBチケットのみで発売。10~25歳までの学生が対象。公演当日、学生証を携行ください。
※記載の出演者と演目は2016年4月21日現在の予定です。出演者の都合、怪我、病気等で変更になる場合がございますのでご了承の上、チケットをお求めください。
【追加公演】〈メモリアル・ガラ〉
日時・出演者:
10月13日(木) 6:30p.m.よりトークショー「『ザ・カブキ』と佐々木忠次」
出演者:二代目 花柳壽應氏、夏山周久(東京バレエ団 特別団員)、藤堂 真子氏(東京バレエ団 特別団員) 司会:田口道子(オペラ演出家、翻訳家)
7:00p.m.開演 由良之助:柄本 弾、顔世御前:上野水香 定九郎:飯田宗孝(東京バレエ団団長=特別出演)ほか
会場:新国立劇場 中劇場
■■前売開始日:9月17日(土)10:00a.m.より■■
※9月16(金)21:00からNBS WEBチケットで特別先行予約(座席選択)を承ります(学生券を除く)。クラブ・アッサンブレ会員の方はCAT会員IDでご利用ください。
入場料(税込):¥10,000(学生席以外の全席共通)
◆学生券(ササキ・シート)¥500 (定員限定100名)
※NBS WEBチケットのみで9/17(土)10:00a.m.から発売。10歳から25歳までの学生が対象。事前にNBS WEBチケットの学生会員登録が必要です。(登録料無料)。公演当日、学生証を携行ください。
チケットのお申込み・お問い合わせ:
NBS WEBチケット
http://www.nbs.or.jp/
NBSチケットセンター TEL:03-3791-8888(平日10:00-18:00、土曜10:00-13:00)