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大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
バングラディッシュ出身の父を持つ白鵬女子高等学校(横浜市鶴見区)国際コース2年の矢島アミナさん(16)は、日本とバングラディッシュの架け橋になるため、日々勉学に励んでいる。日本で学んでいる自分だからこそできることがあると考え、日本の大学で国際協力を学び「自分が学んだことをかたちにしていきたい」と強い思いを抱いている。将来はバングラディッシュに移住したいと考えており、バングラディッシュに学校を作るのが夢だと話している。
矢島アミナさんの高校入学時からの夢は、まだ、すべての子どもに教育が行き届いていないバングラディッシュに学校を作ること。将来はバングラディッシュ移住したいと考えている。
アミナさんはバングラディッシュ出身の父と日本人の母に育てられ、物心がついたときからイスラム教の教えである「平和」や「共生」を、自分自身の生活の中で実践。弱い立場の人に寄り添い、多様な価値観を理解しようと努めてきた。「アミナ」という名前は、イスラム教の「信頼」「誠実」という意味を示し、自分自身の生き方としてそうありたいと思っている。
高校では、国際コースの特徴である英語重視のカリキュラムで得意の語学を磨きながら、日本文化の理解やグローバル化する世界を研究するグローバルスタディーズを取り入れた同校独自の科目「国際教養」の授業を楽しみながら学んでいる。
昨年11月にイスラム過激派のグループによるフランスの爆破テロが起きた際には、アミナさんは仲良くしていた隣のクラスのフランス人留学生から、事件当時コンサート会場に出かけていた友人が数人死傷したと聞いた。その後、留学生と共に「国際教養」の授業で、異文化を理解し共生するためにはどのようにしたらよいのかという授業を受けた。亡くなった友人達を思い泣きじゃくる留学生を目の前に、本来のイスラム教は平和的なものだという講義を受けながら、無力感にとらわれたという。
そして今年7月に、バングラディッシュで日本人7人が犠牲となったダッカ襲撃事件が起きた。アミナさんは「大好きなバングラディッシュで、日本人が殺害されたことにショックを受けた」と話す。それでも、バングラディッシュに移住したいという夢は変わらず、日本で学んでいる自分だからこそできることがあると考え、日本とバングラディッシュの架け橋になるため、日々の授業を大切にしている。
世界では悲しい事件が後を絶たないが、アミナさんは希望を持って歩んでいこうと決意。日本の大学で国際協力を学びたいと考えており、「いつか、自分が学んだことをかたちにしていきたい」と強い思いを抱いて高校生活を送っている。
●国際コースについて
http://www.hakuhojoshi-h.ed.jp/curriculum/international/
▼本件に関する問い合わせ先
白鵬女子高等学校
〒230-0074 神奈川県横浜市鶴見区北寺尾四丁目10番13号
TEL: 045-581-6721
http://www.hakuhojoshi-h.ed.jp/
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/