循環型社会の実現を目指す 資源循環する特注家具サービス『CIRCULAR FURNITURE』、みずほリース新オフィスに導入し、トライアル開始
| <本リリースのポイント> |
|
三井デザインテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:村元祐介)は、みずほリース株式会社(本社:東京都港区「虎ノ門アルセアタワー」、代表取締役社長:中村昭)の新オフィスにおいてコンサルティング・デザイン・一部施工を担当し、28-29階の特注家具を対象に、家具のサーキュラーデザインを実現するサービス『CIRCULAR FURNITURE』をトライアルとして提供開始しました。『CIRCULAR FURNITURE』は、特注家具のCO₂換算した削減量(CFP※1算出)と資源循環を見える化(DPP※2実装)するサービスです。特注家具を対象とした本サービスの導入は、オフィス空間において日本初の事例となります。
当社はインテリアにおけるサーキュラーデザインおよび新たな資源循環のあり方の提案を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
(右下)コミュナルテーブル
※1 CFP(Carbon Footprint of Products):製品のライフサイクル全体において排出される温室効果ガスの総量を、CO₂換算(CO₂-eq)で数値化したもの
※2 DPP(Digital Product Passport):製品に関する様々な情報(環境負荷、素材、再利用・リサイクルの方法など)をデジタル形式で一元的に管理・共有する仕組み
| 『CIRCULAR FURNITURE』対象の主な家具 |
製品情報へのアクセスには、空間デザインを損なわないリサイクル材のQRプレートを採用しました。利用者はスマートフォンでQRコードを読み取るだけで、DPPに登録された製品情報をその場で確認できます。
|
|
ビバレッジカウンター(28階) CFP削減量 47.33%/リサイクル可能率 100% 汚れが付着しやすいごみ箱の扉にはメラミン化粧板を、それ以外の箇所には木製材料を使用するなど、適材適所の設計とメンテナンス方法をDPPで公開しています。 |
|
|
ラウンドブース(28階) CFP削減量 31.67%/リサイクル可能率 100% 食事やミーティングに使用するための円卓です。座面には、極細繊維構造で汚れが浸透しにくい環境配慮型素材を採用し、美しい風合いを長く保つ機能性と価値を両立しています。 |
|
|
MORI GETHERING CIRCLE(29階) CFP削減量 17.98%(ベンチ造作部分)/リサイクル可能率 100% 植物に囲まれた円形上のミーティング什器。ベンチの側面には亜麻仁油を主原料とする家具用のリノリウムを採用し、植物に囲まれた和やかな空間を演出しています。 |
|
|
コミュナルテーブル(28階) CFP削減量 15.52%/リサイクル可能率 100% カフェの中央に位置する「相席」前提のコミュナルテーブル。有機的な形状のウォルナット天板が交差し、様々な角度から視線が交わることで、食卓を共有する社員同士のコミュニケーションを誘発します。天板の端部にはウォルナットの無垢材を使用し、手が触れた時の使い心地にも配慮しています。 |
| 「CIRCULAR FURNITURE」導入のポイント |
①サーキュラーデザイン設計
突板、集成材、リノリウム、リサイクルポリエステル素材など、
環境負荷の低い材料を活用して家具を設計します。
②環境負荷の見える化(CFP算出)
従来家具と比較したCO₂排出量の削減率を、
ISOに準拠した方法でアイテムごとに算出し、可視化します。
③プロダクトパスポート化(DPP実装)
家具の使用方法、デザインのポイント、CFP削減量、リサイクル可能率(100%など)といった
製品情報を、DPPとしてデジタルで一元管理。家具に付与されたQRコードから、
いつでも確認できます。これらの工程は、複数の専門パートナーとの連携により実現しています。
| 「CIRCULAR FURNITURE」導入の背景と狙い |
みずほリース様が掲げた新オフィスのコンセプトは、社員一人一人の能動的なアクションの誘発を意味する「Action! It’s my turn!」。インテリアデザインにおいてもその考え方を体現するため、テラコッタオレンジをテーマカラーに、自然素材や手仕事の温かみを感じるマテリアルを採用しています。手の触れる箇所にも積極的に天然素材を使用していることから、DPPでは特注家具の環境負荷や組成をデジタルで「見える化」することに加え、素材特性とともに「メンテナンス方法」も掲載し、愛着を持って「長く使う」思想をユーザーに啓蒙しています。
また、ABWを導入している本オフィスでは、多様なアクティビティを実現する特注家具の機能をユーザーに伝えるため、家具の使用方法も記載しています。
みずほリース様の環境貢献への姿勢を社員や来訪者に伝え、ブランド価値や体験価値の向上、社員のエンゲージメント向上につなげることも期待しています。導入後も利用者の反応や効果を検証していきます。
| 今後の展望 |
※3 LCA:ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment)の略で、製品やサービスの原料調達から製造、輸送、使用、廃棄に至るまで、すべての段階で環境に与える影響を評価する手法
◆CIRCULAR FURNITUREとは
「CIRCULAR FURNITURE」は、設計・製造から使用後の回収・再資源化まで、特注家具のライフサイクル全体にわたる資源循環を支援する業界初のサービスです。「サーキュラーデザイン設計」「CFP算出」「DPP実装」「トレーサビリティ」の各工程を、複数の専門パートナーとの連携により一つにつなぐことで、これまで個別に行われてきた循環の取り組みをライフサイクル全体で統合します。これにより、「製造・使用・廃棄」と一方通行だった家具づくりを「環状」へと転換し、設計から再資源化までを通じた家具の循環利用を実現します。
サービスの詳細は、2025年12月3日付プレスリリースをご覧ください。
https://www.mitsui-designtec.co.jp/wpctrl/wp-content/uploads/pressrelease_mdt_20251203.pdf
◆三井デザインテック株式会社とは
三井デザインテックは、オフィス・ホテル・商業施設・医療施設等の内装企画・デザイン・設計・施工等のスペースデザイン事業と、マンションや戸建住宅のリフォーム・インテリアコーディネート・商品販売、マンション共用部改修まで、住まいに関わる多彩なライフスタイル事業を展開。多様化・ボーダレス化する暮らしや働き方のニーズに対し、住宅・オフィス・ホテルなどさまざまな領域をクロスオーバーした空間づくりで培った「デザイン力」を基軸に、お客様に「心地よい、満足できる空間」を提供しております。最新情報はオフィシャルサイトをご覧ください。
https://www.mitsui-designtec.co.jp/
◆三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
・「グループ長期経営方針」 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
・「& EARTH for Nature」 https://www.mitsuifudosan.co.jp/business/development/earth/for-nature/
また、2025年4月に、街づくりにおける環境との共生宣言「&EARTH for Nature」を策定し、「環境」を自然と人・地域が一体となったものと捉え、豊かな「環境」を広げ、未来の世代へつなぐ街づくりを推進しています。 本宣言における重点課題として、「緑を守り育む」「水の魅力を生かす」「生態系を豊かにする」「地域の想いをつなぐ」「自然資源を循環させる」の5つを定めています。本リリースの取り組みは、「&EARTH for Nature」における重点課題の1つに貢献しています。
